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【↑】日経平均 大引け| 続伸、医薬品などディフェンシブ株が牽引 (4月18日)
配信日時:2025/04/18 16:35
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 34353.88
高値 34758.97(14:21)
安値 34224.57(09:12)
大引け 34730.28(前日比 +352.68 、 +1.03% )
売買高 14億7621万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆3015億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は352円高と続伸、後場に入り上げ幅が拡大する
2.前日のNYダウは527ドル安、ユナイテッドヘルスの下落が響く
3.中外薬が急伸し1銘柄で日経平均を120円強押し上げる
4.東証33業種で「医薬品」が上昇率トップ、武田やエーザイなど高い
5.アドテストや東エレク、レーザーテク、スクリンは軟調で下落
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比527ドル安と3日続落した。四半期決算が市場予想を下回ったユナイテッドヘルス・グループの急落やエヌビディアの続落が指数を押し下げた。
東京市場では日経平均株価は続伸。今晩は米国市場が休場となることから様子見姿勢も強まったが、中外製薬<4519>など医薬品株が中心となり相場を牽引した。
前日の米株式市場ではNYダウが下落。ユナイテッドヘルス・グループが急落したことなどが響いた。米株式市場は軟調だったことを受け、寄り付きの日経平均は小幅に値を下げてスタートした。ただ、下値には値頃感からの買いも流入し、売り一巡後はプラス圏に浮上した。特に中外薬が急伸し、1銘柄で日経平均を120円強押し上げた。米イーライ・リリーに権利を譲渡している肥満症薬候補が第3相臨床試験で有効性と安全性が示されたことが材料視された。東証33業種で「医薬品」は上昇率トップとなり全体相場の牽引役となった。海運や石油、小売りセクターなども上昇した。後場に入り上昇幅は拡大し、一時380円あまり上昇した。今晩の米国市場はグッドフライデーで休場となることもあり、手控え気分も強かった。
個別銘柄では、フジクラ<5803>やファーストリテイリング<9983>、トヨタ自動車<7203>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が値を上げた。良品計画<7453>やディー・エヌ・エー<2432>が堅調。武田薬品工業<4502>やエーザイ<4523>、塩野義製薬<4507>が買われた。日本郵船<9101>や東京電力ホールディングス<9501>も買われた。
半面、川崎重工業<7012>やIHI<7013>が安く、アドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>が下落。SCREENホールディングス<7735>やルネサスエレクトロニクス<6723>も値を下げた。サンリオ<8136>やリクルートホールディングス<6098>、SMC<6273>も軟調だった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は中外薬 <4519>、ファストリ <9983>、コナミG <9766>、バンナムHD <7832>、第一三共 <4568>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約276円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、リクルート <6098>、TDK <6762>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約113円。
東証33業種のうち32業種が上昇し、下落はサービス業のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)医薬品、(2)海運業、(3)鉱業、(4)倉庫運輸関連、(5)建設業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)機械、(2)ガラス土石製品、(3)不動産業、(4)化学、(5)電気機器。
■個別材料株
△マテリアルG <156A> [東証G]
40万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△インタートレ <3747> [東証S]
高機能暗号技術力を持つ企業を持ち分法適用会社化。
△エコモット <3987> [東証G]
配筋検査ARシステム「BAIAS」が国土交通省NETIS活用促進技術に選定。
△中外薬 <4519> [東証P]
米イーライ・リリーによる肥満症治療薬の臨床試験結果を好感。
△オンコリス <4588> [東証G]
再生医療等製品製造販売業者の業許可を取得。
△フジHD <4676> [東証P]
ダルトン系から取締役選任の株主提案受領と発表。
△昭和真空 <6384> [東証S]
25年3月期業績は稼働率上昇で営業利益が計画上振。
△芝浦電子 <6957> [東証S]
台湾ヤゲオがTOB価格5400円に引き上げ。
△GENDA <9166> [東証G]
3月売上高は36%増と大幅に伸長。
△プログリット <9560> [東証G]
35万株を上限とする自社株買いを実施へ。
▼北海電 <9509> [東証P]
今後の大型投資実施による資金負担を懸念視。
▼ミスミG <9962> [東証P]
米企業買収発表も資金負担増を懸念が先行。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)中外薬 <4519>、(2)住友ファーマ <4506>、(3)チヨダ <8185>、(4)M&A総研 <9552>、(5)テレ朝HD <9409>、(6)オープンドア <3926>、(7)三井松島HD <1518>、(8)帝通工 <6763>、(9)テラスカイ <3915>、(10)新光商 <8141>。
値下がり率上位10傑は(1)スクリン <7735>、(2)リクルート <6098>、(3)ミスミG <9962>、(4)キオクシア <285A>、(5)芝浦 <6590>、(6)SMC <6273>、(7)シンクロ <3963>、(8)TOWA <6315>、(9)アドテスト <6857>、(10)安川電 <6506>。
【大引け】
日経平均は前日比352.68円(1.03%)高の3万4730.28円。TOPIXは前日比28.92(1.14%)高の2559.15。出来高は概算で14億7621万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1496、値下がり銘柄数は120となった。東証グロース250指数は669.96ポイント(24.10ポイント高)。
[2025年4月18日]
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