みんかぶニュース 市況・概況
14時の日経平均は342円安の3万7785円、ファストリが50.29円押し下げ
配信日時:2025/05/15 14:01
配信元:MINKABU
15日14時現在の日経平均株価は前日比342.46円(-0.90%)安の3万7785.67円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は595、値下がりは983、変わらずは51と、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回っている。
日経平均マイナス寄与度は50.29円の押し下げでファストリ <9983>がトップ。以下、リクルート <6098>が24.45円、ソニーG <6758>が22.29円、東エレク <8035>が16.96円、トヨタ <7203>が16.3円と続いている。
プラス寄与度トップはファナック <6954>で、日経平均を6.65円押し上げている。次いで京成 <9009>が6.34円、太陽誘電 <6976>が5.70円、セコム <9735>が3.92円、アサヒ <2502>が3.84円と続く。
業種別では33業種中10業種が値上がり。1位は海運で、以下、繊維、陸運、小売と続く。値下がり上位には輸送用機器、その他製品、保険が並んでいる。
※14時0分4秒時点
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みんかぶニュース 市況・概況
【投資部門別売買動向】海外勢が6週連続で買い越す一方、個人は5週連続で売り越す (5月第2週)
●海外勢が6週連続で買い越す一方、個人は5週連続で売り越す
東証が15日に発表した5月第2週(7日~9日)の投資部門別売買動向(現物)によると、米英の関税交渉成立が好感され、日経平均株価が前週末比672円高の3万7503円と4週連続で上昇したこの週は、海外投資家が6週連続で買い越した。買越額は3570億円と前週の3946億円から縮小した。海外投資家は先物の投資部門別売買動向では日経225先物、TOPIX先物、ミニ日経225先物、ミニTOPIX先物、日経225マイクロの合計で2週ぶりに買い越した。買越額は2280億円だった。前週は1728億円の売り越し。現物と先物の合算では4週連続で買い越し、買越額は5850億円と前週の2217億円から拡大した。自社株買いが中心とみられる事業法人は6週連続で買い越し、買越額は1565億円と前週の1057億円から増加した。
一方、個人投資家は5週連続で売り越し、売越額は3576億円と前週の1673億円から大幅に増加した。年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行は3週連続で売り越し、売越額は2680億円と前週の2299億円から増加した。
日経平均が4週続伸する中、海外投資家が6週連続で買い越す一方、個人投資家は5週連続で売り越した。
■投資部門別売買代金差額 (5月7日~9日)
東証・名証2市場の内国普通株式市場の合計[総合証券ベース(全49社)]
※単位:億円(億円未満切り捨て) ▲は売り越し
海外投資家 信託銀行 個人合計 [ 現金 信用 ] 日経平均 ( 前週比 )
5月 ―――
第2週 3,570 ▲2,680 ▲3,576 [ ▲3,250 ▲325 ] 37,503円 ( +672 円)
第1週 3,946 ▲2,299 ▲1,673 [ ▲2,241 568 ] 36,830円 ( +1124 円)
4月 ―――
第4週 2,881 ▲1,085 ▲3,549 [ ▲3,293 ▲255 ] 35,705円 ( +975 円)
第3週 1,503 919 ▲2,305 [ ▲2,166 ▲139 ] 34,730円 ( +1144 円)
第2週 1,582 1,730 ▲1,177 [ 987 ▲2,164 ] 33,585円 ( -195 円)
第1週 6,011 ▲1,941 7,209 [ 5,226 1,982 ] 33,780円 ( -3339 円)
3月 ―――
第4週 ▲8,416 ▲7,917 4,782 [ 3,069 1,713 ] 37,120円 ( -556 円)
第3週 2,611 ▲755 ▲4,729 [ ▲5,565 836 ] 37,677円 ( +623 円)
第2週 ▲8,085 555 ▲1,309 [ ▲1,002 ▲306 ] 37,053円 ( +165 円)
第1週 ▲1,015 3,342 ▲4,319 [ ▲3,600 ▲718 ] 36,887円 ( -268 円)
2月 ―――
第4週 ▲6,071 ▲393 5,181 [ 2,222 2,959 ] 37,155円 ( -1621 円)
第3週 ▲1,632 ▲339 1,751 [ 417 1,333 ] 38,776円 ( -372 円)
第2週 964 ▲680 ▲1,001 [ ▲1,541 540 ] 39,149円 ( +362 円)
第1週 ▲2,657 637 4,892 [ 2,394 2,497 ] 38,787円 ( -785 円)
1月 ―――
第4週 ▲3,133 ▲940 1,424 [ ▲909 2,333 ] 39,572円 ( -359 円)
第3週 3,911 ▲309 ▲4,586 [ ▲2,975 ▲1,611 ] 39,931円 ( +1480 円)
第2週 ▲46 ▲1,300 4,513 [ 2,356 2,157 ] 38,451円 ( -738 円)
第1週 3,435 ▲5,318 7,277 [ 4,135 3,142 ] 39,190円 ( -704 円)
