本日の注目個別銘柄
エンプラス、住友ファーマ、ソシオネクストなど
配信日時:2025/02/03 15:57
配信元:FISCO
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明治機、ラクスル、くら寿司など
<6334> 明治機 348 +47急騰。大型プラント工事の受注を先週末に発表している。受注内容は、配合飼料製造工程における加熱加工設備の老朽化に伴う更新工事であるようだ。受注先はJA全農くみあい飼料、受注金額は非開示としているものの、25年3月期売上高実績の10%以上に相当する額のもよう。納入時期は26年9月を予定しており、27年3月期の業績を大幅に押し上げるものと期待感が先行へ。<3193> エターナルG 3355 +115大幅続伸。先週末に25年7月期の決算を発表している。営業利益は31.2億円で前期比3.9%減となり、従来計画の30.4億円を上振れ。第3四半期までででは、25.0%の営業減益であった。一方、26年7月期は31.5億円で同1.0%増の見通し。食材価格の上昇など事業環境の逆風が続く中、想定以上に底堅い足元の業績推移を受けて、見直しの動きが優勢となっているもよう。<3665> エニグモ 406 +26大幅続伸。先週末の取引時間中に上期決算を発表、その後ストップ高まで急伸したが、本日も一段高の展開になった。上期営業損益は0.2億円の赤字となり、通期予想は従来の5.4億円から0.3億円にまで下方修正した。一方、BUYMA20周年記念配当20円を実施するとしており、26年1月期年間配当金を前期比20円増の30円にすると発表。ストップ高となった前週末終値を基準としても配当利回りは7.9%の高水準。<9279> ギフトHD 3335 +200大幅続伸。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は23.8億円で前年同期比15.1%増となっている。5-7月期は8.3億円で同59.6%増と増益率が拡大しており、ポジティブに捉える動きが優勢のようだ。気温上昇や海外事業における先行費用などはあったものの、客単価の向上や新設店の寄与などで、通期業績に対する進捗は、期初予想達成が可能な水準にまでキャッチアップしてきたもよう。<9603> H.I.S. 1393 -88大幅反落。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は62.6億円で前年同期比20.4%増となったが、5-7月期は4.6億円の赤字で、前年同期比赤字幅が拡大した。オフシーズンで営業赤字は想定線だが、海外現法の損益が悪化したもよう。通期予想120億円は据え置きで、達成確度は高まったとみられるが、通期純利益は海外子会社の悪化を背景に従来の77億円から65億円に下方修正した。<4384> ラクスル 1222 -153急落。先週末に25年7月期決算を発表、営業利益は38.2億円で前期比51.3%増となり、第3四半期決算時の修正値37億円を小幅に上回った。一方、26年7月期は45-50億円のレンジ予想、前期比17.8-30.9%を見込む。年間配当金も前期の3円から4.25円に増額。オーガニック成長率の加速などを見込んでいるもよう。営業利益の市場コンセンサスは55億円近い水準のため、利食い売りを誘うきっかけに。<2695> くら寿司 3595 -400急落。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は51.9億円で前年同期比18.4%減となった。上半期実績は29億円で同48.5%減、5-7月期は同3.1倍の水準に回復したが、押し上げ要因になった国内のIPコラボに関して前期は第2四半期に効果が出ており、その反動による影響も強いとみられる。据え置きの通期計画50億円は超過しているが、業績未修正も出尽くし要因につながった。<3475> グッドコムA 1477 -148大幅反落。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は11.5億円で前年同期比60.0%減となった。上半期は16.5億円で同89.2%の大幅増益だったが、5-7月期は5億円の赤字に転じる形となった。販売戸数の減少に加え、M&Aや広告宣伝費などの販管費の増加も負担となっているようだ。売上は第4四半期に集中する計画となっているが、短期的な収益モメンタム悪化をネガティブ視する動きに。<4464> ソフト99 2961 +500ストップ高比例配分。投資ファンドのエフィッシモ・キャピタルがTOBの実施を発表。TOB期間は本日から来月29日までで、TOB価格は4100円。発行済み株式数の92%を取得するとしている。現在、同社ではMBOを表明し、2465円でTOBを実施中。エフィッシモでは、MBOの買い付け価格は著しく割安な水準で、少数株主利益が保護されていないと主張している。会社側では正式な連絡は行われていないと。<3922> PRTIMES 3340 +504ストップ高比例配分。先週末に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の14.7億円から18.9億円、前年同期比97.3%増に引き上げ。プレスリリース件数が想定超で推移し、「PRパートナーサービス」も計画以上の立ち上がり、子会社群の受注も好調なもよう。現在31.5億円を予想している通期予想も、上半期決算時には中計目標35億円の達成計画へ修正する考えとしている。
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2025/09/16 15:56
本日の注目個別銘柄
トップカルチャ、MacbeeP、アインHDなど
