本日の注目個別銘柄
エンプラス、住友ファーマ、ソシオネクストなど
配信日時:2025/02/03 15:57
配信元:FISCO
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本日の注目個別銘柄
東精密、イリソ電子、イビデンなど
<6908> イリソ電子 2981 +447急騰。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は38.8億円で前年同期比19.0%減となったが、通期予想は従来の43億円から47億円、前期比20.8%減に上方修正している。上半期決算時に大幅下方修正していたことで、安心感が強まる状況になっているもよう。また、構造改革の実施を発表、茨城工場の機能見直しや希望退職者募集を実施し、年間7億円の利益改善効果を見込んでいるようだ。<3099> 三越伊勢丹 2542 -128.5大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は251億円で前年同期比20.8%増となり、市場予想を10億円程度上振れたとみられる。ただ、上半期実績の同72.8%増からサプライズは限定的であり、通期予想も720億円、前期比32.4%増を据え置いている。株価も高値圏にあった中、出尽くし感からの利食い売りが先行する状況に。なお、第4四半期には戦略コストの増加などを想定しているもよう。<3626> TIS 3719 +226大幅続伸。前日に第3四半期の決算を発表、10-12営業利益は184億円で前年同期比6.9%増となり、四半期ごとに増益率は高まる状況となっている。また、10-12月期受注高は1016億円で同10.3%増と好調推移、とりわけ、ソフトウェア開発が同15.6%増と大きく拡大、ポジティブ材料視されているもよう。ソフトウェア開発は全ての主要セグメントで2ケタ増となっている。<7981> タカラスタン 1867 +203急伸。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は129億円で前年同期比20.1%増となり、上半期実績の同12.3%増から増益率は拡大。10-12月期は69.2億円で同27.8%増となっている。新築向けの売上が好調に推移したほか、価格改定効果や在庫削減などの合理化効果も寄与した。また、10-12月期には利益率の高いリフォーム向けの売上も回復傾向に転じている。<4617> 中国塗料 2206 -213大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は116億円で前年同期比28.6%増となり、通期予想は従来の150億円から156億円に上方修正した。主力の船舶用塗料分野において販売が好調に推移していることが主因。年間配当金も従来計画の85円から90円に引き上げ。ただ、上半期の段階で営業利益は79.3億円、前年同期比54.6%増であったことから、業績上振れは想定線との見方が多いもよう。<4062> イビデン 3800 -700ストップ安。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は63.4億円で前年同期比50.7%減となり、市場予想を30億円程度下振れている。通期予想の400億円、前期比15.9%減は据え置き。もともと、上半期実績が285億円で前年同期比18.4%増となっていたため、会社側の下期計画は保守的との見方が強かったもようだが、10-12月期の落ち込みを受けて、市場の楽観的な見方は大きく後退へ。<7201> 日産自 386.9 -19.8大幅反落。ホンダとの経営統合協議を巡り、ホンダが同社の株式を取得して子会社化する案を打診していることが分かったと伝わっている。統合比率において大幅なディスカウントが警戒されていた中、株式取得に関しては逆にプレミアム付与が期待されるとの見方も浮上しているようだ。その後、「ホンダとの経営統合に向けた基本合意書を撤回」と伝わり、一転して利食い売りが増加したもよう。<7729> 東精密 8719 +1500ストップ高。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は56.7億円で前年同期比89.2%増となり、市場予想を15億円ほど上振れたもよう。通期予想は従来の280億円から285億円に引き上げた。10-12月期の半導体製造装置受注は前四半期比2割増と好調、下期の生成AI受注高は上半期比増収率見通しが引き上げられているもよう。HBM向け拡大基調が確認されたことをポジティブ視する動きに。<6752> パナHD 1738.5 +209急伸。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は1323億円で前年同期比3.8%増となり、コンセンサスを100億円程度上回った。オートモーティブ以外の事業が総じて想定以上となった。通期予想は3800億円、前期比5.3%増を据え置き、PASの非連結化による影響で売上高は下方修正しており、実質的に上方修正となる形へ。エナジー事業ではデータセンター向け売上見通しなどが上方修正されたようだ。<4298> プロトコーポ 1580 +300ストップ高比例配分。MBOの実施を発表、筆頭株主でかつ創業家一族の資産管理会社である夢現の完全子会社、フォーサイトがTOBを実施する。TOB価格は2100円で前日終値比64%のプレミアムとなる。TOB期間は2月5日から3月21日まで。同社では賛同の意見を表明するとともにTOBへの応募を推奨するとしている。TOB価格へ完全サヤ寄せを目指す動きが優勢に。
<ST>
2025/02/05 15:57
本日の注目個別銘柄
山形銀、日化薬、JVCKWなど
