みんかぶニュース 為替・FX

午後:債券サマリー 先物は続落、来週の入札意識し長期金利一時0.715%に上昇

配信日時:2023/12/01 15:25 配信元:MINKABU
 1日の債券市場で先物中心限月12月限は続落した。前日の米国市場で長期債相場が下落(金利は上昇)したことが売りを促した。この日は利付国債の入札や、定例の国債買い入れオペなど需給イベントがなく、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言機会を前にして様子見ムードが強まった。  来週は国内では10年物国債入札が5日に、30年物国債入札が7日に予定されている。直近で金利は低下基調にあったが、入札を控えて持ち高調整目的の売りが出たようだ。  30日の夕方に日銀が公表した12月の国債買い入れオペの方針では、全年限で1回あたりのオファー額の範囲と実施回数が据え置かれた。一部ではオファー額のレンジの引き下げ観測があったが、変更がなかったことは相場の下支え要因となった。先物は午後に146円14銭まで売られた後は、下げ渋る展開。イスラエル軍がイスラム組織ハマスとの戦闘を再開したと伝わったが、相場の反応は総じて限られた。  先物12月限は前営業日比17銭安の146円29銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は一時0.715%に上昇。その後は0.705%と上昇は一服した。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