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午後:債券サマリー 先物は続落、米大幅利上げ観測を背景に売り優勢

配信日時:2022/10/17 15:58 配信元:MINKABU
 17日の債券市場で、先物中心限月12月限は3日続落。米連邦準備理事会(FRB)が次回会合で大幅な利上げに踏み切るとの観測が一段と強まったことが売りにつながった。  前週末14日に米ミシガン大学が発表した10月の米消費者態度指数(速報値)が59.8と市場予想(59.0程度)を上回ったほか、消費者の物価見通しを示す予想インフレ率が1年先及び5年先ともに高まったことを受け、同日の米長期金利は4.02%台に上昇。また、英財政の先行き不透明感などを背景に英国をはじめドイツやフランスの長期債利回りが上昇したことも影響し、債券先物は寄り付きから売りが優勢となった。この日の時間外取引で米長期金利の上昇は一服したが、4%近くという高い水準で推移しているとあって押し目買い意欲は乏しい状況。この日は日銀の国債買いオペが実施されたが、市場では無難な結果と受け止める向きが多く相場を押し上げる材料にはならなかった。なお、あす18日は財務省による20年債入札が予定されている。  先物12月限の終値は前週末比13銭安の148円20銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前回取引が成立した13日に比べ0.005%上昇の0.250%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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