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午後:債券サマリー 先物は続伸、日銀オペ増額方針で需給改善を期待

配信日時:2022/10/03 15:48 配信元:MINKABU
 3日の債券市場で、先物中心限月12月限は4日続伸。日銀が9月30日夕に発表した10~12月の国債買い入れ予定(オペ紙)で、超長期債を中心に購入額を増やす方針が示されたことが買い安心感を誘った。  日銀は買い入れ額について、「残存10年超25年以下」を2500億円(前四半期は1250億円)、「同25年超」を1000億円(同500億円)と倍増させた。「同5年超10年以下」は5500億円と直近の買い入れ額と同じだったが、市場ではオペ増額方針を受けて需給の引き締まりを期待する向きが多く、債券先物は午前に一時148円60銭まで上伸した。ただ、前週末に発表された米物価関連指標が市場予想を上回る伸びとなったことなどから、米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めが長期化するとの見方は根強く、米金利の先高観から一段の上値追いには慎重ムード。また、あす4日に財務省が10年債入札を実施する予定であることも動きにくさにつながったようだ。  先物12月限の終値は前週末比26銭高の148円56銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末に比べて横ばいの0.240%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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