注目トピックス 日本株
【ヘッドウォータース】過去最高売上高を6年連続更新・今期は積極投資も|2024年12月期通期決算説明(6)
配信日時:2025/03/14 15:35
配信元:FISCO
*15:35JST 【ヘッドウォータース】過去最高売上高を6年連続更新・今期は積極投資も|2024年12月期通期決算説明(6)
【ヘッドウォータース<4011>】過去最高売上高を6年連続更新・今期は積極投資も|2024年12月期通期決算説明(5)の続き
こちらが主な取引先企業になります。昨年新たに増えた企業には星印を付けています。基本的に大手企業が中心であり、狙っているのは業界トップ3、年商1兆円以上の企業です。
「なぜ大手なのか?」「中小企業とは取引しないのか?」という声もあるかもしれませんが、最新のテクノロジーを社会実装し、継続的にコストをかけられるのは大手企業しかないというのが現実です。当社が大手企業とともに新しいテクノロジーやソリューションを開発し、それが業界全体に波及する段階になれば、中小企業への展開も視野に入れます。しかし、最初のテクノロジー実装の段階では、継続的な投資ができる企業でなければ難しいため、まずは大手企業にフォーカスしています。
また、幅広く分散したサービスでは、どれも強みを発揮できないため、当社は特定のクライアントに絞り込んだサービスを徹底的に磨き上げ、提供していく方針で進めています。
そして、2025年度の業績予想についてです。再度トップラインを伸ばしていく方針であり、約140%弱(137.9%)の成長を目指します。この成長率は、単に「40%伸ばしたい」「50%伸ばしたい」という適当な目標ではなく、具体的な見込み額を積み上げた上で算出した数字です。しっかりとしたリソース計画をもとに積み上げており、その結果として137.9%という数値が出ています。最低ラインとしてトップラインを伸ばし、売上として約10億円の積み上げを目指していきます。
営業利益については106.5%の成長を見込んでいます。今年から大きく伸びるわけではありませんが、これは成長のための投資に充てる方針です。具体的には、人材への投資、教育・採用、新しい技術のキャッチアップ、プロダクト化などに積極的に活用していきます。引き続き、成長に向けて舵を切っていきます。
改めて、2025年度12月期の通期予算についてですが、こちらに記載の通り、売上40億円、純増80名というKPIを設定しています。すでに公開している内容になりますので、ぜひご確認いただければと思います。しっかりと利益を確保しながら、まずはトップラインを伸ばしていく方針で進めていきます。
次に具体的な課題と戦略です。
今後の施策についてですが、これはこれまでお話しした内容のサマリーとなります。まず、顧客はエンタープライズ企業に絞り、ロイヤルクライアントとして位置づけ、そこに最適化したサービスを提供していきます。
次に、テーマとして掲げるのは「生成AIの先にあるAIエージェント」です。この領域に注力し、事業を推進していきます。また、顧客とのアライアンスを徹底的に強化し、Hands-onの支援を強化する方針です。売上・利益については、これまでお話しした通りの方針で進めていき、今期のKPIをしっかりと考えていきます。
収益の安定化についてですが、プロダクトやライセンス収益だけでは難しいと考えていますが、Hands-onでお客様に深く入り込むことで、そこからの売上が発生します。特に、コンサルテーション分野を中心としたHands-onの売上が増加していくと見込んでいます。これはプロダクトの月額課金とは異なる形ですが、コンサルテーションを基盤とする売上を伸ばし、まずは収益を安定化させていく方針です。
人材の確保についてですが、当社は95%以上がフルリモート勤務という体制を取っています。実際に、金沢へ住みながら東京に2年間で一度も出社していない社員や、北海道に住んでいる社員もいます。このように、場所に関わらず高い生産性を発揮できれば、一緒に仕事ができる環境を整えています。
売上や利益も向上しており、リモートワークを通じて信頼、信用、責任感がしっかりと機能し、それが売上や生産性につながっていると感じています。社員にとっても、自分の人生に合った自由な環境で働けるためモチベーションが高く、また会社をより良くしたいという意識が強いため、主体的な提案が生まれ、会社の成長につながっていると思います。
もちろん、収入面の課題もあります。大手企業と比較すると、まだまだ報酬面では強化すべき部分があります。しかし、昨年は平均給与が2桁以上の伸びを記録し、管理層に関してはさらに上昇しました。特に、上位のエンジニアや管理職に関しては20%以上の昇給を実施しました。基本的に、会社が利益を出し成長するごとに、報酬も継続的に引き上げていく方針です。
