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外為サマリー:1ドル115円台後半で小動き、ウクライナ情勢への警戒感で動意薄

配信日時:2022/02/16 10:10 配信元:MINKABU
 16日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=115円69銭近辺で推移しており、前日の午後5時時点と比べて35銭前後のドル高・円安となっている。  15日のニューヨーク外国為替市場でドル円相場は1ドル=115円61銭近辺と、前日と比べて10銭弱のドル高・円安で取引を終えた。欧州市場では序盤にロシア軍の一部が軍事演習から撤退したと伝わったことでリスク回避ムードが和らぎ、ドル円は強含みに転じた。ニューