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午後:債券サマリー 先物は反発、日銀は現行の緩和策を維持

配信日時:2022/07/21 15:40 配信元:MINKABU
 21日の債券市場で、先物中心限月9月限は反発。日銀が現行の金融緩和策を維持することを決めたことを受け、午後には149円44銭まで買われる場面があった。  日銀はきょうまで開いた金融政策決定会合で、長期金利をゼロ%程度、短期金利をマイナス0.1%に誘導する長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)を柱とした金融緩和策を継続することを決めた。あわせて公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、22年度の消費者物価指数(生鮮食品を除く)の上昇率見通しを2.3%(4月時点は1.9%)に引き上げたが、23年度と24年度の見通しは2%を下回っていることから政策変更の思惑は高まらず、これが買い安心感につながった。とはいえ、夕方に予定されている黒田総裁の会見や、今晩に開催される欧州中央銀行(ECB)理事会を控えて積極的には動きにくく、上値を追う勢いには乏しかった。  先物9月限の終値は前日比16銭高の149円35銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.235%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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