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米外為市場サマリー:FRB高官のタカ派発言を受け145円10銭台に上昇

配信日時:2022/10/07 07:49 配信元:MINKABU
 6日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=145円14銭前後と前日に比べ50銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=142円10銭前後と同80銭弱のユーロ安・円高だった。  この日に発表された前週分の米新規失業保険申請件数が弱い結果となったことを受けてドル売り・円買いが先行したものの、米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めが長期化するとの見方は根強く切り返した。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が「米金融当局はインフレ鈍化の任務を終了しておらず、利上げサイクルを休止するのはかなり遠い先になる」との考えを示すなどFRB高官のタカ派発言が相次ぐなか、米長期金利が3.8%台に上昇したことで日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りが優勢となり、ドル円相場は145円10銭台まで上伸した。一方、欧州中央銀行(ECB)は9月に開いた理事会の議事要旨を発表し、「予想されている経済活動の鈍化ではインフレ率を大幅に低下させるのに十分ではない」などの指摘があったことが分かった。市場参加者の間でECBが大幅な利上げを継続し、ユーロ圏の景気悪化につながりかねないとの警戒感が広がったことでユーロは売りが優勢だった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=0.9791ドル前後と前日に比べて0.0090ドル強のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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