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午後:債券サマリー 先物は続落、長期金利0.250%に上昇

配信日時:2022/09/27 15:35 配信元:MINKABU
 27日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。前日の欧米債券安が影響し、朝方には一時147円62銭と中心限月ベースで6月21日以来の安値をつける場面があった。  米連邦準備理事会(FRB)をはじめ世界の主要中央銀行がインフレを抑えるため金融引き締めを長期化させるとの見方が根強く、米長期金利は26日に一時3.93%と2010年4月以来の水準まで上昇した。同日には英イングランド銀行(中央銀行)のベイリー総裁がポンド急落を受けて「必要に応じて金利を変更することをためらわない」などとする臨時の声明を出し、これを受けて英国債が売られたことも国内債の重荷となった。日銀が午前10時過ぎに予定になかった「残存期間5年超10年以下」と「同10年超25年以下」を対象とする臨時の国債買いオペを通知するとやや下げ渋る動きとなったが、買い入れ額がそれぞれ1500億円、1000億円と小さかったことから追随買いは広がらず。この日は財務省による40年債入札も実施されたが、応札倍率が2.36倍と前回の2.70倍を下回ったことで相場を押し上げる材料には至らなかった。  先物12月限の終値は前日比20銭安の147円80銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.250%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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