<2281> プリマハム 2071 -119大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は82.7億円で前年同期比20.4%減となり、通期予想は従来の160億円から95億円、前期比19.6%減と、一転減益予想に下方修正した。円安や現地原料高による原材料コストの上昇等の影響を値上げで十分にカバーできず、ハムソーセージ・加工食品・ベンダー事業の売上高が下振れた。上半期は前年同期比9.4%減で、下振れ自体は想定線も下振れ幅は予想以上と。<6981> 村田製 2499.5 +131.5大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は760億円で前年同期比0.3%減となり、920億円程度の市場予想を大きく下振れた。ただ、在庫削減、未実現利益の消去、減損など、一過性要因が下振れの大きな要因で、足元での環境悪化も意識されていたことから、あく抜け感にもつながる状況のようだ。通期予想は、145円の為替前提で営業利益3000億円、前期比39.2%増を据え置いた。<8377> ほくほく 2257 +193大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、累計純利益は311億円で前年同期比48.1%増となり、従来の通期予想250億円を大幅に超過。つれて、通期予想は350億円に上方修正した。貸出金利息や有価証券利息の増加等により資金利益が当初予想を上回る見込みとなったこと、北海道リースを持分法適用会社としたことなどが上方修正の主因。今回据え置かれたが、年間配当金の増配などにも期待が高まる形に。<9064> ヤマトHD 1928.5 +69大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は413億円で前年同期比8.6%増となり、8四半期ぶりの増益に転じた。宅配便の販売戸数増加に加え、人件費の抑制などが進んだう。通期予想は100億円、前期比75.0%減を据え置き、販売単価を引き下げているものの。取扱数量は上方修正した。なお、投資事業組合運用益や投資有価証券売却益を反映し、通期純利益は50億円から180億円に上方修正。<6971> 京セラ 1696 +117.5大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業損益は256億円の赤字に転落したが、約430億円の減損計上が主因で、これを除けば、市場想定線での推移と。通期予想も従来の680億円から210億円に下方修正した。一方、自己株式の取得に係る当面の方針を発表、26年3月期には2000億円程度、27年3月期からの3年間で2000億円規模の自社株買いを実施計画としており、買い材料視されたようだ。<2222> 寿スピリッツ 2487.5 +203.5大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は61億円で前年同期比18.7%増となり、サプライズはないものの、2ケタ増益基調を継続する形になった。通期予想の175億円は据え置いているものの、一部製品の値上げ実施効果などは織り込まれておらず、保守的な予想とみられたようだ。10-12月期の国際線ターミナル卸売上は28億円で前年同期41%増とインバウンド売上が好調に。<4272> 日化薬 1444.5 +225.5急騰。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は181億円で前年同期比4.4倍となり、通期予想は従来の193億円から211億円、前期比2.9倍にまで上方修正している。上半期決算時に続く上方修正となる形へ。全ての事業領域が堅調に推移しているようだ。また、年間配当金も従来計画の45円から60円に引き上げ、前日終値ベースでの配当利回りは4.9%の水準にまで高まる格好へ。<8344> 山形銀 1279 +265急騰。前日に第3四半期決算を発表、累計純利益は34.2億円で前年同期比61.5%増となり、通期予想は従来の33億円から40億円にまで引き上げた。資金利益や株式売却益が想定を上回り、与信関係費用は想定を下振れているもよう。年間配当金も従来計画の35円から45円にまで引き上げている。さらに、株主優待制度の導入も発表、200株以上株主にはクオカード2000円分を贈呈などとしている。<6632> JVCKW 1463 -284.5急落。前日に第3四半期決算を発表、累計事業利益は186億円で前年同期比15.9%増となったが、上半期の130億円、同23.9%増に対して、10-12月期は55億円で同0.7%増と増益率が鈍化した。上半期決算時には通期業績を上方修正、その後株価は水準訂正を果たし、高値圏での推移が続いていたため、ネガティブな反応が強まった。無線システムにおける先行投資増などが影響のもよう。自社株買いの終了も発表。<7211> 三菱自 380 -65.7急落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は139億円で前年同期比75.2%減となり、550億円程度の市場予想を大幅に下回った。通期予想は従来の1900億円から1250億円に下方修正した。通期コンセンサスは1850億円程度であったとみられる。タイパーツ高など為替の影響に加えて、サプライヤ支援などの影響も響いているもよう。想定以上の業績悪化にネガティブなインパクトが優勢に。
<ST>
2025/02/04 16:10
本日の注目個別銘柄
M&Aキャピ、NEC、日本M&Aなど