※「信託銀行」は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など年金基金の売買動向を映すとされる部門。「個人・現金」は個人投資家による現物取引の売買動向、「個人・信用」は個人投資家による信用取引の売買動向。
※日銀が金融緩和策の一環として実施しているETF(上場投資信託)の買い入れは、ETFを組成する証券会社の自己売買部門を通じて買い入れているとみられる。
株探ニュース
2025/05/15 20:00
みんかぶニュース 市況・概況
本日の【株主優待】情報 (15日 発表分)
5月15日に、株主優待制度について発表した銘柄を取り上げた。
■新設 ――――――――――――――
インフォネット <4444> [東証G] 決算月【3月】 5/15発表
毎年9月末と3月末時点で300株以上を保有する株主を対象に、QUOカード6500円分を年2回贈呈する。
ピアラ <7044> [東証S] 決算月【12月】 5/15発表
毎年6月末と12月末時点で1000株以上を保有する株主を対象に、デジタルギフト1万8000円分を年2回贈呈する。
Smile Holdings <7084> [東証G] 決算月【3月】 5/15発表
毎年9月末と3月末時点で300株以上を6ヵ月以上継続保有する株主を対象に、デジタルギフト7500円分を年2回贈呈する。なお、初回の25年9月末基準日に限り、保有期間にかかわらず300株以上を保有する株主すべてを対象とする。
DAIKO XTECH <8023> [東証S] 決算月【3月】 5/15発表
毎年9月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、QUOカード(保有期間3年未満で1000円分、3年以上で2000円分)を贈呈する。
■拡充/変更 ―――――――――――
クラダシ <5884> [東証G] 決算月【6月】 5/15発表
優待品を「Kuradashi Gift」→「Kuradashi クーポン」に変更。100株以上を保有する株主に保有株数に応じて4000~1万2000円分を贈呈する。
ブシロード <7803> [東証G] 決算月【6月】 5/15発表
ブシロードグループ主催の有料イベントへの招待(抽選、基準日は6月末と12月末の年2回)を追加。
ジェリービーンズグループ <3070> [東証G] 決算月【1月】 5/15発表
現行の株主優待ポイント配布に加え、無料プレゼント制度を導入(再開)。毎年7月末と1月末時点で200株以上を保有する株主に、対象商品から保有株数に応じて1~5点贈呈する。
アミファ <7800> [東証S] 決算月【9月】 5/15発表(場中)
優待品を電子化。QUOカード→QUOカードPayに変更する。
GSIクレオス <8101> [東証P] 決算月【3月】 5/15発表(場中)
継続保有期間「1年以上」の要件を追加。26年9月末から適用。
■詳細決定 ――――――――――――
リビングプラットフォーム <7091> [東証G] 決算月【3月】 5/15発表
上場5周年記念株主優待の詳細決定。25年5月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、5000円分のデジタルギフトを贈呈する。
■廃止 ――――――――――――――
オイシックス・ラ・大地 <3182> [東証P] 決算月【3月】 5/15発表
24年9月末を最後に株主優待制度を廃止する。
ゴルフダイジェスト・オンライン <3319> [東証P] 決算月【12月】 5/15発表
MBOの成立を条件に、24年12月末を最後に株主優待制度を廃止する。
ラックランド <9612> [東証P] 決算月【12月】 5/15発表
25年8月末を最後に株主優待制度を廃止する。
やまや <9994> [東証S] 決算月【3月】 5/15発表
25年3月末を最後に株主優待制度を廃止する。
株探ニュース
2025/05/15 19:50
みんかぶニュース 市況・概況
本日の【自社株買い】銘柄 (15日大引け後 発表分)
○大気社 <1979> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の4.45%にあたる290万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から12月31日まで。
○DM三井製糖 <2109> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の3.7%にあたる120万株(金額で44億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から5月28日まで。取得した自社株は6月2日付で全て消却する。
○オイシックス <3182> [東証P]
発行済み株式数の0.18%にあたる6万8092株の自社株を消却する。消却予定日は5月31日。
○ワコールHD <3591> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の11.23%にあたる580万株(金額で285億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から26年3月24日まで。また、発行済み株式数の5.4%にあたる300万株の自社株を消却する。消却予定日は5月23日。
○日産化 <4021> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の1.84%にあたる250万株(金額で90億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から26年3月31日まで。
