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前場に注目すべき3つのポイント~トランプ関税警戒も海外勢による買い戻しが意識されやすい~
配信日時:2025/05/07 08:54
配信元:FISCO
*08:54JST 前場に注目すべき3つのポイント~トランプ関税警戒も海外勢による買い戻しが意識されやすい~
7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■トランプ関税警戒も海外勢による買い戻しが意識されやすい
■JR西、25/3営業利益 0.2%増 1801億円、26/3予想 5.5%増 1900億円
■前場の注目材料:高松機械工業、世界販売強化、28年3月期の営業益9億円へ
■トランプ関税警戒も海外勢による買い戻しが意識されやすい
7日の日本株市場は、やや売り先行で始まることになりそうだが、底堅さは意識されそうだ。6日の米国市場は、NYダウが389ドル安、ナスダックは154ポイント安だった。トランプ政権の関税策を巡る不透明感を理由に、各企業が見通しを撤回していることが警戒された。ベッセント米財務長官の発言で貿易を巡り中国と交渉していないことが明かになったほか、3月の貿易赤字が過去最大に達し景気への悲観的見方から終日軟調に推移した。シカゴ日経225先物は大阪比60円安の36750円。円相場は1ドル=143円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッション(祝日取引を含む)で一時37350円まで買われる場面もみられ、75日線(37000円)を突破したが、同線をキープできず下落に転じ、36710円で終えていた。米連邦準備理事会(FOMC)の結果を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすく、まずは売り一巡後の底堅さを見極めたいところだろう。
ただし、日経平均株価は2日まで7営業日続伸で37000円に接近しており、利食いが入りやすい水準である。75日線(37152円)が射程に入っていることもあり、押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられる。4月第4週の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算で2週連続の買い越しであり、引き続き海外勢による買い戻しの動きが意識されやすいところである。
トランプ米大統領は5日、医薬品の品目別関税に関連し、2週間以内に発表すると述べた。この影響から米国ではメルクやアムジェンなどが売られており、国内においても医薬品株が売られやすいだろう。一方で、メタプラットフォームズが2025年12月期の設備投資額の見通しを上方修正し、エヌビディアが時間外で上昇している。アドバンスト・マイクロ・デバイセズは1-3月期決算が予想を上回ったことから時間外で買われており、ハイテク株の一角には買いが波及しそうだ。
そのほか、決算を手掛かりとした個別対応に向かわせやすい。2日の引け後に決算を発表したところでは、ユーラシア<9376>、ネクセラ<4565>、ダイトロン<7609>、高松機械<6155>、アルインコ<5933>、TOA<6809>、JR西<9021>の動向が注目されよう。
■JR西、25/3営業利益 0.2%増 1801億円、26/3予想 5.5%増 1900億円
JR西<9021>が発表した2025年3月期業績は、売上高が前期比4.5%増の1兆7079億4400万円、営業利益は同0.2%増の1801億6100万円だった。モビリティ業セグメントでは、北陸新幹線の敦賀延伸やインバウンド需要の増加等により、営業利益は10.7%増の1225億円となった。26年3月期業績は、売上高が前期比6.6%増の1兆8200億円、営業利益は同5.5%増の1900億円を計画。配当については1月に公表した1株当たり配当予想37円00銭を10円50銭増額し、47円50銭とした。年間配当は、中間配当1株当たり37円00銭とあわせ、84円50銭となる予定。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(36830.69、+378.39)
・米長期金利は低下
・米原油先物相場は上昇(59.09、+1.96)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・メタが2025年12月期の設備投資額の見通しを上方修正
・AMDは1-3月期決算が予想を上回る
・高松機械工業<6155>世界販売強化、28年3月期の営業益9億円へ
・トヨタ自<7203>中国でEV拡充、最先端市場で存在感示す
・ヤマハ発<7272>スポーツツアラー発売、電子制御シフト機構搭載
・三菱自<7211>ヤネカラと連携、倉敷市に公用車用EV向け充電制御の設備納入
・栗本鉄工所<5602>バイオ100%実証、溶解炉脱炭素化を加速
・三菱電機<6503>「エコキュート」機能拡充、省エネなど差別化
・富士通<6702>生成AIの活用基盤提供、スーパーマイクロと協業
・KDDI<9433>スポーツ中継、5Gで高品質提供、放送事業者向け
・住友鉱山<5713>住商とチリ銅鉱山開発 融資完工条件を達成
・江崎グリコ<2206>ネムノキで老化細胞除去 食品実用化へ 健康機能
