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午後:債券サマリー 先物は続落、欧米の金利上昇が重荷

配信日時:2022/10/11 15:41 配信元:MINKABU
 11日の債券市場で、先物中心限月12月限は4日続落。欧米の金利上昇が重荷となり、債券先物は寄り付きから売りが優勢だった。  前日10日の米債券市場は祝日で休場だったが、この日の時間外取引で米長期金利は上昇した。前週末7日に発表された9月の米雇用統計で労働市場の引き締まりが示され、米連邦準備理事会(FRB)による積極的な利上げが続くとの見方が一段と強まったことが背景にあるもよう。また、FRBのブレイナード副議長が10日の講演で「FRBによる一連の利上げが完全に効果を発揮するまでに、なお数カ月を要する見通し」と述べたことなども米金利の先高観につながっている様子だった。加えて、フランス中央銀行のビルロワドガロー総裁が10日に「欧州中央銀行(ECB)は今後2~3年、インフレ率を2%に引き下げることに取り組む」との見解を示したことなどから、同日の欧州市場でドイツやフランスの長期債利回りが上昇したことも国内債に影響した。この日に実施された日銀の国債買いオペを無難に通過したことをきっかけに下げ渋る場面もあったが、地合いが改善するまでには至らず、債券先物は引け間際に一時148円24銭まで軟化した。  先物12月限の終値は7日の終値に比べて37銭安の148円25銭となった。一方、現物債市場で新発10年債の取引は、午後3時時点でまだ成立していない。 出所:MINKABU PRESS

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