<7131> のむら産業 3280 +500ストップ高比例配分。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は5.5億円で前年同期比38.9%増となり、通期予想は従来の5.4億円から7.4億円に引き上げた。増収効果に加えて、生産性の向上やDX化などによる業務効率化を継続的に推進したことで、費用抑制も進んだもよう。また、25年10月期年間配当金も従来計画の62円から89円にまで引き上げ、ポジティブインパクトが強まる形に。<7640> トップカルチャ 203 +43急騰。前日に第3四半期決算を発表、累計営業損益は2.2億円の赤字となり、前年同期比では0.8億円の損益改善となった。5-7月期では1.1億円の赤字であり、同0.3億円の損益改善となった。第3四半期累計では、店舗数の減少で書店事業は低迷しているが、ゲーム・トレーディングカード、スポーツ関連、飲食事業などは着実に収益を増加させた。ネガティブインパクトは限定的で、あく抜け感が先行したようだ。<6666> リバーエレテク 459 +27一時ストップ高。出願していた独自の弾性波素子「KoTカット」関連技術の特許について、中国において特許登録が完了したと発表している。これにより、出願していた日本、台湾、米国、英国、中国のすべての主要国において特許登録が完了したもよう。これを契機に、KoTカットを使用した新製品の開発や製品ラインアップの拡充を図り、グローバル展開を一層推進していくとしている。<9692> シーイーシー 2432 +101大幅続伸。前日に上半期決算を発表、営業利益は34.5億円で前年同期比6.2%増となり、従来計画の32.7億円を上振れた。つれて、通期予想は従来の67.8億円から69億円に上方修正した。主要顧客である自動車産業や官公庁・自治体を中心にICT投資が堅調に推移し、ネットワーク機器を含む官公庁向け大型案件の受注も寄与した。下半期は実質下方修正など、依然として上振れ余地は残す状況ともみられる。<3038> 神戸物産 4249 +158大幅続伸。前日に第3四半期の決算を発表、5-7月期営業利益は113億円で前年同期比26.2%増となり、上半期の同7.7%増から増益幅は拡大する形となっている。市場予想も10億円程度上振れたとみられる。通期計画は据え置いているが、少なくても下振れ懸念は後退する状況とみられる。売上総利益率の改善が増益幅拡大につながっており、4月以降の為替の円高進行が追い風になったようだ。<9627> アインHD 6895 +823急伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は42.5億円で前年同期比54.3%増となり、40億円程度の市場予想を上振れ。通期予想は従来の219億円から283億円、前期比67.7%増にまで上方修正。通期コンセンサスは255億円程度であったため、想定外の大幅上方修正となる形に。さくら薬局の買収を反映した形とみられるが、貢献度は想定以上とポジティブ評価につながっている。<4880> セルソース 589 -36大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業益は1.2億円で前年同期単独比68.2%減となり、通期予想は従来の3.7億円から2億円に下方修正。医療機関支援事業における契約内容変更に伴い、売上高が当初予想を下回ることが確実に。また、加工受託サービスのオーダー増加施策の効果発現にもやや時間を要するもよう。なお、科研製薬とエクソソームの研究開発について新たな協業体制に向けた協議を開始とも発表。<2389> デジタルHD 1963 -180大幅続落。博報堂DYHDが完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表している。TOB価格は1970円で前日終値比8.1%のディスプレミアムとなっている。8月以降株価が急上昇していたため、ディスプレミアムとなる形に。同社ではTOBに賛同の意見を表明するとともに、応募は株主の判断に委ねるとしている。TOB期間は9月12日から10月28日まで。TOB価格へのサヤ寄せを意識する動きとなっている。<7095> MacbeeP 2018 -498急落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は7.5億円で前年同期比41.1%減益となっている。据え置きの通期予想は56億円で前期比8.3%増であり、想定外の低進捗としてネガティブに捉えられている。売上収益、並びに、人件費、広告宣伝費、M&A費用などは想定線であったものの、融資・カード業界における広告費高騰の影響により、会社想定以上の減益着地となっているもよう。<5017> 富士石油 413 +80ストップ高比例配分。出光興産がTOBを実施して子会社化すると発表している。TOB価格は480円で前日終値比44.1%のプレミアムとなる。買い付け予定数の上限は設けておらず、TOB価格へのサヤ寄せを目指す動きが優勢に。TOB期間は9月12日から10月28日まで。サウジアラビア政府が持つ7.5%の持ち分は引き残し、産油国との関係維持を重視する方針。出光興産は本日もみ合いの動きとなっている。
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2025/09/12 15:58
本日の注目個別銘柄
キオクシアHD、サムコ、ANYCOLORなど
