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午後:債券サマリー 先物は続伸、ウクライナ情勢悪化で買い流入

配信日時:2022/02/24 15:30 配信元:MINKABU
 24日の債券市場で、先物中心限月3月限は5日続伸。午前は軟調な展開だったが、ロシアの軍事作戦決定の報道をきっかけに買いが流入した。  債券先物は売り優勢でスタート。ウクライナ情勢の緊迫化を背景に国際商品市況が高騰していることによる米インフレの長期化懸念や、米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁が23日に「3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で緩和解除を開始することは適切」との見解を示したことなどから、同日の米長期債相場が下落(金利は上昇)したことが国内債に影響した。ただ、昼頃に「ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部で特別軍事作戦を行うことを決めた」ことが伝えられると、投資家のリスク回避姿勢が強まるとともに株売り・債券買いが流入。また、時間外の米長期金利が低下したことも支援材料となり、債券先物はプラス圏に浮上した。なお、この日に実施された日銀の国債買いオペの結果は、「残存期間3年超5年以下」の応札倍率が2.41倍(前回は1.70倍)、「同5年超10年以下」が2.10倍(同1.88倍)だった。  先物3月限の終値は22日に比べて10銭高の150円44銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、同0.005%低下の0.185%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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