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・07:45 NZ・1-3月期失業率(予想:5.3%、前期:5.1%) <ST>
■トランプ関税警戒も海外勢による買い戻しが意識されやすい
■JR西、25/3営業利益 0.2%増 1801億円、26/3予想 5.5%増 1900億円
■前場の注目材料:高松機械工業、世界販売強化、28年3月期の営業益9億円へ
■トランプ関税警戒も海外勢による買い戻しが意識されやすい
7日の日本株市場は、やや売り先行で始まることになりそうだが、底堅さは意識されそうだ。6日の米国市場は、NYダウが389ドル安、ナスダックは154ポイント安だった。トランプ政権の関税策を巡る不透明感を理由に、各企業が見通しを撤回していることが警戒された。ベッセント米財務長官の発言で貿易を巡り中国と交渉していないことが明かになったほか、3月の貿易赤字が過去最大に達し景気への悲観的見方から終日軟調に推移した。シカゴ日経225先物は大阪比60円安の36750円。円相場は1ドル=143円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッション(祝日取引を含む)で一時37350円まで買われる場面もみられ、75日線(37000円)を突破したが、同線をキープできず下落に転じ、36710円で終えていた。米連邦準備理事会(FOMC)の結果を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすく、まずは売り一巡後の底堅さを見極めたいところだろう。
ただし、日経平均株価は2日まで7営業日続伸で37000円に接近しており、利食いが入りやすい水準である。75日線(37152円)が射程に入っていることもあり、押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられる。4月第4週の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算で2週連続の買い越しであり、引き続き海外勢による買い戻しの動きが意識されやすいところである。
トランプ米大統領は5日、医薬品の品目別関税に関連し、2週間以内に発表すると述べた。この影響から米国ではメルクやアムジェンなどが売られており、国内においても医薬品株が売られやすいだろう。一方で、メタプラットフォームズが2025年12月期の設備投資額の見通しを上方修正し、エヌビディアが時間外で上昇している。アドバンスト・マイクロ・デバイセズは1-3月期決算が予想を上回ったことから時間外で買われており、ハイテク株の一角には買いが波及しそうだ。
そのほか、決算を手掛かりとした個別対応に向かわせやすい。2日の引け後に決算を発表したところでは、ユーラシア<9376>、ネクセラ<4565>、ダイトロン<7609>、高松機械<6155>、アルインコ<5933>、TOA<6809>、JR西<9021>の動向が注目されよう。
■JR西、25/3営業利益 0.2%増 1801億円、26/3予想 5.5%増 1900億円
JR西<9021>が発表した2025年3月期業績は、売上高が前期比4.5%増の1兆7079億4400万円、営業利益は同0.2%増の1801億6100万円だった。モビリティ業セグメントでは、北陸新幹線の敦賀延伸やインバウンド需要の増加等により、営業利益は10.7%増の1225億円となった。26年3月期業績は、売上高が前期比6.6%増の1兆8200億円、営業利益は同5.5%増の1900億円を計画。配当については1月に公表した1株当たり配当予想37円00銭を10円50銭増額し、47円50銭とした。年間配当は、中間配当1株当たり37円00銭とあわせ、84円50銭となる予定。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(36830.69、+378.39)
・米長期金利は低下
・米原油先物相場は上昇(59.09、+1.96)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・メタが2025年12月期の設備投資額の見通しを上方修正
・AMDは1-3月期決算が予想を上回る
・高松機械工業<6155>世界販売強化、28年3月期の営業益9億円へ
・トヨタ自<7203>中国でEV拡充、最先端市場で存在感示す
・ヤマハ発<7272>スポーツツアラー発売、電子制御シフト機構搭載
・三菱自<7211>ヤネカラと連携、倉敷市に公用車用EV向け充電制御の設備納入
・栗本鉄工所<5602>バイオ100%実証、溶解炉脱炭素化を加速
・三菱電機<6503>「エコキュート」機能拡充、省エネなど差別化
・富士通<6702>生成AIの活用基盤提供、スーパーマイクロと協業
・KDDI<9433>スポーツ中継、5Gで高品質提供、放送事業者向け
・住友鉱山<5713>住商とチリ銅鉱山開発 融資完工条件を達成
・江崎グリコ<2206>ネムノキで老化細胞除去 食品実用化へ 健康機能
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・07:45 NZ・1-3月期失業率(予想:5.3%、前期:5.1%) <ST>
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