<3636> 三菱総研 5240 +370大幅続伸。前日に25年9月期の業績予想の上方修正を発表。営業利益は従来予想の62億円から73億円に引き上げた。シンクタンク・コンサルティングサービスは官公庁からの好調な受注などを背景に高い稼働を維持しており、ITサービスも不採算案件が収束見通しとなっているほか、経費圧縮も進んでいるようだ。第3四半期まで進捗率は高かったものの、減益決算ではあったため、ポジティブ反応が優勢に。<4346> NEXYZ. 1130 +71大幅反発。子会社であるMUSIC CIRCUSの株式の一部をSBIHDに譲渡すると発表、同子会社は関連会社へと異動となる。株式譲渡に伴う特別利益4.3億円を計上することで、25年9月期純利益は従来予想の7億円から8.5億円に上方修正している。また、子会社であるブランジスタとSBIグループが資本業務提携を行ったことも発表、同子会社は引き続き連結子会社となるもよう。<3963> シンクロフード 598 +38大幅続伸。ホライズン14を子会社化することを発表、これに伴い、イデアルが同社の孫会社となる。イデアルは商業用不動産に特化して幅広くプロパティマネジメントサービスを提供し、飲食業を中心とした店舗事業者を顧客基盤としている。イデアルのグループ化によって、子会社のウィットとのシナジー創出が可能となるほか、同社が運営する経営支援プラットフォーム「飲食店ドットコム」の拡張・進化にもつながるとの期待に。<9984> ソフトバンクG 17905 +1625急伸。PPIが予想外のマイナスとなったことで米長期金利が低下し、ナスダック指数が堅調な推移となっており、支援材料につながった。さらに、傘下企業である英アームが9.5%と急騰、含み益の拡大が意識される形で刺激材料ともなったようだ。アームは、スマホや腕時計などのモバイル機器上でAIが動作するように最適化した「ルメックス」と呼ばれる次世代チップ設計をローンチすると発表しており、材料視されたようだ。<2923> サトウ食品 9680 +1500ストップ高比例配分。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は8.6億円で前年同期比6.1倍の水準となっている。会社側では業績予想を未公表であるが、好スタート受けて大幅な今期の業績拡大が意識される状況となっているもよう。包装米飯及び包装餅製品ともに主力製品を中心に販売が堅調に推移したほか、減価償却費の減少なども収益の押し上げに寄与したようだ。<6387> サムコ 3440 +430急伸。前日に25年7月期の決算を発表、営業利益は23.4億円で前期比16.1%増となり、5月に上方修正した数値の22.9億円を上回る着地に。26年7月期は24.6億円で同5.0%増と連続増益の見通しとしている。AI関連投資が盛んとなる中、データセンター向け半導体需要など成長が全般的に継続のもようで、電子部品分野などの売上が拡大している。なお、今期の為替レートは140円を前提としているようだ。<3064> MRO 2325 -226大幅続落。前日に8月の月次動向を発表、売上高は前年同月比7.4%増となっている。増収基調は継続しているものの、伸び率が1ケタ台にとどまったのは24年の8月以来となっており、ネガティブに捉える動きが先行しているようだ。また、新規顧客獲得数も88千アカウントにとどまり、2月以来の低水準に。なお、8月は前年比で営業日数が1日少ない状況ではあった。<285A> キオクシアHD 4005 +520急騰。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断「オーバーウェイト」を継続し、目標株価を2900円から3900円に引き上げている。AI向けNAND需要拡大を考慮としているもよう。AI投資やHDD需給ひっ迫を背景に、ハイパースケーラーがエンタープライズSSDデータへ大量発注を実施、これを契機として、直近数週間でNANDフラッシュ市場は大きく改善していると指摘している。<5032> ANYCOLOR 5650 +700ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業益は70億円で前年同期比2.6倍となり、通期計画は従来の190-200億円レンジから、205-215億円のレンジ予想に上方修正した。VTuberユニットの周年施策、季節性大型施策などでコマース売上高は当初計画を上回り、「にじさんじ WORLD TOUR 2025 」の各公演を中心にイベント売上高も想定を上回る状況で、業績拡大がポジティブインパクトに。<4917> マンダム 1784 +300ストップ高比例配分。MBOの実施を発表、投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズ系のカロンHDがTOBを実施する。TOB価格は1960円で前日終値比32%のプレミアムに。TOBは9月下旬をめどに開始の予定。コア事業の競争力の維持・強化や事業モデルの変革といった長期的戦略の実行に当たることを非公開化の目的としている。TOB価格への完全サヤ寄せを目指す動きが優勢に。
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2025/09/11 15:52
本日の注目個別銘柄
まぐまぐ、武蔵精密、三井ハイテクなど
<7721> 東京計器 4525 +255大幅続伸。野村證券では投資判断「バイ」継続で、目標株価を4400円から5500円に引き上げ。SMBC日興証券でも投資判断「1」継続で、目標株価を4100円から5200円に引き上げている。ともに防衛予算の拡大傾向を評価材料視しているもよう。野村證券では27年3月期から28年3月期にかけて営業利益は年率平均18%で成長すると予想、SMBC日興証券では27年3月期営業利益は56.6億円を予想。<9503> 関西電力 2230 +112.5大幅続伸。英紙では、アクティビストの米エリオット・マネジメントが同社の上位株主3社に入ったと報じているもよう。株式の4-5%を保有しているようだ。エリオットでは、年間1500億円相当の非中核資産売却により、配当の引き上げや自社株取得を実施するよう働きかけているとされている。株主価値向上策に向けて大きなプレッシャーにつながるとの思惑が先行する展開へ。<4059> まぐまぐ 726 +100ストップ高。HI-NEXU及びクロスFMと連携し、クロスメディア展開プロジェクトを開始すると発表。これは、HI-NEXUが運営する「XU(クロスユー)」ユーチューブチャンネルを起点としたメディア連携モデル。