<4661> OLC 3501 -195大幅反落。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は718億円で前年同期比11.2%増となり、670億円程度の市場予想は上回ったとみられる。ゲスト単価の上昇や商品販売の好調などが背景とみられる。一方、懸念されている入園者数は日本人ゲストを中心に想定を下回ったとみる向きが多いようだ。チケット価格の上昇による来援マインドの低下など、今後の展開への懸念は残るようだ。<2127> 日本M&A 609.1 -110.4急落。前日に第3四半期の決算を発表している。累計営業利益は106億円で前年同期比6.1%減となり、10-12月期も46.3億円で同9.8%減と減益基調が続く形に。期ずれ案件の発生も多く、成約件数が減少していることが業績伸び悩みの背景。新規売り受託件数や新規商談開始案件数は増加しているものの、今期業績計画に対する低進捗をマイナス視する動きが優勢のようだ。<7205> 日野自 510 -71.1急落。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は210億円と前年同期から黒字転換し、100億円超の市場予想を大きく上振れ。通期予想は従来の300億円から450億円にまで上方修正している。コンセンサスを100億円程度上回る水準となる。一方、純損益予想は従来の2200億円の赤字から2650億円の赤字に下方修正、バランスシートの悪化を警戒する動きが優勢のようだ。<8524> 北洋銀行 528 +23大幅続伸。前日に25年3月期業績の上方修正を発表した。純利益は従来予想の155億円から183億円引き上げた。計画を上回る資金利益や役務取引等利益の増加を反映している。上半期実績の84.5億円との比較からも、ストレートにポジティブ視される状況へ。また、年間配当金も従来計画の13円から16円に増額。ラピダスなど豊富な北海道プロジェクトの恩恵があらためて意識される形にも。<4519> 中外薬 6734 +368大幅反発。前日に24年12月期決算を発表、コア営業利益は5561億円で前年同期比23.4%増となり、従来計画の5400億円をやや上振れ。25年12月期は5700億円で同2.5%増を見込む。コンセンサスは200億円程度の上振れとみられる。決算数値へのインパクトは限定的ながら、25年12月期には創業100周年記念配当150円を実施するとし、買いインパクトに。年間配当金は前期比152円増の250円。<4307> NRI 5293 +300大幅反発。前日に第3四半期決算を発表した。10-12月期営業利益は367億円で前年同期比13.4%増となり、通期予想は従来の1320億円から1340億円に上方修正した。金融ITソリューションの好調などが背景となるもよう。新規顧客の貢献などで産業ITの受注が回復していること、利益率が大きく改善していることなどが評価ポイントとされている。年間配当金も58円から63円に引き上げた。<6754> アンリツ 1432 +128.5大幅反発。前日に第3四半期の決算を発表している。10-12月期営業利益は28.4億円で前年同期比27.8%増となり、市場予想を小幅に上回る水準だが、7-9月期には減益に転じていたこともあって、安心感が先行しているようだ。通信計測の受注高も回復する形になっている。また、発行済み株式数の3.8%に当たる500万株、50億円を上限とする自己株式取得の発表も買い材料につながっているもよう。<6701> NEC 15525 +2410急騰。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は815億円で前年同期比94.8%増となり、530億円程度の市場予想を大きく上回った。国内ITサービスの好調に加えて、一過性要因もあったがテレコムサービスも伸長。通期予想は従来の2550億円から2600億円と小幅な修正にとどめているが、構造改革費用を200億円程度追加するもよう。来期以降の業績上振れにつながることになる。<6080> M&Aキャピ 3085 +502ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は33.5億円で前年同期比5.7倍の水準となり、据え置きの通期計画81億円に対しても好進捗となっている。また、配当方針を変更して、配当性向をこれまでの20%から30%に引き上げるとしており、年間配当金も従来計画の40円から51.84円に見直した。大型案件中心に成約数が増加しており、コンサルタントの採用も好調に推移しているもよう。<9552> M&A総研 1563 -400ストップ安比例配分。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は16.8億円で前年同期比49.8%の大幅減益となり、据え置きの通期予想104億円に対して低調なスタートとなった。M&A仲介事業の減収によって売上高が2ケタ減となり、マネジメント強化や人材育成、コンプライアンス強化などへの投資もかさんだもよう。成長期待からバリュエーション水準が高い中、売上2ケタ減がネガティブインパクトにつながった。
<ST>
2025/01/31 15:59
本日の注目個別銘柄
AGS、野村マイクロ、NJSなど
<3648> AGS 962 +104急伸。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は10.9億円で前年同期比1.7%減となったが、通期予想は従来の13.5億円から18億円、前期比41.4%増に上方修正している。DX推進などにより、ソフトウエア開発をはじめ全セグメントが堅調に推移していることか背景としている。上半期は2ケタの減益決算であったことから、大幅増益見通しへの上方修正にインパクトが先行する形に。<7422> 東邦レマック 542 +80ストップ高比例配分。前日に24年12月期の業績修正を発表している。経常利益は従来予想の0.6億円から1億円に(前期は1.8億円の赤字)、純利益は0.5億円から1.2億円に(同1.4億円の赤字)、それぞれ上方修正。売上高は想定を下回ったものの、総利益率の改善、販管費の削減などが進んだほか、投資事業組合運用益及び固定資産売却益などの計上が押し上げ要因となったもよう。<4751> サイバー 1190 +56大幅反発。前日に第1四半期決算を発表。営業利益は83億円で前年同期比32.1%増となり、コンセンサスは小幅に下振れたが、通期予想420億円に対しては順調なスタートになった。とりわけ、メディア&IP事業の想定以上の収益水準などポジティブ視、課金収入、広告収入の増収効果でインターネットTV「ABEMA」の損益が改善している。インターネット広告事業も増収ペースは想定以上との評価に。<2325> NJS 3780 +335大幅続伸。