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米外為市場サマリー:米株安など影響し一時147円40銭台に軟化

配信日時:2025/03/14 07:56 配信元:MINKABU
 13日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円81銭前後と前日と比べて45銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=160円42銭前後と同1円00銭弱のユーロ安・円高だった。  この日に発表された2月の米卸売物価指数(PPI)は、前月比の上昇率が横ばいと1月(0.6%上昇)から伸びが減速した。これを受けてドル売り・円買いが優勢となったが、トランプ関税の影響で先行きはインフレ圧力が高まるとの見方が多く反応は限定的。前週分の米新規失業保険申請件数が22万件と前の週から2000件減ったことがドルの支援材料となり、ドル円相場は一時148円35銭まで上伸した。ただ、トランプ米政権の関税政策が世界経済の悪化や貿易摩擦につながるとして、NYダウをはじめ米主要株価指数が下落したことが影響するかたちでドルは失速。日銀の追加利上げ観測が根強いこともあり、147円42銭まで下押す場面があった。一方、トランプ米大統領が13日、欧州連合(EU)が米国産ウイスキーへの追加関税を撤廃しなければ、EUからのワインやシャンパンなどに200%の関税を課す考えを示したことなどからユーロが軟調だった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0852ドル前後と前日に比べて0.0035ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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