○カーリット <4275> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の5.4%にあたる130万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から11月28日まで。取得した自社株は12月26日付で全て消却する。
○アミューズ <4301> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の2.9%にあたる50万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から5月30日まで。
○PBシステム <4447> [東証G]
発行済み株式数(自社株を除く)の3.29%にあたる20万株(金額で1億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から8月31日まで。
○住友ゴ <5110> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の0.08%にあたる20万株(金額で4億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から6月15日まで。
○Mipox <5381> [東証S]
発行済み株式数(自社株を除く)の0.35%にあたる50万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から7月31日まで。
○愛知鋼 <5482> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の16.2%にあたる310万株(金額で262億5700万円)を上限に、5月16日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
○京都FG <5844> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の1.72%にあたる500万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から12月30日まで。
○三洋工 <5958> [東証S]
発行済み株式数(自社株を除く)の5.08%にあたる16万株(金額で5億7600万円)を上限に、5月16日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
○アマダ <6113> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の5.6%にあたる1800万株(金額で200億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月1日から26年3月31日まで。取得した自社株は26年3月31日付で全て消却する。
○ミクロン <6159> [東証S]
発行済み株式数(自社株を除く)の2.30%にあたる11万株(金額で1億7237万円)を上限に、5月16日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
○日本郵政 <6178> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の8.4%にあたる2500万株(金額で2500億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月1日から26年3月31日まで。
○ヤマシン―F <6240> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の3.0%にあたる213万0100株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から7月25日まで。発行済株式総数の1.5%に相当する数を超える自己株式の全株を8月29日付で消却する。
○コンバム <6265> [東証S]
発行済み株式数(自社株を除く)の3.21%にあたる5万株(金額で1億0090万円)を上限に、5月16日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
○油研工 <6393> [東証S]
発行済み株式数(自社株を除く)の3.30%にあたる12万5000株(金額で2億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から10月31日まで。
○IDEC <6652> [東証P]
発行済み株式数の5.56%にあたる185万株の自社株を消却する。消却予定日は5月23日。
○電気興 <6706> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の7.02%にあたる65万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から26年3月31日まで。
○フクダ電 <6960> [東証S]
発行済み株式数(自社株を除く)の6.9%にあたる200万株(金額で124億4000万円)を上限に、5月16日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
○日精機 <7287> [東証S]
発行済み株式数(自社株を除く)の3.48%にあたる200万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から26年3月31日まで。