28日に埼玉県八潮市で道路陥没事故が発生しているが、要因として、下水道管が腐食して破損した部分に土砂が流入し、地中にできた空洞の上を車両などが通行したことで重みに耐えきれなくなった可能性が指摘されている。下水道管の調査や維持管理の強化が必要になるとの見方から、上下水道コンサルを手掛ける同社などには活躍余地が広がるとの思惑が先行。なお、下水道ヒューム管トップの日本ヒュームも買い優勢に。<5857> AREHD 1782 +113大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は147億円で前年同期比85.6%増となり、据え置きの通期計画180億円、前期比45.5%増に対して順調な推移となっている。10-12月期は63.7億円で前年同期比2.9倍と増益率は大幅に拡大の格好へ。貴金属リサイクル事業においては宝飾分野における回収量が大きく増加しており、環境保全事業も順調に拡大している。<6254> 野村マイクロ 2621 +263急伸。インドのTATA SEMICONDUCTOR(TATA)との間で、TATAが手掛けるインドで最初の半導体製造工場に、超純水製造装置を導入することで基本合意に至ったと発表。納入予定時期は2026年、超純水製造装置の水量は600m3/Hrとなる。インドでは、近年急速に半導体需要が伸長しているもようで、今後も半導体関連の設備投資増加が見込まれる。同市場における足掛かりになるとして評価の動きに。<6807> 航空電子 2792 -101大幅反落。前日に第3四半期の決算を発表している。10-12月期営業利益は22.4億円で前年同期比52.7%減となり、上半期実績の92.2億円、同36.2%増からは急失速する形に。会社計画線ではあるもようだが、市場予想は40億円超のレベルであっただけに、ネガティブな反応が強まる格好に。コネクタや航機などが想定よりも下振れたとみられている。足元では自動車や産機市場が厳しくなっているようだ。<6586> マキタ 4576 -473大幅反落。前日は取引時間中の決算発表を受けて急伸する展開となったが、本日は一転して売り優勢に。10-12月期営業利益は309億円で前年同期比89.8%増、市場予想を100億円近く上回り、通期予想も従来の850億円から990億円に上方修正した。ただ、ドイツを中心とした欧州の需要鈍化、アジア・オセアニアの伸び悩みなど、説明会における会社側の需要見通しなどが弱材料視される形となったもよう。<4063> 信越化 4900 +10小反発。前日の前引け後に決算を発表、その後売り優勢となったが、本日も戻りの鈍い展開に。10-12月期営業益は1787億円で前年同期比0.6%増、1930億円程度の市場予想を下振れた。電子材料事業が想定以上に伸び悩んだ形に。通期予想は7350億円、前期比4.8%増を据え置き、コンセンサスは7800億円レベル。米PVCの年次契約交渉において、ベース切り替えによる価格低下が示されたこともマイナス視。<6857> アドバンテス 8792 +274大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業益は693億円で前年同期比2.6倍となり、通期予想は従来の1650億円から2260億円にまで上方修正。市場コンセンサスは10-12月期が560億円程度、通期見通しが2100億円程度とみられるが、足元では切り上がりが進んでいたもよう。決算サプライズまでには至っていないが、直近で株価調整が強まっていたことから、ポジティブ反応が先行したようだ。
<ST>
2025/01/30 15:55
本日の注目個別銘柄
ウインテスト、インプレス、東光高岳など
<4208> UBE 2329.5 +1.5小幅反発。前日に25年3月期の業績下方修正を発表、営業利益は従来予想の270億円から160億円に下方修正した。市場予想は240億円程度であり、想定以上の下振れと捉えられた。カプロラクタムなどの販売低調が背景。また、生産停止や減損計上などによる特別損失の計上で、純損益は295億円の黒字から175億円の赤字に下方修正した。こうした構造改革の進展はポジティブに捉えられたもよう。<6337> テセック 1595 +81大幅続伸。前日に第3四半期の決算を発表している。累計営業利益は3.7億円で前年同期比69.4%減となったが、通期予想は従来の3.8億円から4.8億円、前期比72.3%減に上方修正している。円安による増収効果に加えて、部材価格高騰の正常化、技術動向を踏まえた開発計画の変更なども上振れ要因となったもよう。安値圏推移が続いていた株価の見直し材料へとつながっている。<9479> インプレス 157 +16急伸。子会社である山と溪谷社が所有する小屋の全株式を譲渡することを決議し、25年3月期において特別利益を計上する見込みになったと発表している。譲渡実行日は2月1日が予定されている。特別利益としては1.5億円を計上するもよう。出版事業への経営資源の選択と集中を図るべく、事業構造改革の一環としている。バランスシートなど事業体質改善につながっていくとの見方が先行。<6023> ダイハツデイ 2130 +157大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は58.3億円で前年同期比2.7倍となり、通期予想は従来の60億円から73億円に上方修正している。メンテナンス需要などが想定以上のもよう。年間配当金も従来計画の39円から50円に引き上げた。また、ダイハツの株式売却に伴う自己株TOBの実施、ダイハツ保有株の今治造船への譲渡なども発表されており、今後はダイハツが関係会社に該当しなくなる。<6721> ウインテスト 116 +30ストップ高。ウエハ・アクセプタンス・テスト検査装置「WTS-511」を2月より販売開始すると前日に発表しており、買い手掛かり材料につながっているもよう。これは、半導体製造工場で完成したウエハ上で行う電気的検査であり、設計基準や顧客要求を満たしているか出荷される前の最終的な品質保証プロセスとなる。業績寄与に対する期待感などが先行しているもよう。