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AHCグループ Research Memo(6):2025年11月期も増収増益を見込む。福祉事業の新拠点5ヶ所を開設予定

配信日時:2025/03/14 11:06 配信元:FISCO
*11:06JST AHCグループ Research Memo(6):2025年11月期も増収増益を見込む。福祉事業の新拠点5ヶ所を開設予定 ■今後の見通し

● 2025年11月期の業績見通し
AHCグループ<7083>の2025年11月期の連結業績は、売上高が前期比5.6%増の6,622百万円、営業利益が同18.7%増の172百万円、経常利益が同5.4%増の163百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.4%増の110百万円と、4年連続の増収・営業増益を見込んでいる。

福祉事業では、パパゲーノの完全子会社化(2024年12月)により、ITスキルを学びパソコンの仕事ができる「就労継続支援B型事業所」、常に介護が必要な障害者に対して日中に日常生活の介護や支援、創作的活動・生産活動の機会の提供等を行う「生活介護事業所」を中心とした出店を強化する。また、障害福祉事業所の課題解決に向けた「AI支援さん」の導入と外部への販売準備を行う。福祉事業の売上高は前期比11.0%増の3,809百万円、セグメント利益は6.4%増の284百万円を見込む。介護事業では、前期に引き続き、レクリエーション等のイベントを開催することにより利用頻度を増やし、業績の改善を図る。介護事業の売上高は同1.0%減の1,626百万円、セグメント利益は39百万円(前期は28百万円の損失)を見込む。外食事業は、原材料価格の高騰への対策としてメニューや価格の見直しを行うとともに、来店動機を高める施策として、SNSなどを活用した販売促進を継続する。外食事業の売上高は、同0.6%減の1,185百万円、セグメント利益は同20.1%減の64百万円を見込む。

同社にとって2025年11月期は出店を加速する「投資フェーズ」の年であり、利益成長が本格化するのは2026年11月期であると弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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