○カクヤスG <7686> [東証S]
発行済み株式数(自社株を除く)の0.21%にあたる6万株(金額で4000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から8月29日まで。
○国際計測 <7722> [東証S]
発行済み株式数(自社株を除く)の0.6%にあたる8万株(金額で4440万円)を上限に、5月16日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
○朝日インテク <7747> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の3.2%にあたる880万株(金額で150億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から10月31日まで。取得した自社株は11月28日付で全て消却する。
○イメージM <7793> [東証G]
発行済み株式数(自社株を除く)の1.7%にあたる4万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月19日から11月30日まで。
○フラベッドH <7840> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の3.4%にあたる118万4800株(金額で14億9995万6800円)を上限に、5月16日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
○クレセゾン <8253> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の6.7%にあたる1000万株(金額で200億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から12月31日まで。
○三菱UFJ <8306> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の1.52%にあたる1億7500万株(金額で2500億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から7月31日まで。
○みずほFG <8411> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の1.6%にあたる4000万株(金額で1000億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から8月31日まで。取得した自社株は9月22日付で全て消却する。
○日証金 <8511> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の2.0%にあたる170万株(金額で28億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から26年3月31日まで。
○日産証券G <8705> [東証S]
発行済み株式数(自社株を除く)の1.82%にあたる100万株(金額で1億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から7月31日まで。
○王将フード <9936> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の7.96%にあたる450万株(金額で155億2500万円)を上限に、5月16日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。また、発行済み株数の7.16%にあたる500万株を5月30日付で消却する。
[2025年5月15日]
株探ニュース
2025/05/15 19:20
みんかぶニュース 市況・概況
本日の【株式分割】銘柄 (15日大引け後 発表分)
●クリアル <2998> [東証G]
9月30日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施。最低投資金額は現在の5分の1に低下する。
●愛知鋼 <5482> [東証P]
6月30日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施。最低投資金額は現在の4分の1に低下する。
●日本SB <5530> [名証M]
6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
[2025年5月15日]
株探ニュース
2025/05/15 18:50
みんかぶニュース 市況・概況
本日の【CB発行】銘柄 (15日大引け後 発表分)
〇ハリマビステム <9780> [東証S]
10億0450万円の新株予約権付社債(転換社債=CB)を発行する。転換価格は696円で、全額をYB-1投資事業組合に割り当てる。
[2025年5月15日]
株探ニュース
2025/05/15 18:30
みんかぶニュース 市況・概況
【↓】日経平均 大引け| 続落、NYダウ軟調や円高で利益確定売り優勢 (5月15日)
日経平均株価
始値 37,832.36
高値 37,876.84
安値 37,633.36
大引け 37,755.51(前日比 -372.62 、 -0.98 )
売買高 20億2594万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆7778億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、NYダウ軟調受け利食い優勢
