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午後:債券サマリー 先物は続落、20年債入札結果は不調

配信日時:2022/09/15 15:24 配信元:MINKABU
 15日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。この日に財務省が実施した20年債入札が不調な結果となり、午後には148円40銭台前半まで軟化する場面があった。  前場の債券先物は前日終値を挟んで方向感なく推移した。前日に大幅安となったことで下値では買いが入りやすかったほか、米長期金利の上昇が一服していることが下支え。一方、13日に発表された米8月消費者物価指数(CPI)が強い内容だったことをきっかけに、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを加速させるとの見方が強まっており、米金利の先高観が残っていることが上値を重くした。午後に入ると、20年債入札の結果で小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が84銭と、前回(8月18日)の5銭から大きく拡大したことを嫌気。応札倍率も2.51倍と前回の3.28倍を下回り、需給の緩みが意識された。売り一巡後はやや下げ渋る動きとなったものの、今晩に発表される8月の米小売売上高などの経済指標を見極めたいとして戻りは鈍かった。  先物12月限の終値は前日比16銭安の148円56銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて横ばいの0.250%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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