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午後:債券サマリー 先物は続落、日銀の臨時オペへの反応限定的

配信日時:2022/09/21 15:49 配信元:MINKABU
 21日の債券市場で、先物中心限月12月限は5日続落。米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締め観測を背景に、米長期金利が上昇ペースを強めていることが影響した。  米長期金利は20日に、一時3.60%と2011年4月以来の高水準をつけた。市場では日本時間22日未明に結果が発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)での3会合連続の0.75%の利上げを見込む声に加え、委員らの政策金利見通し(ドットチャート)やパウエルFRB議長の記者会見がタカ派的な内容になるとの見方が多く、東京市場の債券先物も軟調な展開だった。日銀が午前10時過ぎに「残存期間5年超10年以下」(買い入れ額1500億円)と「同10年超25年以下」(同1000億円)を対象とした臨時の国債買いオペを通知したのをきっかけに下げ渋る動きとなったが、購入額が小さかったことから相場を押し上げるまでには至らず。また、この日は流動性供給入札(対象:残存期間1年超5年以下)が実施され、応札倍率は3.15倍(前回は3.47倍)となったが相場の反応は限定的だった。  先物12月限の終値は前日比19銭安の148円26銭となった。現物債市場で新発10年債の取引は、午後3時時点でまだ成立していない。 出所:MINKABU PRESS

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