本日の注目個別銘柄
トレンド、板硝子、日揮HDなど
配信日時:2023/11/10 15:41
配信元:FISCO
<5202> 板硝子 636 -83急落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は260億円で前年同期比80.3%増となり、従来予想の190億円を上振れる着地になっている。通期予想は従来の350億円から420億円、前期比20.6%増に上方修正している。ただ、第1四半期は146億円を計上しており、7-9月期は前四半期比で減益となる形に。下半期予想も上半期対比では水準が低い状況に。市場の期待値はやや下振れたものとみられる。
<1963> 日揮HD 1635.5 -214.5急落。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は30億円で前年同期比66.1%
減となっている。インドネシア天然ガス処理案件とサウジNGLプラント増強案件において追加費用やスケジュール遅延などが発生、コストの増加を織り込んだもよう。
通期計画380億円、前期比3.5%増は据え置いているものの、下振れ懸念は拭えないようだ。また、受注高も通期計画に対して進捗率は20%程度にとどまっている。
<7731> ニコン 1376.5 -162急落。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業益は103億円で前年同期比14.1%増となったが、120億円程度の市場予想は下振れ。通期では従来の430億円から340億円に下方修正。売上高は上振れとなるものの、引当金の計上や構造改革費用などが利益の下押し要因となる。一過性・先行投資費用の意味合いが強いものの、通期市場コンセンサス450億円程度と比較し下振れ幅が大きくネガティブ視された。
<3659> ネクソン 3030 +109大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、7-9月期営業益は463億円で前年同期比46.9%増となり、市場予想を50億円程度上回った。また、通期ガイダンスは1415-1480億円のレンジとしており、下限水準でも従来の市場予想を上回る。韓国「メイプルストーリー」成長や新作「THE FINALS」の貢献を見込む。また、発行済み株式数の1.8%に当たる1500万株を上限とした自社株買いも発表。
<4704> トレンド 6916 +851一時ストップ高。前日に第3四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は114億円で前年同期比58.4%増となり、上半期実績の同2.5%減から一転して大幅増益に。費用抑制効果などが主因となっているもよう。また、今後の株主還元方針を発表、期末配当総額で1000億円、24年12月期自社株買い400億円などを目標としている。現状で配当金は738円程度と試算され、目先の利回り妙味が高まる格好に。
<4004> レゾナック 2592.5 +238.5急伸。前日に第3四半期決算を発表、7-9月期営業益は89億円で前年同期比47%減となったが、15億円程度のコンセンサスは上振れた。半導体後工程材料の回復などにより、半導体・電子材料の営業益は3四半期ぶりに黒字化した。通期営業赤字予想は従来の200億円から120億円に上方修正、半導体・電子材料の赤字縮小が主因。直近では黒鉛電極同業の決算に連れ安していた面もあり、安心感が先行する形に。
<7201> 日産自 607.2 -28.3大幅反落。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業益は2081億円で前年同期比2.3倍となり、市場予想も500億円程度上振れた。通期予想は従来の5500億円から6200億円に上方修正、市場予想を500億円程度上回る印象。円安効果が大きな上振れ要因となるが、販売の質の改善なども増益要因となるもよう。ただ、決算はポジティブながら好反応は限定的、次期中計の発表時期延期などを明らかにしている。
<7267> ホンダ 1586 -68大幅反落。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業益は3021億円で前年同期比30.7%増となり、3500億円程度の市場予想を大きく下振れた。北米の四輪エンジン部品関連で一過性の品質関連費用が発生。同費用を除けば実質上振れとも捉えられるが、円安効果などへの期待感も高かったとみられる中、ネガティブに捉えられた。
なお、通期予想は従来の1兆円から1兆2000億円、前期比53.7%増に上方修正。
<9984> ソフトバンクG 5775 -530大幅反落。前日に第2四半期の決算を発表、税引前損益は7312億円の赤字となっている。ビジョンファンド事業は2589億円の損失、外部投資家持分が増加したほか未実現評価損が発生したことなどが背景で、市場期待を下振れたとみられる。また、アームのIPOなどで期待された自社株買いも今回の発表はなかった。なお、本日は米国株式市場の下落なども逆風となる形に。
