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午後:債券サマリー 先物は続落、米金融引き締めの長期化観測が再燃

配信日時:2022/10/06 15:42 配信元:MINKABU
 6日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。前日に発表された米経済指標が強い内容となったことを受け、米国の積極的な金融引き締めが長期化するとの観測が再燃した。  5日に米民間雇用サービス会社ADPが発表した9月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数は前月に比べて20万8000人増え、3カ月ぶりに増加幅が拡大。また、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した9月の非製造業景況感指数が56.7と市場予想(56.0程度)を上回ったこともあり、同日の米市場では米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの見方が後退した。これを背景に米長期債相場が3営業日ぶりに反落(金利は上昇)した流れが東京市場に波及し、債券先物は朝方に一時148円75銭まで軟化。その後は時間外取引で米長期金利の上昇が一服したことを手掛かりに下げ渋ったが、日経平均株価の続伸が重荷となり戻りは限定的だった。なお、この日は流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)が実施され、応札倍率は6.39倍と前回の4.90倍を上回ったが、相場を押し上げるまでには至らなかった。  先物12月限の終値は前日比15銭安の148円85銭となった。現物債市場で新発10年債の取引は、午後3時時点でまだ成立していない。 出所:MINKABU PRESS

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