ユーチューブで配信する田村淳さんプロデュースのビジネス・経済コンテンツを無料メルマガ配信とWebサイト、クロスFMのラジオ放送へと展開、一つのコンテンツを複数のメディア形式で楽しめるという。<6835> アライドHD 209 +19急伸。株主優待制度を導入すると発表している。12月末に500株以上保有している株主が対象、デジタルギフトgiftee Boxを1000円分進呈するようだ。5000株以上保有株主、あるいは、1年以上保有株主には2000円分、5000株以上、かつ、1年以上保有株主には6000円分を進呈。また、80万株、1.5億円を上限とする自社株買いの実施も発表。<7997> くろがね工作所 1056 +150ストップ高比例配分。年間配当金計画の引き上げを発表している。特別配当20円を実施することで、年間配当金は従来計画の20円から40円に引き上げ、前日終値をベースとした配当利回りは4.4%となり、利回り妙味が高まる水準となっている。また、発行済み株式数の2.9%に当たる5万株を上限に立会外取引において906円で自社株買いを行うとも発表しているが、実際3万4100株の買い付けを行ったようだ。<6335> 東京機 487 +80ストップ高比例配分。注力部門であるFA事業において、JMUディフェンスシステムズから防衛省向けの搬送・格納に関しての自動化・省人化装置の受注取引が完了したと発表している。同社にとって、防衛分野で初めての契約となるもようだ。防衛省向けの仕事を主業とされている企業から今回パートナー企業として選定されたことにより、防衛関連予算の拡充が今後想定される中で、活躍余地が広がるとの期待が先行へ。<7220> 武蔵精密 3665 +515急騰。米オラクルが前日に決算を発表、大幅な受注増加などを明らかにして時間外取引で急伸。クラウドインフラ事業の売上高は今年度77%増の180億ドルに拡大し、その後4年間の売上高は1440億ドルに達する見通しとしている。同社では24年12月に、オラクルが業界初となるゼタスケールのクラウド・コンピューティング・クラスタにHSCを採用へとリリースしており、メリットの享受が思惑視されているようだ。<3180> Bガレジ 1551 -132大幅続落。前日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は2.4億円で前年同期比23.9%減となり、据え置きの上半期計画7.8億円、同21.1%増に対して、低い進捗にとどまっている。売上高は順調に拡大も、支払い送料の増加などによる粗利益率の低下、新物流拠点の一部稼働開始に伴う人件費や賃借料など販管費の増加が響いている。業績の下振れを懸念する動きが先行のようだ。<1433> ベステラ 1098 -148急落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は2.3億円で前年同期比6.8%増となり、従来計画の3.5億円を下回る着地になっている。つれて、通期予想は従来の12億円から7億円、前期比87.3%増に下方修正している。利益率の高い大型工事の一部は受注機会に恵まれず売上高見通しが減少したほか、進行中の案件で客先都合による工事の一時中断なども発生しているもよう。高かった業績期待の反動が強まる形に。<6966> 三井ハイテク 740 -114急落。前日に上半期決算を発表、営業利益は63.5億円で前年同期比19.2%減となり、通期予想は従来の130億円から110億円に下方修正した。下期の電機部品事業における、製品価格への原材料価格低下の反映、顧客動向を踏まえた一部製品の量産開始時期の見直しなどが業績下振れの背景となる。通期コンセンサスは会社計画並みであったため、想定以上の業績悪化をネガティブ視する動きが優勢に。
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2025/09/10 16:27
本日の注目個別銘柄
学情、アクシージア、ニーズウェルなど
<1414> ショーボンド 5005 -139続落。野村證券では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も7040円から5290円に引き下げている。高速道路会社は建設コスト上昇などによって予算不足が深刻化、高速道路料金値上げなどの予算確保に向けた議論も遅れているもようで、発注回復が遅れる可能性があると判断しているようだ。高速道路向け売上成長の鈍化に加え、一段の粗利益率改善も難しいとして、業績予想を下方修正しているようだ。<4936> アクシージア 511 +45大幅続伸。前日に25年7月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の4.4億円から5.6億円、前期比39.3%減に引き上げ。利益率の高い中国EC売上が想定よりも伸長しているようだ。第3四半期決算実に続く上方修正となる形に。なお、想定していたのれんの減損損失を計上しないことになったため、純利益は1.4億円から3.5億円にまで大幅上方修正。<7013> IHI 16020 +165大幅続伸。米国でのバイオマス発電運営事業から撤退すると報じられた。カリフォルニア州にある発電所5カ所のうち1カ所で運営会社の株式を売却し、2カ所で会社を清算する。また、残る2カ所からも将来的に手を引く見込みのようだ。米政権による脱炭素政策の見直しが逆風となるなかで収益改善が難しく、航空エンジンなど採算性の高い事業に経営資源をシフトする狙い。不採算事業撤退による収益性の向上を期待する動きが先行。<4666> パーク24 2157.5 +134.5大幅続伸。カーシェアリングサービス「タイムズカー」の料金変更を発表している。これまで利用料金は、6時間以下が時間料金のみで、6時間超は時間料金+距離料金としていたが、今後、一利用につき最大20km分の距離延長を減免する一方、時間に関係なく、利用料金は時間料金+距離料金にするとしている。