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午後:債券サマリー 先物は急反発、長期金利0.220%に低下

配信日時:2022/07/01 16:09 配信元:MINKABU
 1日の債券市場で、先物中心限月9月限は急反発。前日の米市場が株安・債券高とリスクオフ地合いとなった流れを引き継ぎ、東京市場でも安全資産とされる債券が買われた。  6月30日に発表された5月の米個人消費支出(PCE)の伸びが鈍化したほか、前週分の米新規失業保険申請件数や6月のシカゴ購買部協会景気指数も弱い内容となったことで、米景気の減速懸念が強まった。これを受けて同日の米長期金利が一時2.97%と約3週間ぶりの水準まで低下したことが支援材料となり、東京市場の債券先物は買い優勢でスタート。日銀が朝方発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が前回の3月調査から5ポイント悪化のプラス9となり、2四半期連続で悪化したことも債券相場を押し上げる要因となった。日経平均株価が大きく下落し、この日の時間外取引で米長期金利が一時2.94%まで低下幅を広げるなか、債券先物は午後に149円03銭と6月13日以来およそ半月ぶりの高値をつける場面があった。  先物9月限の終値は前日比29銭高の148円90銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.220%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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