2.為替市場の円高も嫌気され、スピード警戒感を助長
3.先物主導で大幅安、3万8000円割れも後半下げ渋る
4.半導体関連利食われ、円高で自動車株への売り続く
5.個別株は決算発表絡みで明暗、全体の3分の2が下落
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比89ドル安と続落した。主要な米経済指標の発表を控える中、景気敏感株を中心に利益確定売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は続落。ここ急速に上値を追ってきた反動で利益確定の動きが強まり、3万8000円台を再び下回った。ただ、売り一巡後は下げ渋る動きもみせている。
15日の東京市場は、朝方から先物主導でリスク回避の相場展開を強いられた。前日の米国株市場ではハイテク株中心に買いが入りナスダック総合株価指数は6日続伸と気を吐いたものの、NYダウは続落するなど上昇一服感が出てきた。東京市場でも日経平均が4月下旬以降に急ピッチの戻りをみせていただけに、目先はスピード警戒感から利食い急ぎの動きが顕在化した。外国為替市場でドル安・円高に振れたことも市場センチメントを冷やした。前日に買われた半導体関連が利食われたほか、自動車株への売りが止まず全体指数を押し下げた。個別には企業決算発表がピークを迎えるなか、好決算銘柄と決算内容が芳しくない銘柄とで明暗を分ける形となっている。プライム市場の値下がり銘柄は全体の約3分の2を占めた。なお、売買代金は減少傾向で5兆円を下回った。
個別では、断トツの売買代金をこなしたディスコ<6146>が反落、フジクラ<5803>、ソニーグループ<6758>、レーザーテック<6920>なども値を下げた。アシックス<7936>が急落、トヨタ自動車<7203>が安く、任天堂<7974>も軟調。楽天グループ<4755>も下値を探る展開に。GENOVA<9341>が値下がり率トップに売り込まれたほか、GMOインターネット<4784>、シンクロ・フード<3963>、イー・ギャランティ<8771>なども大幅安。三菱製紙<3864>も大きく水準を切り下げた。
半面、三菱重工業<7011>が買い優勢だったほか、川崎重工業<7012>も頑強。サンリオ<8136>がしっかり、商船三井<9104>など海運株も買われた。SMC<6273>が上値を追い、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>の上げ足も目立った。UTグループ<2146>は商いを伴い値上がり率トップに買われ、マネジメントソリューションズ<7033>も急騰。共同印刷<7914>、ブイ・テクノロジー<7717>が値を飛ばし、武蔵精密工業<7220>も物色人気を集めた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は太陽誘電 <6976>、イオン <8267>、ニデック <6594>、京成 <9009>、セコム <9735>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約19円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、リクルート <6098>、アドテスト <6857>、TDK <6762>、ソニーG <6758>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約147円。
東証33業種のうち上昇は9業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)繊維製品、(3)陸運業、(4)食料品、(5)小売業。一方、下落率の上位5業種は(1)医薬品、(2)電気機器、(3)その他金融業、(4)非鉄金属、(5)サービス業。
■個別材料株
△UT <2146> [東証P]
今3月期営業45%増益予想で大幅増配と自社株買いなど。
△MIC <300A> [東証S]
今期は最高益・増配を計画。
△トラスト <3347> [東証S]
VTHD <7593> によるTOB価格410円にサヤ寄せ。
△トヨコー <341A> [東証G]
今期経常は2.1倍増で2期連続最高益更新へ。
△FFRI <3692> [東証G]
前期営業益は上振れ着地で今期予想は12%増。
△児玉化 <4222> [東証S]
今期最終黒字200億円計画のサプライズ。
△ナイル <5618> [東証G]
株主優待制度の新設と単月黒字化記念特別株主優待実施を好感。
△精工技研 <6834> [東証S]
25年3月期営業益2.7倍。
△MSOL <7033> [東証P]
上限3.7%の自己株取得枠設定と1-3月期業績の堅調な進捗を好感。
△Retty <7356> [東証G]
第2四半期営業は1900万円の黒字に浮上。
▼ヌーラボ <5033> [東証G]
今期経常は53%減益へ。
▼GENOVA <9341> [東証P]
26年3月期も営業減益へ。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)UT <2146>、(2)MSOL <7033>、(3)メドピア <6095>、(4)共同印 <7914>、(5)ラサ工 <4022>、(6)Vテク <7717>、(7)武蔵精密 <7220>、(8)スタティアH <3393>、(9)ASB機械 <6284>、(10)三井住友建設 <1821>。
