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JIGーSAW Research Memo(1):業績も成長戦略も順調、成長ステージが視野入り
配信日時:2025/05/12 11:01
配信元:FISCO
*11:01JST JIGーSAW Research Memo(1):業績も成長戦略も順調、成長ステージが視野入り
■要約
1. データコントロール事業を展開
JIG-SAW<3914>は、インターネットサービスやインターネットに接続されるIoT機器を自動で監視し、検知した状況に応じて制御するデータコントロール事業を展開している。同事業は、システムマネジメントとIoT向け各種サービスに分けられ、いずれもIoT領域を対象にしており、主力のシステムマネジメントでは、独自開発したロボット型自動運用プラットフォーム「puzzle」をベースに、「JIG-SAW OPS」というブランドで主にクラウドサーバやIoTデバイスの自動監視・運用を行っている。IoT向け各種サービスにおいても、独自開発のIoTエンジン「NEQTO」を活用し、あらゆる産業のIoTシステム・デバイスを対象に包括的なIoTソリューションを提供している。また、こうした技術力を背景に、内外の様々な企業と組んで自動運転やスマートホーム・スマートシティなどのプロジェクトも進めている。
2. 独自の基盤技術とそのビジネス化に強み
同社のデータコントロール事業は、日本と北米にある3ヶ所のコントロールセンターをサービス拠点に、正社員のエンジニアが24時間365日デュアルマネジメントで監視・障害対応・フルマネジメントを行っている。また、生成AIの活用に向け、東京本社の事業統括室にAI専門エンジニアを擁している。同社の強みは、独自の基盤(コア)技術とそのビジネス化にある。ソフトウェアの基盤技術の強みは、国内企業唯一の商用Linux-OSのカーネル開発とディストリビューションなどにあり、特に通信制御などにおける組み込み技術や、再生医療のための色信号制御技術は特筆すべきである。ハードウェアの基盤技術の強みは、ハードウェア組み込み技術や回路設計技術などにある。監視や運用に関する膨大な経験値を背景に、上記基盤技術やプロジェクトをビジネス化できる強みがある。
3. 業績も成長戦略も順調に推移
成長するIoT市場において、同社は指数関数的成長を目指している。このため同社は、IoT-AIデータコントロールとマネージドサービス・セキュリティの領域にフォーカスし、売上高の拡大策と営業利益率の改善策を進める方針である。足元では成長のシーズが揃ってきたこともあり、システムマネジメントなど既存事業で年率2ケタ以上の成長を目指し、プロジェクトのビジネス化など新規事業の収益化によって成長をさらに押し上げる計画である。2024年12月期の業績は、売上高3,472百万円(前期比7.2%増)、営業利益556百万円(同11.0%減)となった。営業利益は、人的資本等への先行投資に加えて東京本社の移転費用が発生したために減益となったが、移転費用を除くと前期比6.7%の増益となることから、業績も成長戦略も順調に推移していると言えよう。
■Key Points
・IoT機器を自動で監視・制御するデータコントロール事業を展開
・サービス拠点に特徴。独自の基盤(コア)技術とそのビジネス化に強み
・業績も成長戦略も順調で、指数関数的成長ステージが視野に入る
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<HN>
1. データコントロール事業を展開
JIG-SAW<3914>は、インターネットサービスやインターネットに接続されるIoT機器を自動で監視し、検知した状況に応じて制御するデータコントロール事業を展開している。同事業は、システムマネジメントとIoT向け各種サービスに分けられ、いずれもIoT領域を対象にしており、主力のシステムマネジメントでは、独自開発したロボット型自動運用プラットフォーム「puzzle」をベースに、「JIG-SAW OPS」というブランドで主にクラウドサーバやIoTデバイスの自動監視・運用を行っている。IoT向け各種サービスにおいても、独自開発のIoTエンジン「NEQTO」を活用し、あらゆる産業のIoTシステム・デバイスを対象に包括的なIoTソリューションを提供している。また、こうした技術力を背景に、内外の様々な企業と組んで自動運転やスマートホーム・スマートシティなどのプロジェクトも進めている。
2. 独自の基盤技術とそのビジネス化に強み
同社のデータコントロール事業は、日本と北米にある3ヶ所のコントロールセンターをサービス拠点に、正社員のエンジニアが24時間365日デュアルマネジメントで監視・障害対応・フルマネジメントを行っている。また、生成AIの活用に向け、東京本社の事業統括室にAI専門エンジニアを擁している。同社の強みは、独自の基盤(コア)技術とそのビジネス化にある。ソフトウェアの基盤技術の強みは、国内企業唯一の商用Linux-OSのカーネル開発とディストリビューションなどにあり、特に通信制御などにおける組み込み技術や、再生医療のための色信号制御技術は特筆すべきである。ハードウェアの基盤技術の強みは、ハードウェア組み込み技術や回路設計技術などにある。監視や運用に関する膨大な経験値を背景に、上記基盤技術やプロジェクトをビジネス化できる強みがある。
3. 業績も成長戦略も順調に推移
成長するIoT市場において、同社は指数関数的成長を目指している。このため同社は、IoT-AIデータコントロールとマネージドサービス・セキュリティの領域にフォーカスし、売上高の拡大策と営業利益率の改善策を進める方針である。足元では成長のシーズが揃ってきたこともあり、システムマネジメントなど既存事業で年率2ケタ以上の成長を目指し、プロジェクトのビジネス化など新規事業の収益化によって成長をさらに押し上げる計画である。2024年12月期の業績は、売上高3,472百万円(前期比7.2%増)、営業利益556百万円(同11.0%減)となった。営業利益は、人的資本等への先行投資に加えて東京本社の移転費用が発生したために減益となったが、移転費用を除くと前期比6.7%の増益となることから、業績も成長戦略も順調に推移していると言えよう。
■Key Points
・IoT機器を自動で監視・制御するデータコントロール事業を展開
・サービス拠点に特徴。独自の基盤(コア)技術とそのビジネス化に強み
・業績も成長戦略も順調で、指数関数的成長ステージが視野に入る
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<HN>
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