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午後:債券サマリー 先物は反発、欧米金利の上昇一服が支援材料

配信日時:2022/10/18 15:35 配信元:MINKABU
 18日の債券市場で、先物中心限月12月限は4営業日ぶりに反発。欧米の金利上昇が一服したことを手掛かりとした買いが優勢だった。  英国のハント財務相は17日、トラス政権が打ち出した大型減税案のほぼすべてを撤回すると表明したことで、同日の海外市場では英国の財政規律を巡る懸念が後退。英国をはじめドイツやフランスの長期債が買われ、この流れが波及するかたちで米長期債相場が3営業日ぶりに反発(金利は低下)したことが国内債の支援材料となった。この日に実施された20年債入札の結果が弱めと受け止められると債券先物は値を消す場面もあったが、下値は限定的で売り一巡後は切り返し。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が「イングランド銀行(英中央銀行)は英国債市場を安定させるため、大規模な国債売却を延期する可能性が高い」と報じたことが伝えられると、海外債券市場の落ち着きを見込んだ買いが流入した。なお、20年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が17銭で、応札倍率は3.26倍だった。  先物12月限の終値は前日比7銭高の148円27銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて横ばいの0.250%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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