<5461> 中部鋼鈑 2297 -160大幅続落。前日に25年3月期業績予想の下方修正を発表している。営業利益は従来予想の62億円から18億円、前期比82.7%減に引き下げている。上半期決算発表時に続く下方修正となる形に。電気炉更新に伴う生産制約での販売数量下振れに加え、1月21日に製鋼工場において炉外溶鋼漏れに起因する水蒸気爆発事故が発生しており、基幹設備の休止による第4四半期の生産・出荷減少を見込むためとしている。<2002> 日清粉G 1743 -63大幅反落。前日に第3四半期の決算を発表している。10-12月期営業利益は135億円で前年同期比17.8%減となり、第3四半期累計では395億円で同5.8%減と減益に転じている。通期計画は510億円で前期比6.7%増であり、業績未達懸念などが意識されているようだ。コスト増に加えて、海外製粉事業なども伸び悩みのもよう。なお、立会外取引における770万株上限の自社株買い実施も発表している。<6617> 東光高岳 2108 +172大幅続伸。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は41.9億円で前年同期比21.2%減となっているが、据え置きの通期計画50億円、前期比39.4%減に対する進捗率は83.8%の水準となっている。上半期決算時に続く業績の上振れも想定される状況となっているようだ。なお、試験不正など一連の不適切事案に伴う営業利益への影響は第3四半期累計で11億円の営業減益要因になっているもよう。<4180> Appier 1736 +92大幅続伸。週初から「ディープシーク」ショックが株式市場の波乱要因となり、米半導体株やAI大型投資関連株の下落材料となっていたが、AIの開発コストが下がることは AIサービスの普及拡大につながっていくとの期待感なども台頭しつつあるもよう。AI活用サービスを手掛けている同社やPKSHAなどは、コスト低減への期待で前日から強い動きが続く展開になっている。<3458> シーアールイー 1614 +300ストップ高比例配分。MBOの実施を発表している。三井住友ファイナンス&リースの子会社であるSMFLみらいパートナーズがTOBを実施、株式の50.1%を取得して子会社し、49.9%は同社創業家系の企業である京橋興産が継続保有する。TOB価格は1700円で前日終値比29.9%のプレミアムとなる。取得期間は1月29日から3月13日までを予定。TOB価格へのサヤ寄せを目指す動きとなっている。
<ST>
2025/01/29 15:59
本日の注目個別銘柄
LITALICO、アドバンテス、大垣銀など
<6200> インソース 1127 +19大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は14.6億円で前年同期比37.5%増となっている。据え置きの上半期計画25.9億円、同7.9%増に対して順調なスタートと受けとめられる形で買い先行へ。主力の講師派遣型事業では管理職及び中堅社員研修が増加したほか、ITサービス事業もLeaf有料利用組織数やアクティブユーザー数の増加で高成長。全事業が2ケタの売上成長となっている。<6999> KOA 1022 -3下げ渋ってもみ合い。前日に第3四半期の決算を発表している。10-12月期営業利益は0.9億円で前年同期比94.6%減と大幅減益。在庫抑制による稼働低下などで、減益率は一段と拡大する形になっている。一方、10-12月期受注高は前年同期比20%増、前四半期比12%増、BBレシオは10四半期ぶりに1倍以上に回復の格好へ。業績の底打ち意識は強まる状況でもあるようだ。<6988> 日東電 2754 -66大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は437億円で前年同期比8.8%減となり、480億円水準であった市場予想を下振れ。複数事業での減損損失などが重しに。一方、通期予想は1800億円から1850億円に上方修正したが、為替要因が主で、株価の下支えになっているのは、発行済み株式数の4.84%に当たる3400万株、800億円を上限とする自社株買い。過去最大規模となるようだ。<3635> コーエーテクモ 1990 +122.5大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は151億円で前年同期比25.8%減となった。新作タイトルの減少に伴う売上の減少、人件費や開発費負担増が背景に。ただ、上半期までの状況からネガティブなインパクトは限られるもよう。一方、第4四半期には新作発売が集中するとして、通期予想の300億円は据え置き。17日発売の「真・三國無双 ORIGINS」の販売などは好調ともみられている。<7366> LITALICO 1024 +150ストップ高。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は22.6億円で前年同期比13.1%減となった。報酬改定のマイナス効果による児童福祉セグメントの収益悪化が響いた。ただ、上半期実績の同15.9%減から大きなサプライズはなく、10-12月期の児童福祉事業は黒字転換を果たした。施設稼働率は回復傾向にあり、来年度にかけての復調も想定される。上半期決算時の下方修正後は株価が低迷しており、あく抜けに。<8361> 大垣銀 2065 +129大幅続伸。前日に25年3月期業績予想の上方修正を発表している。純利益は従来予想の78億円から121億円、前期比28.8%増に増額している。一転して2ケタ増益となる見通しに。銀行単体において預貸金利ザヤが想定を上回る見込みとなったほか、与信関係費用が想定を下振れるようだ。上半期時点での進捗率も高水準ではあったが、2ケタ増益への上方修正をストレートに評価の動きが優勢となっている。<4813> ACCESS 1100 +150ストップ高比例配分。昨年11月末、売掛金の一部の回収期間長期化の原因等を調査する過程において、米子会社における一部取引について不適切な売上計上の疑義が生じたとし、特別調査委員会設置、決算発表延期、通期業績見通し取り下げなどを発表し、株価は大きく下落した。