実質値上げとみられ、収益増につながっていくとの見方が優勢のようだ。<2929> ファーマF 1042 +71大幅続伸。前日に業績予想の修正を発表。営業利益は従来予想の20億円から23億円に上方修正した半面、純利益は16億円から3.5億円に下方修正した。単体での広告投資減少が営業利益の上振れの背景。一方、子会社の明治薬品では広告投資が拡大して損益が悪化、連結ベースでは税負担が増大する形になった。なお、明治薬品では新規顧客獲得が好調に推移、定期顧客件数は前期末比で約2.7倍のもよう。<9619> イチネンHD 1993 +136大幅続伸。前日に配当予想の修正を発表している。上半期末の配当金は従来計画の35円から38円に引き上げ、年間配当金は前期比3円増の73円としている。今期の業績及び財務体質などを総合的に考慮した結果としている。前日終値をベースとした配当利回りは3.9%の水準となる。また、期末配当金は35円を据え置いているが、今後の上振れなども想定される状況のようだ。<3093> トレファク 2037 +145大幅続伸。前日に8月の月次動向を発表した。既存店売上高は前年同月比11.4%増となり、48カ月連続でのプラス成長、かつ、24年6月以来の高い伸びとなっている。創業30周年キャンペーンの開始、8月末での買取金額アップクーポン終了に伴う駆け込み需要などから、来客数や販売件数、買取件数などが大きく増加したもよう。また、月を通して気温の高い日が続いたことで、夏物衣料や夏物家電の販売が好調だったようだ。<3697> SHIFT 1473.5 +51.5大幅続伸。前日に日経平均の定期入れ替えが発表されており、同社株が新規採用となっている。9月30日の大引けで組み入れ需要が発生する見込み。大和証券の試算では、約1400億円、8.24日分の買いインパクトとされている。ほぼ事前の市場予想通りの結果であり、買い先行後はやや伸び悩む動きにも。一方、除外が決まったシチズンは大幅下落の展開となっており、除外候補の一つとされていたカナデビアは大幅高に。<2301> 学情 1733 -187大幅反落。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は8.5億円で前年同期比33.9%の大幅減益となっている。つれて、通期予想は従来の30億円から21億円、前期比21.0%減に下方修正。「Re就活キャンパス」や「イベント」の売上高が伸び悩んでいるもよう。上半期までの状況から下振れ懸念はあったものの、2ケタ増益予想から一転2ケタ減益予想への下方修正をネガティブに捉える動きが優勢。<3992> ニーズウェル 584 +48大幅続伸。クラウドSIMを使った建設・建機業界向けモバイルWi-Fi「零か壱Wi-Fi」を提供開始と発表した。端末買い切り型のモバイルWi-Fiとなっており、各地域の最適な通信キャリアを自動選択し、全国の現場で安定したWi-Fi環境を提供するもの。クラウドSIMを使ったモバイルWi-Fiにおいて、不使用時の維持費ゼロ円は国内唯一のサービスとなり、業績インパクトを期待する動きが先行する形に。
<ST>
2025/09/09 16:20
本日の注目個別銘柄
助川電気、ナトコ、エイチームなど
<5838> 楽天銀行 7774 -152大幅続落。石破首相が退陣を表明し、遅くても10月上旬には新首相が選出される見通しとなっている。現時点で小泉氏と並んで有力候補とみられている高市氏はリフレ派とされており、高市首相誕生の場合は、拡張財政・金融緩和の継続の思惑が一気に広がるとみられている。この場合、日銀の利上げペースは一段と鈍化する可能性が高く、同社を筆頭として銀行株のマイナス材料とされているもよう。<4627> ナトコ 1757 +226急騰。先週末に第3四半期の決算を発表、累計経常利益は10.2億円で前年同期比8.8%増となっている。上半期は同0.8%減と小幅減益であったため、経常増益転換をポジティブ視する動きが先行へ。通期予想は15億円、前期比8.9%増を据え置いている。上半期から為替差損が減少していることが増益転換の主因。本業ベースでも主力の塗料事業が2ケタの増収増益となっている。<9072> ニッコンHD 3253 +119大幅反発。発行済み株式数の6.20%に当たる750万株、150億円を上限とする自己株式の取得実施を発表。取得期間は本日から来年3月31日まで。取得方法は市場買付とされている。株主還元の拡充および資本効率の向上を図るとともに、今後の経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を実行することが取得理由。4月に公表している、29年3月期までに400億円程度の自己株式取得を行う方針の一環とされている。<7711> 助川電気 4370 +500急伸。石破首相が前日に退任表明を行っており、自民党の総裁選が今後開催されることが決定している。「ポスト石破」を巡っての思惑などが強まる状況となっているもよう。小泉氏とともに有力候補とされる高市氏は、核融合発電の導入に積極的と目されているが、同社は核融合実験装置である「JT-60SA」の容器内のセンサーを受注した実績などがあり、高市トレードで注目される一角と位置付けられているもよう。<9417> スマバリュ 483 +34大幅続伸。発行済み株式数の4.5%に当たる47万株、2億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は9月8日から11月30日まで。立会外取引を含む市場買付を行うとしている。取得目的は資本効率の向上および株主還元の充実を図るためとしている。同社の自社株買いは22年10月にかけて上限10万株を取得して以来とみられる。目先の需給改善を期待する動きが先行へ。<9678> カナモト 3520 -135大幅反落。先週末に第3四半期の決算を発表している。累計営業利益は117億円で前年同期比30.0%増となり、据え置きの通期予想171億円、前期比17.4%増に対して順調な進捗となっている。