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<動意株・8日>(前引け)=グッドコムA、フジクラ、フージャース

配信日時:2025/04/08 11:34 配信元:MINKABU
 グッドコムアセット<3475.T>=急反発で新高値。前日は全体相場が暴落するなかリスク回避の流れに抗せずマイナス圏で引けたが、途中上昇する場面もあるなど強さを発揮していた。きょうは相場環境が改善するなか、一気に上値追いを加速しフシ目の1000円大台ラインを突破、年初来高値に買われた。投資用新築マンションの企画・開発・販売・管理まで一気通貫で手掛け東京23区を中心に「GENOVIA(ジェノヴィア)」ブランドで高水準の需要を獲得している。24年10月期に営業利益が前の期比2.5倍と変貌を、続く25年10月期も営業増益基調を維持する見通し。PER8倍前後で高配当利回りが魅力。直近では福証への重複上場記念優待(デジタルギフト贈呈)を発表したことで注目度を高めた。トランプ関税の影響を受けにくい不動産セクターの成長株として人気に拍車がかかっている。  フジクラ<5803.T>=鮮烈切り返し。満を持してリバウンドに転じ700円高はストップ高となる4293円でカイ気配に張り付いている。前日まで2営業日連続のストップ安を含め3営業日続落し、この間に1760円も水準を切り下げていたが、きょうはその反動から空売り買い戻しや、突っ込み狙いの押し目買いに拍車がかかっている。データセンター関連の有力株として人気化し、株価は昨年2月を起点に約1年間にわたる大相場を形成していた。今年2月13日には7620円の上場来高値をつけたが、その後は米国でAI用半導体やデータセンター関連株が軒並み崩れ足となったことで、同社株もそれに追随して大幅な調整を余儀なくされていた。データセンター投資の減速を背景に今期業績が停滞することへの懸念はあるものの、前日の米国株市場で半導体周辺株が軒並み切り返したことを受け、同社株にも水準訂正を狙った短期資金が集中した格好だ。  フージャースホールディングス<3284.T>=大幅反発で地相場の1000円台復帰。前日は全体リスクオフ相場のなか、マドを開けての急落を強いられ一気に800円台まで売り込まれる場面があったが、その後は下値を拾う動きが顕在化し長い下ヒゲ陽線をつけていた。きょうは滞留出来高の希薄な真空地帯を駆け上がり、地相場である1000円台への復帰を果たしている。新築マンション開発を手掛ける独立系ディベロッパーで、収益不動産の開発や、マンションの管理事業などをワンストップで手掛ける。ファミリーや単身者向けのほか、シニア向けでも需要を開拓している。25年3月期売上高は前の期比12%増の970億円と2ケタの伸びを見込み、営業利益も4期連続の増益で19年3月期以来のピーク利益更新が視野に入っている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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