値下がり率上位10傑は(1)GENOVA <9341>、(2)GMOインタ <4784>、(3)シンクロ <3963>、(4)イー・ギャラ <8771>、(5)ファイバーG <9450>、(6)三菱紙 <3864>、(7)Mラインズ <3901>、(8)群栄化 <4229>、(9)WDB <2475>、(10)エンジャパン <4849>。
【大引け】
日経平均は前日比372.62円(0.98%)安の3万7,755.51円。TOPIXは前日比24.33(0.88%)安の2,738.96。出来高は概算で20億2594万株。東証プライムの値上がり銘柄数は489、値下がり銘柄数は1098となった。東証グロース250指数は708.64ポイント(8.25ポイント高)。
[2025年5月15日]
株探ニュース
2025/05/15 18:28
みんかぶニュース 市況・概況
[PTS]ナイトタイムセッション17時30分時点 上昇158銘柄・下落189銘柄(東証終値比)
5月15日のPTSナイトタイムセッション(17:00~06:00)17時30分時点で売買が成立したのは368銘柄。東証終値比で上昇は158銘柄、下落は189銘柄だった。日経平均株価構成銘柄の売買成立数は52銘柄。うち値上がりが24銘柄、値下がりは27銘柄だった。NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>は91円安と売られている。
PTS市場全体、および日経平均構成銘柄の15日終値比の上昇率・下落率ランキングは以下のとおり。
△PTS値上がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <2134> 北浜CP 27.5 +6.5( +31.0%)
2位 <3640> 電算 1968 +400( +25.5%)
3位 <3319> GDO 410 +80( +24.2%)
4位 <352A> Lクリエイト 1599 +300( +23.1%)
5位 <7084> スマイルHD 1628 +300( +22.6%)
6位 <6331> 化工機 1642 +300( +22.4%)
7位 <7044> ピアラ 470 +80( +20.5%)
8位 <7363> ベビカレ 1530 +257( +20.2%)
9位 <7638> NEWART 1610 +265( +19.7%)
10位 <4444> インフォネ 972 +150( +18.2%)
▼PTS値下がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <264A> Schoo 1296 -400( -23.6%)
2位 <9612> ラックランド 1303 -325( -20.0%)
3位 <5027> エニマインド 616 -150( -19.6%)
4位 <302A> ビースタイル 1140 -245( -17.7%)
5位 <9159> WTOKYO 1500 -302( -16.8%)
6位 <5726> 大阪チタ 1430 -283( -16.5%)
7位 <241A> ROXX 941 -183( -16.3%)
8位 <6254> 野村マイクロ 2215 -423( -16.0%)
9位 <7091> リビングPF 1015 -168( -14.2%)
10位 <1514> 住石HD 639.9 -105.1( -14.1%)
△PTS [日経平均構成銘柄] 値上がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <8750> 第一生命HD 1098 +32.0( +3.0%)
2位 <4751> サイバー 1262.1 +35.6( +2.9%)
3位 <8253> クレセゾン 3510 +90.0( +2.6%)
4位 <6178> 日本郵政 1443 +35.5( +2.5%)
5位 <4902> コニカミノル 460 +11.2( +2.5%)
6位 <8304> あおぞら銀 2130 +24.5( +1.2%)
7位 <6526> ソシオネクス 1884.5 +11.5( +0.6%)
8位 <6920> レーザーテク 15389 +89( +0.6%)
9位 <8316> 三井住友FG 3535 +18.0( +0.5%)
10位 <8267> イオン 4381.4 +20.4( +0.5%)
▼PTS [日経平均構成銘柄] 値下がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <4004> レゾナック 2811 -119.5( -4.1%)
2位 <4506> 住友ファーマ 810 -5( -0.6%)
3位 <6758> ソニーG 3660 -22( -0.6%)
4位 <5631> 日製鋼 5797.1 -33.9( -0.6%)
5位 <5713> 住友鉱 3198.9 -18.1( -0.6%)
6位 <2432> ディーエヌエ 2946.2 -16.3( -0.6%)
7位 <8411> みずほFG 3744 -20( -0.5%)
8位 <9201> JAL 2777 -14.5( -0.5%)
9位 <3436> SUMCO 1007.5 -5.0( -0.5%)
10位 <4911> 資生堂 2400.4 -11.6( -0.5%)
※PTSの株価はジャパンネクスト証券運営PTSのJ-Market及びX-Marketより取得
株探ニュース
2025/05/15 17:33
みんかぶニュース 市況・概況
東証投資部門別売買動向:5月第2週、外国人・現物は3570億円と6週連続買い越し