前日にはガバナンス委員会の活動報告を発表、疑義に係る一部取引先に対する債権全額相当 2700万ドルの入金を確認し、買い材料につながったようだ。<6305> 日立建機 3881 +128大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表。10-12月期調整後営業利益は前年同期比18%減の332億円と4四半期連続での減益に。円安効果も北米の売上などが伸び悩む。通期予想は1510億円を据え置き、アフリカなど増額の一方、欧州や日本は下方修正し、サプライズは限定的とみられるが、その他営業収支改善で営業益は1500億円から1620億円に上方修正。もみ合い上放れで7月に空けた窓埋めを意識の流れに。<6954> ファナック 4695 +3小反発。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は349億円で前年同期比14.6%減となり、通期予想は従来の1508億円から1523億円に小幅上方修正。通期の市場コンセンサスは1535億円程度であったもよう。10-12月期受注高は2011億円で前年同期比22%増、前四半期比でも8%増に。決算数値へのサプライズは限定的であるが、中国の事業環境に改善も見られつつあり、買い安心感に。<6857> アドバンテス 8162 -1023急落。米国市場ではSOX指数が9%超の大幅下落、エヌビディアの株価は17%の急落となった。中国のスタートアップ企業、ディープシークが低コストの生成AIモデルを開発したことで、米国IT銘柄の技術優位性に対する懸念が強まる状況に。また、大規模なAI投資に対する不透明感などにもつながっており、米国市場ではデータセンター向けエネルギー企業なども大幅安。国内でも半導体・AI投資関連銘柄に売りが波及。
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2025/01/28 15:59
本日の注目個別銘柄
岩井コスモ、Tホライゾン、日置電など
<4503> アステラス薬 1518.5 +16.5大幅続伸。先週末に業績修正を発表。フルベースの営業益は従来予想の800億円から110億円に下方修正、地図状萎縮を伴う加齢黄斑変性治療剤「アイザーベイ」をはじめ、遺伝子治療薬候補、超小型植込型医療機器などの減損計上が背景。アイザーベイの減損自体は想定線も減損幅は予想以上と。ただ、コアベースの営業益は、円安効果もあり、従来の3000億円から3700億円に増額、株価が安値圏にある中であく抜けに。<9008> 京王 3938 +231大幅反発。東海東京インテリジェンス・ラボでは投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を4900円に設定。過去平均を下回るバリュエーションで推移している鉄道銘柄は多いが、中でも同社はさらなる株主還元強化が期待できる点が魅力と評価。株主還元強化を発表しているが、健全な財務体質と自己資本比率の抑制の考えなどを踏まえ、26年3月期、27年3月期それぞれ、100億円強の自社株買い実施を予想と。<4684> オービック 4537 +22続伸。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は586億円で前年同期比9.5%増と堅調推移が継続する形となり、期末配当金も従来計画の32円から38円に引き上げると発表。年間配当金は実質70円となり、前期比10円の増配となる。ただ、先に業績観測報道が伝わっており、順調な業績推移や配当器引き上げの可能性は織り込み済み。新たな株価インパクトには乏しい状況のようだ。<5423> 東製鉄 1560 +33大幅続伸。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業益は96億円で前年同期比11.3%増となり、通期予想は従来の240億円から280億円に上方修正した。スプレッドの改善が背景となっているもよう。先週末は決算発表直後に上げ幅を広げたが、その後は急速に伸び悩み、本日も高寄り後に伸び悩む展開に。上方修正した水準は市場予想レベルにとどまり、第4四半期は前四半期比減益見込みで、インパクトは限定的。<6629> Tホライゾン 409 +39急伸。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は3.3億円で前年同期比5.4倍となっている。上半期が減益決算であったため、ポジティブなサプライズが先行する状況に。通期予想は10.5億円、前期比1.3%増を据え置いている。シンガポールの子会社2社が堅調推移となっているほか、国内教育市場においても、GIGAスクール構想で導入した機器の入替が進んでいるもよう。<6866> 日置電 8140 +690大幅反発。先週末に24年12月期の決算を発表している。営業利益は75.3億円で前期比5.4%減となり、従来予想の80億円は下回ったが、第3四半期累計時点での前年同期比18.0%減から減益率は縮小している。また、25年12月期は83.4億円で前期比10.8%増の見通しとしており、ポジティブな反応が優勢になっている。製品価格の見直しを機動的に行うなど、収益性の改善を図っていくとしている。<7732> トプコン 2945 +66.5大幅反発。先週末に提出された大量保有報告書によると、オアシス・マネジメントが7.38%を保有する大株主になったことが明らかになっている。株主価値を守るため、重要提案行為等を行うことがあるとしている。同社は12月、非公開化に向けて入札プロセスに入っていることが分かったと伝わり、その後株価は大きく水準訂正を果たしている。今回の大量取得を受けて、プレミアム期待がより高まる形となっているもよう。<5202> 板硝子 403 +20大幅続伸。ドイツで自動車用ガラスの生産体制を見直すと先週末に発表している。ドイツ西部にあるヴィッテン工場で実施、製造設備は保つが、勤務体制を見直して人員約80人を削減するようだ。