ただ、5-7月期は31.9億円で前年同期比12.4%増と、上半期実績の同38.0%増から増益率は鈍化する形に。好決算ながらサプライズは限定的として、短期的な出尽くし感が先行する状況のようだ。<6794> フォスター電 2323 +83大幅続伸。先週末に提出された大量保有報告書によると、アクシウム・キャピタルの保有比率が6.86%となり、大株主に浮上したことが明らかになっている。保有目的は純投資とされている。アクシウム・キャピタルはアクティビストファンドとされ、7月に設立されたばかりとなっている。日邦産業、東京コスモス電機なども大量保有銘柄となっている。<3046> JINSHD 9610 +770大幅続伸。先週末に8月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比17.0%増となり、31カ月連続でのプラス成長、かつ、2カ月連続での2ケタ成長となっている。猛暑が続いた影響により、季節要因に関連した需要が堅調に推移したほか、販促施策の効果が来店や購買意欲などを後押しする形になったもよう。これで、25年8月期通期での国内アイウエアショップ全店売上高は前期比20.2%増となっている。<3662> エイチーム 1109 -146急落。先週末に25年7月期の決算を発表、営業利益は8.5億円で前期比50.3%の大幅増益となったが、5-7月期は0.7億円の赤字となっており、従来予想の10億円を下回る形になっている。また、26年7月期は9億円で同6.4%増の見通しとしているが、従来の25年7月期予想にも未達の水準に。暗号資産価格上昇に伴う販売促進引当金繰入額の増加、広告投資の拡大などが5-7月期営業赤字の背景に。<5016> JX金属 15670.0 +95.5大幅続伸。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も900円から1800円にまで引き上げている。業績予想を上方修正しているほか、同社が展開する電子材料は、先端半導体やAI向けで高シェアを誇る製品群が多く、AIを中心とした旺盛な投資が継続する恩恵が大きいと判断し、バリュエーションを引き上げているもよう。AI向け製品の今後3年間の年平均営業利益成長率は27.3%と予想。
<ST>
2025/09/08 15:51
本日の注目個別銘柄
キオクシアHD、日ヒューム、ヤマトインターなど
<9064> ヤマトHD 2477 -80大幅反落。前日に8月の小口貨物取扱実績を公表している。宅急便・宅急便コンパクト・EAZYの取扱数量は1億4751万9512個となり、前年同月比2.5%減となっている。24年4月以降、数量はプラス成長を続けていたものの、17カ月ぶりにマイナスに転じる格好へ。もともと、26年3月期通期でマイナス成長の見通しとしてはいるものの、ネガティブ材料と捉える動きが先行。<7279> ハイレックス 2849 -1小反落。前引け後に第3四半期決算を発表、通期予想を上方修正しており、後場寄りは買い先行となったものの、その後は急速に伸び悩む展開に。25年10月期営業利益は従来予想の24億円から31.5億円に上方修正した。韓国、メキシコ、中国の子会社で原価低減、生産性向上、経費削減などが進んだ。ただ、上半期業績は従来計画を12億円超上回る着地となっただけに、通期の上方修正幅は想定よりも限定的との見方に。<5262> 日ヒューム 4190 -700ストップ安。下水道老朽化対策関連の中心銘柄として人気化、本日の高値まで、年初来では3.9倍の上昇、ここ1週間でも65.0%の急騰となっていた。さすがに過熱警戒感も強まる中、週末要因も相まって短期資金中心に利益確定の動きが集中する状況のようだ。中核銘柄である同社株の下落に連れて、NJS、栗本鉄工、日本鋳鉄管、大盛工業、水道機工、旭コンクリートなど、下水道関連銘柄が総じて売り優勢の展開に。<5991> ニッパツ 1985 +88大幅続伸。SBI証券では投資判断「買い」を継続し、目標株価を2100円から2300円に引き上げている。戦略製品群に代表される非自動車事業の伸長に加え、自動車関連事業も梃入れが進む可能性が高まっていると判断。足元の業績も会社計画を上振れ基調とみられ、26年3月期営業利益は、会社計画の470億円に対して520億円を予想。株式市場では、一段の利益成長のポテンシャルを評価不足と考えているようだ。<4369> トリケミカル 2640 +128大幅反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、目標株価を3800円から3500円に引き下げたものの、投資判断は「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ。中国DRAMメーカー向けHigh-k材料の需要減少は局所的な影響に留まり、その他顧客向けHigh-k材料、メタルやエッチング材料などは堅調で全体的な成長トレ基調に変わりないと評価。株価急落で割安感が高まったことが格上げの背景に。<4238> ミライアル 1207 +95大幅続伸。前日に上半期業績予想の上方修正を発表。営業利益は従来予想の2.6億円から3.3億円、前年同期比60.4%減に引き上げ。成形機事業が受注状況及び部品供給の安定により一定の工場稼働率を維持したこと、プラスチック成形事業の製品出荷増加に伴う工場稼働率の向上などを上振れの背景としている。第1四半期決算時に上半期業績見通しを発表し、その後株価は低迷が続いていたため、ポジティブな反応が先行へ。<8127> ヤマトインター 478 +67急騰。前日に提出された大量保有報告書によると、投資運用会社であるシルバーケイブの保有比率が5.73%となり、大株主に浮上したことが明らかになっている。保有目的としては、純投資又は場合により重要提案行為を行う可能性があるとしている。なお、シルバーケイブはほかに、デジタルHD、インターアクション、マーキュリアなどの大株主に名を連ねている。