当然、それだけの仕事をした人間は相応の報酬を受け取る資格があると思っています。ただ、「今こんなにお金をもらえて嬉しい」というだけではなく、未来に向けて、仲間とともに会社を成長させ、報酬をさらに上げていけることに喜びを感じながら努力できる環境であることが、非常に幸せだと感じています。また、当社では最新のテクノロジーを活用し、誰もやったことのないことにチャレンジすることを重視しており、その結果として売上や利益が向上し、給与も毎年上がっているという状況になっています。このような成長のサイクルをしっかりと確立することが、人材の確保や離職率の低下につながると考えています。
さらに、当社では入社3年以降のメンバーには、報酬として株を付与しており、3年以上在籍した社員は基本的に全員が株主となります。そのため、会社のオーナーでありながら、同時にメンバーとして事業を推進する立場でもあるという、独自の仕組みを採用しています。
このような環境が当社の魅力の一つとなっています。
当社では、優しい人間性や礼儀を大切にできる人を採用したいと考えています。そのため、人を批判したり、悪口を言ったり、会議で語気を荒げるような礼儀を欠いた態度を取る人は採用しません。たとえスキルが高く、優秀であっても、チームとしての調和を乱すような人材は採用しない方針です。当社のソリューションは、1人が頑張れば成立するものではなく、チームワークが不可欠です。さまざまな分野の優れた人材が集まり、お互いを補完し合いながら最高のものを作り上げることが重要です。
そのため、リモート環境でも信頼し合い、見えない部分でも安心して協力できる関係性を築ける人材でなければ、当社のサービスの品質は維持できません。当社は、最先端のテクノロジーとクリエイティブな発想を重視し、上下関係やヒエラルキーではなく、自主性と創造力を発揮できる組織を目指す集団です。こうしたカルチャーを中心に据えながら、成長とともに組織の体制も強化していくことを考え、取り組んでいます。
そして、生成AIについてですが、AIエージェントと生成AIの違いについて説明します。AIエージェントは生成AIの進化型の一つであり、その裏側では生成AIだけでなく、さまざまなディープラーニング技術やRAG(Retrieval-Augmented Generation)などの技術が組み合わされ、より高度で複雑なタスクが可能になるよう設計されています。つまり、クロステック(X-Tech)を活用し、より進化した形で生まれてきたのがAIエージェントということになります。
【ヘッドウォータース】過去最高売上高を6年連続更新・今期は積極投資も|2024年12月期通期決算説明(7)続く
<FA>
こちらが主な取引先企業になります。昨年新たに増えた企業には星印を付けています。基本的に大手企業が中心であり、狙っているのは業界トップ3、年商1兆円以上の企業です。
「なぜ大手なのか?」「中小企業とは取引しないのか?」という声もあるかもしれませんが、最新のテクノロジーを社会実装し、継続的にコストをかけられるのは大手企業しかないというのが現実です。当社が大手企業とともに新しいテクノロジーやソリューションを開発し、それが業界全体に波及する段階になれば、中小企業への展開も視野に入れます。しかし、最初のテクノロジー実装の段階では、継続的な投資ができる企業でなければ難しいため、まずは大手企業にフォーカスしています。
また、幅広く分散したサービスでは、どれも強みを発揮できないため、当社は特定のクライアントに絞り込んだサービスを徹底的に磨き上げ、提供していく方針で進めています。
そして、2025年度の業績予想についてです。再度トップラインを伸ばしていく方針であり、約140%弱(137.9%)の成長を目指します。この成長率は、単に「40%伸ばしたい」「50%伸ばしたい」という適当な目標ではなく、具体的な見込み額を積み上げた上で算出した数字です。しっかりとしたリソース計画をもとに積み上げており、その結果として137.9%という数値が出ています。最低ラインとしてトップラインを伸ばし、売上として約10億円の積み上げを目指していきます。
営業利益については106.5%の成長を見込んでいます。今年から大きく伸びるわけではありませんが、これは成長のための投資に充てる方針です。具体的には、人材への投資、教育・採用、新しい技術のキャッチアップ、プロダクト化などに積極的に活用していきます。引き続き、成長に向けて舵を切っていきます。
改めて、2025年度12月期の通期予算についてですが、こちらに記載の通り、売上40億円、純増80名というKPIを設定しています。すでに公開している内容になりますので、ぜひご確認いただければと思います。しっかりと利益を確保しながら、まずはトップラインを伸ばしていく方針で進めていきます。
次に具体的な課題と戦略です。
