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【↑】日経平均 大引け| 6連騰、日銀の利上げ遠のき半導体関連が高い (5月1日)

配信日時:2025/05/01 18:28 配信元:MINKABU
日経平均株価 始値  36197.04 高値  36544.15(14:36) 安値  36040.05(10:10) 大引け 36452.30(前日比 +406.92 、 +1.13% ) 売買高  18億6514万株 (東証プライム概算) 売買代金  4兆6085億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント  1.日経平均は6連騰、3万6000円台半ばまで急浮上  2.NYダウは朝方大幅安も、その後プラス圏に切り返す  3.日銀決定会合は展望リポートで利上げ遠のくとの観測  4.半導体など指数寄与度の大きい銘柄が全体押し上げる  5.値下がり銘柄数が1000近くに達し、全体の6割占める ■東京市場概況  前日の米国市場では、NYダウは前日比141ドル高と7日続伸した。米経済がマイナス成長に転落したことで一時急落もFRBが早期に利下げを決めるとの観測が相場を支えた。  東京市場では、主力大型株への買いが続き、日経平均株価は6連騰、3万6000円台半ばまで水準を切り上げ3月下旬以来の高値に浮上した。  1日の東京市場は、先物主導で日経平均が上値を大きく伸ばす格好となった。前日の米国株市場でNYダウが朝方に急落したものの、その後は立ち直り結局上昇して引けたことで、東京市場でもリスク選好の地合いが続いた。日銀の金融政策決定会合では政策金利の現状維持を決めたが、公表された展望リポートでは25年度と26年度の経済成長率見通しを下方修正したことで、日銀の利上げは当面難しいとの見方が広がり、金利敏感株や半導体関連などを中心に買い戻しが顕著となった。ただ、個別株をみると指数寄与度の大きい時価総額上位の銘柄への買いが目立っており、値上がり銘柄数は600に届かず、一方で値下がり銘柄数は1000近くに及んでいる。企業の決算発表は総じて好調とは言い切れない環境下で、本日は値下がり銘柄数がプライム市場全体の6割強を占めた。  個別では、売買代金トップのディスコ<6146>が大きく上値を追い、アドバンテスト<6857>の上げ足も目立つ。フジクラ<5803>も物色人気に。任天堂<7974>がしっかり、ソフトバンクグループ<9984>、日立製作所<6501>なども頑強。リクルートホールディングス<6098>が買われ、キーエンス<6861>も上昇した。小松ウオール工業<7949>がストップ高、シンプレクス・ホールディングス<4373>も急騰した。ストライク<6196>、BIPROGY<8056>、北海道電力<9509>なども値幅制限いっぱいに買われた。  半面、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>が冴えず、村田製作所<6981>が急落。商船三井<9104>の下値模索が続き、ソニーグループ<6758>が利食われた。サンリオ<8136>も下げ止まらない。三井物産<8031>も売りに押された。サンウェルズ<9229>、大塚商会<4768>が大幅安、楽天銀行<5838>、関西電力<9503>の下落も目を引く。  日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、SBG <9984>、TDK <6762>、リクルート <6098>、中外薬 <4519>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約216円。  日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は村田製 <6981>、ソニーG <6758>、ニトリHD <9843>、三井物 <8031>、良品計画 <7453>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約62円。  東証33業種のうち上昇は20業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)陸運業、(3)ガラス土石製品、(4)その他製品、(5)非鉄金属。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)銀行業、(3)パルプ・紙、(4)水産・農林業、(5)電気・ガス業。 ■個別材料株 △日本電設 <1950> [東証P]  配当性向40%目安の方針導入し今期は年92円配計画。 △日本M&A <2127> [東証P]  今期最終益は微増計画も持続的成長方針示す。 △シンプレクス <4373> [東証P]  今期最終は11%増で8期連続最高益、15円増配へ。 △ストライク <6196> [東証P]  今期配当を78円増額修正。 △ぷらっと <6836> [東証S]  東証が信用取引に関する臨時措置を解除。 △サノヤスHD <7022> [東証S]  25年3月期業績大幅増額修正し営業益は倍増へ。 △いつも <7694> [東証G]  ソーシャルコマース総合支援サービスの提供開始。 △ビプロジー <8056> [東証P]  26年3月期増収増益・増配へ。 △JR東海 <9022> [東証P]  株主還元姿勢を評価。 △北海電 <9509> [東証P]  今期最終減益予想も10円増配計画示す。 ▼村田製 <6981> [東証P]  26年3月期は21%営業減益を予想。 ▼サンウェルズ <9229> [東証P]  宣誓書違反による再審査に係る猶予期間入り。  東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)小松ウオール <7949>、(2)シンプレクス <4373>、(3)ストライク <6196>、(4)ビプロジー <8056>、(5)北海電 <9509>、(6)住友ファーマ <4506>、(7)日本電設 <1950>、(8)日本M&A <2127>、(9)JR東海 <9022>、(10)SCSK <9719>。  値下がり率上位10傑は(1)村田製 <6981>、(2)サンウェルズ <9229>、(3)大塚商会 <4768>、(4)アバントG <3836>、(5)伊藤忠食 <2692>、(6)電通総研 <4812>、(7)楽天銀 <5838>、(8)インフォMT <2492>、(9)北国FHD <7381>、(10)トラスコ中山 <9830>。 【大引け】  日経平均は前日比406.92円(1.13%)高の3万6452.30円。TOPIXは前日比12.15(0.46%)高の2679.44。出来高は概算で18億6514万株。東証プライムの値上がり銘柄数は590、値下がり銘柄数は988となった。東証グロース250指数は680.82ポイント(3.97ポイント高)。 [2025年5月1日] 株探ニュース

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