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米外為市場サマリー:米物価指標を受け一時144円80銭台に上昇

配信日時:2022/10/03 07:38 配信元:MINKABU
 9月30日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円74銭前後と前日に比べ30銭弱のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=141円88銭前後と同7銭程度のユーロ高・円安だった。  この日に米商務省が発表した8月の個人消費支出(PCE)物価指数は、変動が激しい食品とエネルギーを除くコアデフレーターが前年同月に比べ4.9%上昇した。7月の4.7%から伸びが加速したことから米連邦準備理事会(FRB)が大幅利上げを続けるとの見方が改めて強まり、これがドル買い・円売りにつながった。また、FRBのブレイナード副議長が講演で「高インフレを抑制するため、当面は高水準の金利を維持する必要があり、時期尚早な利下げを行わないように注意しなければならない」と述べ、米長期金利が上昇したこともドルの支援材料となり、ドル円相場は一時144円81銭まで上伸した。一方、ユーロの上昇が一服した。欧州連合(EU)統計局が発表した9月のユーロ圏消費者物価指数が市場予想を上回ったことを手掛かりにユーロが買われる場面もあったが、米物価指標を受けてドル買い・ユーロ売りが優勢となった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=0.9802ドル前後と前日に比べて0.0010ドル強のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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