今後の施策についてですが、これはこれまでお話しした内容のサマリーとなります。まず、顧客はエンタープライズ企業に絞り、ロイヤルクライアントとして位置づけ、そこに最適化したサービスを提供していきます。
次に、テーマとして掲げるのは「生成AIの先にあるAIエージェント」です。この領域に注力し、事業を推進していきます。また、顧客とのアライアンスを徹底的に強化し、Hands-onの支援を強化する方針です。売上・利益については、これまでお話しした通りの方針で進めていき、今期のKPIをしっかりと考えていきます。
収益の安定化についてですが、プロダクトやライセンス収益だけでは難しいと考えていますが、Hands-onでお客様に深く入り込むことで、そこからの売上が発生します。特に、コンサルテーション分野を中心としたHands-onの売上が増加していくと見込んでいます。これはプロダクトの月額課金とは異なる形ですが、コンサルテーションを基盤とする売上を伸ばし、まずは収益を安定化させていく方針です。
人材の確保についてですが、当社は95%以上がフルリモート勤務という体制を取っています。実際に、金沢へ住みながら東京に2年間で一度も出社していない社員や、北海道に住んでいる社員もいます。このように、場所に関わらず高い生産性を発揮できれば、一緒に仕事ができる環境を整えています。
売上や利益も向上しており、リモートワークを通じて信頼、信用、責任感がしっかりと機能し、それが売上や生産性につながっていると感じています。社員にとっても、自分の人生に合った自由な環境で働けるためモチベーションが高く、また会社をより良くしたいという意識が強いため、主体的な提案が生まれ、会社の成長につながっていると思います。
もちろん、収入面の課題もあります。大手企業と比較すると、まだまだ報酬面では強化すべき部分があります。しかし、昨年は平均給与が2桁以上の伸びを記録し、管理層に関してはさらに上昇しました。特に、上位のエンジニアや管理職に関しては20%以上の昇給を実施しました。基本的に、会社が利益を出し成長するごとに、報酬も継続的に引き上げていく方針です。
当然、それだけの仕事をした人間は相応の報酬を受け取る資格があると思っています。ただ、「今こんなにお金をもらえて嬉しい」というだけではなく、未来に向けて、仲間とともに会社を成長させ、報酬をさらに上げていけることに喜びを感じながら努力できる環境であることが、非常に幸せだと感じています。また、当社では最新のテクノロジーを活用し、誰もやったことのないことにチャレンジすることを重視しており、その結果として売上や利益が向上し、給与も毎年上がっているという状況になっています。このような成長のサイクルをしっかりと確立することが、人材の確保や離職率の低下につながると考えています。
さらに、当社では入社3年以降のメンバーには、報酬として株を付与しており、3年以上在籍した社員は基本的に全員が株主となります。そのため、会社のオーナーでありながら、同時にメンバーとして事業を推進する立場でもあるという、独自の仕組みを採用しています。
このような環境が当社の魅力の一つとなっています。
当社では、優しい人間性や礼儀を大切にできる人を採用したいと考えています。そのため、人を批判したり、悪口を言ったり、会議で語気を荒げるような礼儀を欠いた態度を取る人は採用しません。たとえスキルが高く、優秀であっても、チームとしての調和を乱すような人材は採用しない方針です。当社のソリューションは、1人が頑張れば成立するものではなく、チームワークが不可欠です。さまざまな分野の優れた人材が集まり、お互いを補完し合いながら最高のものを作り上げることが重要です。
そのため、リモート環境でも信頼し合い、見えない部分でも安心して協力できる関係性を築ける人材でなければ、当社のサービスの品質は維持できません。当社は、最先端のテクノロジーとクリエイティブな発想を重視し、上下関係やヒエラルキーではなく、自主性と創造力を発揮できる組織を目指す集団です。こうしたカルチャーを中心に据えながら、成長とともに組織の体制も強化していくことを考え、取り組んでいます。
そして、生成AIについてですが、AIエージェントと生成AIの違いについて説明します。AIエージェントは生成AIの進化型の一つであり、その裏側では生成AIだけでなく、さまざまなディープラーニング技術やRAG(Retrieval-Augmented Generation)などの技術が組み合わされ、より高度で複雑なタスクが可能になるよう設計されています。つまり、クロステック(X-Tech)を活用し、より進化した形で生まれてきたのがAIエージェントということになります。
【ヘッドウォータース】過去最高売上高を6年連続更新・今期は積極投資も|2024年12月期通期決算説明(7)続く
<FA>
Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況