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午後:債券サマリー 先物は朝安後に切り返す、長期金利0.245%で横ばい

配信日時:2022/09/09 16:04 配信元:MINKABU
 9日の債券市場で、先物12月限は朝安後に切り返し。前日の欧米債券安を受けた売りが先行したものの、午後に入ると時間外での米金利上昇一服を手掛かりにプラス圏に浮上した。  午前の債券先物は軟調な展開だった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が8日に参加した討議で利上げを継続する姿勢を改めて示したことを受け、同日の米長期金利が3.3%台に上昇したことが国内債に影響。また、欧州中央銀行(ECB)が8日の理事会で通常の3倍にあたる0.75%の利上げを決め、同日のドイツやフランスの10年債利回りが上昇したことも重荷となった。ただ、日銀が指し値オペ(公開市場操作)で国債を買い入れる姿勢を継続していることが下支えとなり、一段と下値を売り込む動きは目立たなかった。午後に入り、この日に岸田首相と会談した日銀の黒田総裁が「為替の急激な変動は好ましくない」などと発言したことを手掛かりにドル売り・円買いの動きが強まると、時間外の米長期金利の上昇が一服するとともに債券先物に買いが流入。先物12月限は148円70銭台まで上伸する場面があった。  先物12月限の終値は前日比5銭高の148円63銭となった。なお、12日に最終売買日を迎える9月限の終値は同8銭安の149円36銭だった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて横ばいの0.245%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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