<9090> AZ丸和HD 1079 -116大幅続落。2030年満期ユーロ円CB220億円の発行を発表している。転換価額は1434円で前日終値に対するアップ率は20.0%となる。行使期間は25年10月6日から30年9月9日まで。潜在株比率は11.39%になるもよう。資金使途の中心は2025年満期ユーロ円CBの借入資金として充当するもよう。2025年満期CBは転換価額が2592.9円で、これまで株式に転換されていなかった。<4902> コニカミノルタ 544.8 +31.1大幅反発。半導体工場などで使う産業用インクジェット部品の新製品を発売したと発表している。合成樹脂を溶かすような材料でも精密に塗布できるのが強みとなるようだ。半導体やペロブスカイト太陽電池などは、生産の過程で合成樹脂を溶かす性質を持つ材料を塗布することがあるとされており、「ペロブスカイト太陽電池」市場の拡大に伴い、活躍余地が広がっていくとの期待が先行しているようだ。<285A> キオクシアHD 3065 +439急騰。前日の米国市場ではサンディスクが約18%の急伸となった。同社とサンディスクは、NAND型フラッシュメモリを共同で開発・製造する提携関係にあり、同社株の刺激材料にもつながったようだ。トランプ大統領は前日、米国に生産拠点を移転しない半導体企業からの輸入に関税を課す考えを示しているもようであり、サムスンやSKハイニックスなど他のフラシュメモリ大手との競争環境の改善が想定されているもよう。
<ST>
2025/09/05 15:58
本日の注目個別銘柄
ニデック、ダイワ通信、日コンクリなど
<5805> SWCC 7920 +250大幅反発。注力製品である多心な間欠接着リボン「イーリボン」の増産投資を決定したと発表。データセンター市場が急拡大する中、細径・高密度かつ効率的な配線敷設作業を可能とする光ケーブル需要が増加しており、これに対応するためとしている。約10億円の増産投資を実施し、生産能力を現行比約3倍に増強する。26年度上期の完工を予定し、26年度の「イーリボン」売上高は24年度実績比で約28倍を目指すとしている。<1928> 積水ハウス 3350 -9もみ合い。前引け後に決算を発表、後場寄りは売り先行となって一時74円安まであったが、その後は切り返す展開になっている。上半期営業利益は1555億円で前年同期比1.1%減となり、通期予想は従来の3620億円から3400億円、前期比2.6%増に下方修正している。ただ、第1四半期の2ケタ減益決算などから業績の下振れ自体は想定線、5-7月期の収益水準回復をポジティブに捉える動きも優勢に。<7116> ダイワ通信 1106 +116急伸。前引け後に遅延していた25年3月期決算を発表、後場に入り急速に切り返した。25年3月期営業益は4.5億円で前期比93.9%増となり、従来計画の4億円を上振れた。純損益は、調査費用の発生で1.6億円の赤字となり、従来計画2.6億円の黒字を下回った。不適切取引に伴う本業への影響が限定的にとどまり、買い安心感が先行する形に。なお、24年3月期営業益は3.6億円から2.3億円に修正された。<1803> 清水建 2063 +61.5大幅反発。前日に提出された大量保有報告書によると、ブラックロック・ジャパンの保有比率が5.02%になったことが明らかになっている。保有目的は純投資で、顧客および投資信託等の資産運用目的としている。材料視する動きが優勢となっているもようだ。また、一昨日には、日本一高いビルになる「トーチタワー」の地上部分工事が始まったとも発表している。<5803> フジクラ 13140 +640大幅続伸。データセンター関連の中核銘柄としての位置づけが強く、前日の米ハイテク株上昇を受けて上値追いの動きを強める展開に。大和証券では電線セクターに対する強気の投資判断を継続。中でも同社の選好順位をこれまでの2番手からトップに変更している。第2四半期決算発表時に更なる利益計画増額が期待され、光配線関連製品を中心とした中長期成長のほか株主還元強化の可能性にも注目としているようだ。<5269> 日コンクリ 363 +38急伸。上昇率トップになっている。日本ヒュームを始め、スタンダード市場でもイトーヨーギョー、旭コンクリート、日本鋳鉄管などが値を飛ばしており、下水道関連銘柄の上値追いが継続している。こうしいた中で、関連の出遅れ銘柄として関心が向かっているようだ。同社でもセグメントなどの関連製品を手掛けるほか、下水道管埋没工事なども手掛けており、インフラ整備需要の恩恵を享受できる立ち位置。<8016> オンワードHD 674 +21大幅続伸。前日に8月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比4.3%増となり、3カ月ぶりのプラスに転じている。店舗売上が同6.7%増加したほか、Eコマース売上も同0.2%増となる。暑く長い夏への対策として強化したボトムスなどのシーズンレスアイテムの販売が好調だったほか、ブラウスやジャケットの販売も堅調に推移したもよう。ウィゴーの連結効果も続き、全店売上は同48.4%増となっている。<268A> リガク 858 +49大幅反発。野村證券では投資判断「バイ」を継続し、目標株価を1100円から1300円に引き上げている。第3四半期決算発表時には第4四半期業績の蓋然性が高まるとみられ、26年12月期以降の業績再成長について、確度が上昇していくと考えているもよう。また、現在顧客評価あるいは開発中の半導体計測装置が26-27年にかけて本格量産の段階に入ることから、26年12月期以降の事業成長も見込めるとしている。<6523> PHCHD 1092 +79大幅高。連結子会社アセンシアが事業展開する持続血糖測定システム「Eversense」の販売事業を、独占販売契約を締結している米Senseonicsに譲渡すると発表している。譲渡事業の25年3月期売上高は30.6億円、営業損失は90億円であったようだ。譲渡完了日は26年1月1日を予定し、譲渡価額は未定であるもよう。事業譲渡に伴う収益性の改善などを期待する動きが優勢のようだ。<6594> ニデック 2420 -700ストップ安。本体およびグループ会社において、不適切な会計処理の可能性のある事案が見つかったと発表。経営陣が関与または認識した上で、不適切な処理に関わったと解釈する余地のある資料を発見したとしているもよう。第三者委員会を設置して、事実関係を調査していくとしている。同社グループでは、イタリア子会社で貿易取引上の問題が明らかになっており、それを受けての調査のなかで、今回の新たな事案が発覚したようだ。