<6758> ソニーG 12970 -270大幅続落。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は2630億円で前年同期比28.8%減なり、金融事業の下振れに伴って3000億円超の市場コンセンサスを下回っている。金融以外では、I&SSやET&Sセグメントが減益要因となったもよう。通期予想は1兆1700億円で前期比10.2%減を据え置き、I&SSや音楽セグメントを上方修正している一方、金融事業の下方修正が足を引っ張る形に。
<ST>
<1963> 日揮HD 1635.5 -214.5急落。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は30億円で前年同期比66.1%
減となっている。インドネシア天然ガス処理案件とサウジNGLプラント増強案件において追加費用やスケジュール遅延などが発生、コストの増加を織り込んだもよう。
通期計画380億円、前期比3.5%増は据え置いているものの、下振れ懸念は拭えないようだ。また、受注高も通期計画に対して進捗率は20%程度にとどまっている。
<7731> ニコン 1376.5 -162急落。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業益は103億円で前年同期比14.1%増となったが、120億円程度の市場予想は下振れ。通期では従来の430億円から340億円に下方修正。売上高は上振れとなるものの、引当金の計上や構造改革費用などが利益の下押し要因となる。一過性・先行投資費用の意味合いが強いものの、通期市場コンセンサス450億円程度と比較し下振れ幅が大きくネガティブ視された。
<3659> ネクソン 3030 +109大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、7-9月期営業益は463億円で前年同期比46.9%増となり、市場予想を50億円程度上回った。また、通期ガイダンスは1415-1480億円のレンジとしており、下限水準でも従来の市場予想を上回る。韓国「メイプルストーリー」成長や新作「THE FINALS」の貢献を見込む。また、発行済み株式数の1.8%に当たる1500万株を上限とした自社株買いも発表。
<4704> トレンド 6916 +851一時ストップ高。前日に第3四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は114億円で前年同期比58.4%増となり、上半期実績の同2.5%減から一転して大幅増益に。費用抑制効果などが主因となっているもよう。また、今後の株主還元方針を発表、期末配当総額で1000億円、24年12月期自社株買い400億円などを目標としている。現状で配当金は738円程度と試算され、目先の利回り妙味が高まる格好に。
<4004> レゾナック 2592.5 +238.5急伸。前日に第3四半期決算を発表、7-9月期営業益は89億円で前年同期比47%減となったが、15億円程度のコンセンサスは上振れた。半導体後工程材料の回復などにより、半導体・電子材料の営業益は3四半期ぶりに黒字化した。通期営業赤字予想は従来の200億円から120億円に上方修正、半導体・電子材料の赤字縮小が主因。直近では黒鉛電極同業の決算に連れ安していた面もあり、安心感が先行する形に。
<7201> 日産自 607.2 -28.3大幅反落。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業益は2081億円で前年同期比2.3倍となり、市場予想も500億円程度上振れた。通期予想は従来の5500億円から6200億円に上方修正、市場予想を500億円程度上回る印象。円安効果が大きな上振れ要因となるが、販売の質の改善なども増益要因となるもよう。ただ、決算はポジティブながら好反応は限定的、次期中計の発表時期延期などを明らかにしている。
<7267> ホンダ 1586 -68大幅反落。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業益は3021億円で前年同期比30.7%増となり、3500億円程度の市場予想を大きく下振れた。北米の四輪エンジン部品関連で一過性の品質関連費用が発生。同費用を除けば実質上振れとも捉えられるが、円安効果などへの期待感も高かったとみられる中、ネガティブに捉えられた。
なお、通期予想は従来の1兆円から1兆2000億円、前期比53.7%増に上方修正。
<9984> ソフトバンクG 5775 -530大幅反落。前日に第2四半期の決算を発表、税引前損益は7312億円の赤字となっている。ビジョンファンド事業は2589億円の損失、外部投資家持分が増加したほか未実現評価損が発生したことなどが背景で、市場期待を下振れたとみられる。また、アームのIPOなどで期待された自社株買いも今回の発表はなかった。なお、本日は米国株式市場の下落なども逆風となる形に。
<6758> ソニーG 12970 -270大幅続落。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は2630億円で前年同期比28.8%減なり、金融事業の下振れに伴って3000億円超の市場コンセンサスを下回っている。金融以外では、I&SSやET&Sセグメントが減益要因となったもよう。通期予想は1兆1700億円で前期比10.2%減を据え置き、I&SSや音楽セグメントを上方修正している一方、金融事業の下方修正が足を引っ張る形に。
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