退職関連費用など約11億円を25年3月期の個別開示項目費用に計上するとしている。欧州での景気後退に伴う自動車の販売不振が背景となっている。体制見直しによる収益改善を期待する動きが先行へ。<8707> 岩井コスモ 2526 +302急伸。先週末に第3四半期の決算速報値を発表、累計純利益は50.3億円で前年同期比28.8%増となっている。米国株式収益の増加を主因として営業収益が増加する状況となったもよう。、第3四半期累計時点において過去2番目に高い計上額となったようだ。また、経常損益は49四半期連続の黒字となっている。なお、上半期実績は31.8億円で同27.5%増であったことから、高い増益率が継続する状況にもある。<6857> アドバンテス 9185 -865前日比変わらずを挟んで6日ぶり大幅反落。先週末の米国市場では半導体株が下落、SOX指数は1.9%安となっており、東京市場でも半導体関連株に売りが先行する展開へ。米国ではテキサスインスツルメンツが決算を発表、市場想定を下回るガイダンスを受けて7%超の株価下落に。同社は半導体関連株の中でも昨年後半の好パフォーマンスが目立っており、29日の決算発表後の出尽くし感なども警戒される形か。
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2025/01/27 15:54
本日の注目個別銘柄
三菱自、ディスコ、フジHDなど
<5020> ENEOS 781.3 -6.7反落。本日は石油セクターが数少ないマイナスパフォーマンスセクターとなっている。トランプ大統領は前日の講演において、「サウジアラビアとOPECに原油コストを下げるよう求めるつもりだ」との考えを明らかにしている。これを受け前日のNY原油相場ではWTI期近が下落、今後の原油価格上昇の重しにもつながるとの見方から、原油関連株の買い手控え材料とされる形に。<6028> テクノプロHD 3086 +148大幅続伸。ジェフリーズ証券では投資判断を「ホールド」から「バイ」に、目標株価も3000円から3600円に引き上げた。休職率/ターンオーバー率の上昇に苦しんでいた状況は好転の兆し、契約単価は上昇に転じて今後も更なる上昇が予想されるとしている。ソリューション・ベースのグループ・アウトソーシングへの移行で今後も成長が継続するとしている。25年6月期営業益は会社計画270億円を上回る303億円を予想。<8801> 三井不 1326 +12.5大幅続伸。本日まで日銀金融政策決定会合が開催されており、政策金利は0.25%から0.5%に引き上げられる公算と伝わっている。利上げは24年7月会合以来の半年ぶりで、マイナス金利解除以降では3回目。政策金利が0.5%になるのは17年ぶりとなるもよう。ただ、足元で追加利上げの織り込みは急速に進んでいることから、金利高デメリットとされる不動産セクターにはあく抜け感など期待も。<8708> アイザワ証G 1698 +45大幅反発。前日に第3四半期の決算速報を発表している。累計営業利益は13.2億円で前年同期比2.6倍の水準となったもよう。上半期は3.1億円で同57.1%減の水準であったため、ポジティブなサプライズが先行する形となっている。投資信託の募集手数料や信託報酬、ラップ商品の投資顧問報酬等の受入手数料が増加したことが大幅増益の背景となっているもよう。なお、決算発表は1月30日を予定している。<2501> サッポロHD 7030 +280大幅反発。前日提出された変更報告書によると、3Dインベストメントの保有比率が18.16%から19.44%に上昇したことが明らかになった。市場内での取得を進めているようだ。同ファンドは日本特化型のバリュー投資を行う独立系資産運用会社、同社の筆頭株主ともなっている。昨年には、同社が検討している不動産事業の売却について、不動産子会社のサッポロ不動産開発をスピンオフすることなどの提案を示している。<2432> ディーエヌエー 2760.5 +95.5大幅続伸。ポケモンとの共同開発ゲーム「ポケモン トレーディング カード ゲーム ポケット」のHPで、「時空の激闘 ディアルガ」「時空の激闘 パルキア」2つの新拡張パックが30日にラインナップに追加されると発表。「時空の激闘」は、「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」に登場する、伝説のポケモン・ディアルガ、パルキアをはじめとしたポケモンを多数収録されている。「ポケポケ」に対する期待再燃に。<4676> フジHD 1910 +93大幅反発。前日に臨時取締役会を開催し、日弁連のガイドラインに基づく第三者委員会の設置を決議したと発表している。また、27日に再度記者会見を開くとも発表、前回とは違い「オープンな形式で実施する」ともしている。さらに、金光社長では人事体制などを見直す考えも示している。今後のガバナンス改善につながる動きとも捉えられ、本日は再度、ショートカバー優勢の動きとなっているようだ。<7211> 三菱自 447.9 -33.1大幅反落。ホンダと日産の経営統合に向けた協議を巡り、同社は合流を見送る方向で調整に入ったと一部で報じられている。株式上場を維持したうえで、両社との協業関係の強化を図っていく方針のようだ。会社側では、合流見送り報道に対して「決まった事実はない」とコメントしている。単独で展開していくことによる先行きへの不透明感などが先行する状況とみられる。<6146> ディスコ 47430 -3430大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業益は391億円で前年同期比29.0%増となったが、先の個別売上高などが発表されており、おおむね想定線での着地に。一方、通期見通しは1528億円、前期比25.8%増としており、1-3月期は377億円レベルの水準を想定。コンセンサスは530億円水準であり、大幅に下回る形に。保守的な傾向は強いとみられているものの、ネガティブ反応が先行した。<6594> ニデック 2853.5 -93大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は545億円で前年同期比5.3%増となり、610-620億円レベルの市場コンセンサスを下回った。市場予想との比較では車載分野中心に下振れとなっているようだ。通期予想2400億円、前期比48.3%増は据え置いているが、第3四半期累計では1753億円で前年同期比5.0%増にとどまっており、計画達成のハードルは高まってきたとの見方が先行。
