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午後:債券サマリー 先物は反発、朝安後は押し目買いで切り返す

配信日時:2022/08/30 15:29 配信元:MINKABU
 30日の債券市場で、先物中心限月9月限は反発。朝方こそ前日の欧米債券安が影響したものの、売り一巡後は押し目買いなどが入り切り返した。  前日の米長期債相場では、米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めが長期化するとの見方が続き、米長期金利は一時2カ月ぶりの高水準をつけた。また、同日には欧州中央銀行(ECB)の大幅利上げ観測などを背景にドイツやフランスの長期金利も上昇しており、この流れが東京市場に波及するかたちで債券先物は売り優勢で始まった。ただ、債券先物は前日に7月22日以来の安値まで売り込まれていたことで値ごろ感が意識されやすく、ほどなく上昇に転じた。時間外取引で米長期金利の上昇が一服していたことも買い安心感を誘い、引け間際には149円50銭台を回復した。なお、この日に実施された2年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が7厘と前回(7月28日)の4厘から拡大し、応札倍率は3.61倍と前回の4.33倍を下回った。  先物9月限の終値は前日比29銭高の149円51銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.020%低下の0.220%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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