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午後:債券サマリー 先物は続落、米金利上昇が影響

配信日時:2022/09/02 15:51 配信元:MINKABU
 2日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。堅調な米経済指標を受け、前日の米長期債相場が下落(金利は上昇)したことが国内債の売りにつながった。  1日に米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数が23万2000件と3週連続で減少したほか、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した8月の米製造業景況感指数が52.8と市場予想(52.0程度)を上回ったことで、同日の米債券市場では米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めが長期化するとの観測が改めて強まった。米長期金利が一時3.29%と約2カ月ぶりの高水準をつけた流れが東京市場に波及し、債券先物は売り優勢の展開。今晩に米8月雇用統計の発表を控えた動きにくさから下値は限定的だったが、時間外取引の米長期金利が3.2%台半ばで高止まりしていることが重荷となり戻りは鈍かった。なお、この日は日銀の国債買いオペが実施されたが、市場では無難な結果と受け止める向きが多く相場を押し上げる材料には至らなかった。  先物9月限の終値は前日比16銭安の149円27銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて横ばいの0.235%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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