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2025/01/24 16:08
本日の注目個別銘柄
塩水糖、ハイデ日高、インフォMTなど
<3861> 王子HD 627.3 +18.2大幅続伸。前日に提出された大量保有報告書によると、シティインデックスイレブンスが共同保有で5.14%の大株主になったことが判明した。投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うことを保有目的としている。同社では27年3月末までに1000億円の自社株買いをする方針などを発表しているが、さらなる株主価値向上策などへの期待が高まった。なお、同社が筆頭株主の三菱製紙の株価も本日は大幅高。<7011> 三菱重 2265.5 +178.5大幅続伸。21日に日米外相会談が行われ、岩屋外務大臣は会談で、日本の防衛費をGDP比で2027年度までに2%に高める取り組みなどを明示のもよう。あらためて防衛関連銘柄にスポットが当たる形になったようだ。また、同社では電源、冷却、制御、電化のエンジニアリング技術を有し、データセンターに最適化されたソリューションをワンストップで提供していることで、今後のデータセンター向けの展開力にも期待が向かう。<5802> 住友電工 3057 +149大幅続伸。通信機器用光デバイスの増産報道が伝わっている。国内2拠点に計約140億円を投じて生産能力を3割増強、将来的には2倍にまで引き上げる方針のようだ。生成AIの拡大でデータセンター向けなどに需要が増えていることに対応とされている。前日にはソフトバンクなどが米国で巨額AI投資を実施するとも伝わっており、積極的な展開を高評価する流れが強いようだ。<2121> MIXI 3075 +137大幅続伸。京急線全駅の改札通過通知が受け取れる「みてねみまもりGPSトーク(京急線対応モデル)」について、1月22日から予約販売を開始すると発表しており、買い材料につながっているもよう。これは、子どもの京急線駅改札通過を保護者のスマートフォンに通知する子ども用の見守りサービス。3月17日より通知サービスを開始する予定。業績寄与や今後の採用の広がりを期待する動きに。<8136> サンリオ 5509 +308大幅続伸。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に、目標株価も4000円から6200円に引き上げた。「ハローキティ」50周年を契機に、IP人気は一段と加速し、再成長は想定以上に力強いと評価。26年3月期以降も、デビュー40周年「マイメロディ」、40周年「ハンギョドン」、20周年「クロミ」など有力IPの周年イベントが潤沢で、「ハローキティ」ハリウッド映画などの有力コンテンツも控える形に。<2112> 塩水糖 366 +50急伸。2013年5月以来の水準にまで上昇した。業績予想の上方修正を発表、25年3月期営業利益は従来予想の17億円から29億円、前期比94.0%増にまで引き上げ。砂糖事業では、インバウンド需要の回復や猛暑効果で飲料ユーザー向けなどが好調に推移したもよう。第3四半期までの状況から上振れは想定線だが、修正幅の大きさにインパクトが先行する形へ。また、年間配当金も従来の5円計画から10円にまで引き上げ。<3561> 力の源HD 1145 +84大幅続伸。前日は後場から急伸、本日も上値追いに。前日に発表した株主優待制度の拡充を好感する動きが継続する流れに。これまで、100株以上の1年以上保有株主に対して商品無料優待券1枚、1年未満の500株以上株主に優待券2枚を贈呈していたが、100株以上の1年未満株主には1000円の割引券2枚、500株以上には8枚、1年以上の株主には100株以上500株未満で4枚などと。利用商品の制限も撤廃する。<2492> インフォMT 325 +27大幅続伸。24年12月期の業績修正を発表。営業利益は従来予想の10億円から12億円に引き上げた。売上は従来計画を若干下振れも、顧客紹介手数料やソフトウェア償却費など一部費用の未発生が押し上げ要因となった。第3四半期までは前年同期比5.9%増での推移だった。また、25年12月期の業績見通しも公表、営業利益は23億円、前期比92.1%増と大幅増益見通しであり、インパクトにつながった。<9706> 日空ビル 5120 +295大幅続伸。羽田空港における国内線旅客取扱施設利用料の上限料金変更について国土交通大臣の認可を受け、同施設利用料の届出を行ったと発表している。これは、旅客ターミナルにおけるロビーやゲートラウンジなど旅客共通の利用に供する施設に係る費用に充当するもの。これまで、出発および到着旅客各々1人当たり370円としていたものを450円にするようだ。4月1日搭乗分から変更の予定。<7611> ハイデ日高 2798 +248大幅反発。発行済み株式数の2%に当たる76万株、20億円を上限とする自社株買いの実施を発表している。取得期間は1月23日から7月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することを目的としている。また、2月末の期末配当金を従来計画の18円から20円に引き上げることも発表、年間配当金は前期比3円増の38円としている。株主還元拡充の動きをポジティブに評価へ。
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2025/01/23 15:56
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