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午後:債券サマリー 先物は小幅続伸、米金利の先高観根強く上値重い

配信日時:2022/08/31 15:37 配信元:MINKABU
 31日の債券市場で、先物中心限月9月限は小幅続伸。週末に米8月雇用統計の発表を控えて大きな動きは出にくく、前日終値を挟んで方向感なく推移した。  30日の米長期債相場が前の日に比べて横ばいだったことから、東京市場の債券先物は手掛かり材料難のなか小安くスタートした。その後は日経平均株価の下落を受けて強含んだが、米金利の先高観が根強いとあって買いは続かなかった。前日にはニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁がイベントで金融引き締め姿勢を来年まで継続すると述べるなど、足もとで米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派的な発言が相次いでいることが上値に対する慎重姿勢につながっている様子。また、今晩に米雇用統計の前哨戦となる米8月ADP雇用統計の発表が予定されていることで、模様眺めムードが広がりやすい面もあった。なお、この日は日銀の国債買いオペが実施されたが、無難と受け止める向きが多く相場を押し上げる材料には至らなかった。  先物9月限の終値は前日比2銭高の149円53銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて横ばいの0.220%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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