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午後:債券サマリー 先物は反発、欧米の金利低下が追い風

配信日時:2022/07/12 15:50 配信元:MINKABU
 12日の債券市場で、先物中心限月9月限は3営業日ぶりに反発。前日の欧米金利が景気後退への警戒感から低下(債券価格は上昇)したことが追い風となった。  ロシアとドイツをつなぐ天然ガスの主要パイプライン「ノルドストリーム」が11日から定期検査に入り、検査終了後もガス供給が回復しない可能性が意識されるなか、ガス不足による欧州の景気悪化懸念から同日にはドイツやフランスの10年債利回りが低下。また、中国での新型コロナウイルス感染症の再拡大から世界経済への影響も警戒され、同日の米国債も買われた。この流れが東京市場に波及するかたちで債券先物は反発してスタートし、その後も日経平均株価の下落などを手掛かりに断続的に買いが流入。この日に財務省が実施した5年債入札が強めの結果となったことが明らかになると、午後には債券先物が149円33銭まで上伸する場面があった。なお、入札結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)がゼロ銭と前回(6月21日)の3銭から縮小し、応札倍率は3.92倍と前回の3.17倍を上回った。  先物9月限の終値は前日比19銭高の149円20銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.235%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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