東京証券取引所が15日に発表した5月第2週(5月7~9日)の投資部門別売買動向は、現物の海外投資家が3570億1033万円と6週連続の買い越しとなった。前週は3946億906万円の買い越しだった。先物ベース(日経225とTOPIXの先物・mini合計)では海外投資家は2247億円の買い越し。現物・先物の合計では5817億円と4週連続の買い越し。前週は2181億円の買い越しだった。
現物での個人投資家は3576億3528万円と5週連続の売り越し。信託銀行は2680億231万円と3週連続で売り越した。事業法人は1565億7777万円と6週連続で買い越した。この週の日経平均株価は終値ベースで672円(1.8%)上昇している。
出所:MINKABU PRESS
2025/05/15 17:32
みんかぶニュース 市況・概況
明日の株式相場に向けて=決算プレーの残響に咲くグロース株
きょう(15日)の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比372円安の3万7755円と続落。日経平均は前日に上昇一服局面を迎えたとはいえ、押し目とは言えないような小幅な下げにとどまっており、振り返って前週7日の下げも前日と同様お湿り程度の下落であった。したがって4月23日以降、急斜面を駆け上がるような戻り相場において、実質的にはきょうが初押しといってもいいかもしれない。前日の米国株市場ではNYダウが続落したとはいえ、ハイテク株には根強い買いが観測されナスダック総合株価指数は6連騰と気を吐いている。にもかかわらず、きょうの東京市場は早朝の225先物が午前6時現在で500円程度大きく下に振れており、前場はこれに追随する形を余儀なくされた。
日柄的にこれまでの反動が出るタイミングだったとはいえ、一瞬、違和感を覚えるリスクオフの流れではあった。為替のドル高・円安指向に歯止めがかかり、一時1ドル=145円台まで円高方向に押し戻されていたことを除けば、それ以外に目立ったネガティブ材料はなかった。市場関係者は「これまでCTAによるAIアルゴリズム売買の買いスイッチが入っていたが、それがオフになった」(ネット証券マーケットアナリスト)とし、このこと自体に理屈を求めても答えはないという。為替のドル買い・円売りもそれなりの理由は付くが、基本は同じベクトルで反転圧力が働いたといえる。
日経平均株価やTOPIXなど全体指数はここ3週間あまりにわたって目の覚めるような戻り相場を演じているが、この恩恵を享受している投資家は思った以上に少ない。空売り買い戻しが原動力で、「悲鳴は聞こえたが歓声は聞こえない上昇相場」(中堅証券ストラテジスト)とも言われた。ショート筋の踏み上げが強烈に入る時は、買い方が撤退した後というのが通説で、これが空箱を蹴り上げるような急速な戻り相場のメカニズムともいえる。きょうは、出遅れた向きの押し目買いが観測されていたが、おそらくこれも現状は打診買いにとどめておくのが投資家心理。日経平均3万7000円台を明確に買い場とみている向きはそれほど多くはないはずだ。
株式需給面は置くとして、企業のファンダメンタルズはどうか。きょうで3月期決算の発表は概ね終了した形となる。企業全体の予想EPSについて自動車セクターの決算悪が足を引っ張る形で低下を余儀なくされてはいるものの、自動車を除けばトランプ関税の影響を受けながらも懸念したほど悪くはないという認識がマーケットにはある。これも先日の医薬品セクターを襲った突風のように、トランプ米大統領によるSNS投稿一つで景色が一変するという不条理はあるのだが、決算発表ラッシュを通過したとりあえずの印象として、恐れていたほどのガイダンスリスクは回避することができた。先物主導で再び下に振られても、短時日で4月上旬の大底まで往って来いとなるような下げはなさそうだ。
他方、ここプライム市場の主力銘柄の影に隠れてはいるが、グロース市場の強さが目立つ。きょうは軟調な日経平均を横目にグロース250指数は1%超の上昇をみせた。流動性の伴う直近IPO銘柄などに物色の矛先が向いており、決算プレーと同系統の資金が流れ込んでいるもようだ。要約サービスのフライヤー<323A.T>、M&A関連の技術承継機構<319A.T>、暗号技術関連のZenmuTech<338A.T>、電力取引プラットフォームを運営するデジタルグリッド<350A.T>、防食・防錆工事のトヨコー<341A.T>、このほかスタンダード上場銘柄だがクラウド出張手配システムを展開するIACEトラベル<343A.T>などに短期資金が流入している。
中小型株では親子上場解消やMBOなどの資本移動に絡み思惑が生じる銘柄もある。直近の話題としては国内最大のシステムインテグレーターNTTデータグループ<9613.T>の非上場化が多大なインパクトをもたらしたが、こういうケースでは時間差でその周辺企業が動兆することも少なくない。今週は売りが優勢だったものの、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート<3850.T>の押し目は狙い目。また、システム受託開発を手掛けるCIJ<4826.T>は独立系ながらNTTデータを主要顧客としておりマークしておく価値がある。
あすのスケジュールでは、1~3月期実質国内総生産(GDP)速報値が朝方取引開始前に開示されるほか、前場取引時間中に3カ月物国庫短期証券の入札がある。また、3月の鉱工業生産確報値が開示される。また、この日は日銀の中村豊明審議委員が西日本政経懇話会で講演を行う予定。海外では、3月のユーロ圏貿易収支、4月の米住宅着工件数、4月の米建設許可件数、4月の米輸出入物価指数、5月の米消費者マインド指数(ミシガン大学調査・速報値)、3月の対米証券投資など。なお、メキシコ中銀が政策金利を発表する。(銀)
出所:MINKABU PRESS
2025/05/15 17:30
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