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午後:債券サマリー 先物は続伸、リスク回避目的の買い優勢

配信日時:2022/05/19 15:31 配信元:MINKABU
 19日の債券市場で、先物中心限月6月限は続伸。リスク回避目的の買いが先行し、寄り付き直後には149円66銭まで上伸する場面があった。  18日に発表された米小売り大手の決算が低調な内容となったことで、同日の米市場ではインフレに伴うコスト増が企業収益を圧迫するとの見方が台頭。4月の米住宅着工件数が市場予想を下回ったことから米景気の減速が意識されたこともあり、米主要株価指数が急落した一方、相対的に安全資産とされる米債には買いが入った。リスクオフの流れが東京市場に波及するなか、債券先物は続伸してスタート。朝方の買いが一巡したあとはやや上値が重くなったが、日経平均株価の大幅安を支えに堅調に推移した。なお、この日は日銀の国債買いオペが実施され、応札倍率は「残存期間1年超3年以下」が2.07倍(前回は2.55倍)、「同5年超10年以下」が2.96倍(同3.25倍)、「同25年超」が5.00倍(同5.20倍)だった。あす20日は財務省による20年債入札が行われる予定となっている。  先物6月限の終値は前日比8銭高の149円60銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べ横ばいの0.240%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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