<ST>
2025/09/04 16:52
本日の注目個別銘柄
インターメスティック、内田洋行、東京ベースなど
<5101> 浜ゴム 5763 +146大幅続伸。野村證券では投資判断「バイ」を継続し、目標株価を4800円から6500円に引き上げている。農機用タイヤ需要が回復しているほか、乗用車用タイヤも北米・欧州の市販用販売が好調に推移。販売見通しを引上げて利益予想を増額しているもよう。25年12月期調整後営業利益は会社計画を上回り、26年12月期も2ケタ成長が続くと予想。株主還元方針のより一層の前向きな変化にも期待としているようだ。<3635> コーエーテクモ 1930 +40.5切り返して大幅反発。1474万株の公募による自己株式の処分、700万株の株式売出、326万株のオーバーアロットメントによる売出実施を発表。処分する自己株式の割合は、第1四半期末の自己株式を除いた発行済み株式数の5.7%の水準となる。その分希薄化は生ずることになるほか、需給悪化も想定されるが、プライム上場維持を目的としたものであり、ここまで株価調整が続いていたため、次第にあく抜け感が優勢に。<7453> 良品計画 3017 -98大幅続落。前日に8月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比6.1%増となり、25年8月期は年間通してプラス成長を継続したが、伸び率は最も低水準となっている。曜日影響を除いた場合では同4.1%増と、鈍化幅はより広がる形にも。客数が同6.4%増加した一方、客単価は同0.2%低下。部門別では、食品が同11.0%増、衣服・雑貨が同9.4%増、生活雑貨は同3.0%増であった。<6951> 日電子 4821 +163大幅続伸。医用機器事業を新設する子会社に対して会社分割により継承させ、新会社株式をシスメックスに譲渡すると発表している。26年4月1日の株式譲渡を予定している。譲渡価額は非開示。譲渡する会社の25年3月期売上高は154億円、営業利益は6.6億円の水準であるもよう。医療費抑制策の影響などが懸念される分野ではあり、売却による事業の選択と集中をポジティブに評価の動きが優勢のようだ。<4750> ダイサン 642 +36大幅反発。前日に第1四半期の決算を発表。営業利益は42百万円で前年同期比70.3%の大幅増益となっている。据え置きの通期予想は4.2億円で前期比13.3%増であり、順調な推移と捉えられているもよう。連結決算開始以降では最も高い水準となっているようだ。既存顧客に対するシェア拡大と適正価格での受注推進などが<9983> ファーストリテ 46670 +230続伸。前日に8月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比5.3%増となり、4カ月連続のプラスとなっている。客単価が同0.2%低下した一方、客数が同5.5%増加している。高気温の推移が続いたことで夏物商品の販売が好調だったほか、トレンドを捉えた通年商品の販売も好調だったもよう。他の衣料品専門店も総じて好調ではあるが、前年のハードルが高かった8月の順調推移をポジティブに評価の動きが先行。<3415> 東京ベース 523 +34大幅反発。前日に8月の月次動向を発表。既存店売上高は前年同月比17.7%増となり、10カ月連続してプラス成長となった。実店舗が同16.2%増加したほか、ECも同25.8%増と伸びた。新たなシーズン区分として盛夏MDを投入したことで、前月に引き続き全業態が好調に推移。なかでも、UNITED TOKYOが好調だったもよう。新たにスタートさせたCONZのWOMENS業態も順調なスタートのようだ。<2670> ABCマート 3103 +169.5大幅続伸。前日に8月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比8.5%増となり、6カ月連続でのプラス成長。客数が同6.3%増加したほか、客単価も同2.1%上昇している。残暑が厳しい中で夏物商品の需要が続いたほか、新学期に向けた靴の買い替え需要なども好調だったもよう。商品別では、全品値引企画を行ったキッズシューズや新作のスポーツシューズなどが好調のようだ。<8057> 内田洋行 12300 +1420急伸。前日に25年7月期の決算を発表、営業利益は122億円で前期比30.3%増となり、6月2日に上方修正した水準をやや上回る着地になっている。年間配当金は従来計画220円に対して300円にするともしている。26年7月期営業利益見通しは154億円で同26.5%増と連続大幅増益の見通し。自治体システムの標準化対応、GIGAスクールの更新需要などが継続すると想定しているようだ。<262A> インターメスティック 3025 +411急騰。メガネスーパーを運営するビジョナリーHDの完全子会社化を発表している。買収により店舗数は現在のほぼ倍の617店舗体制になるほか、国内売上高は業界2位の規模となるようだ。株式譲渡実行日は10月1日、買収金額は約191億円となる。地域的な店舗の重複は少なく、クロスセルなどのシナジーも見込めるとしており、スケールメリット拡大に対する期待感が先行する形に。
<ST>
2025/09/03 16:18
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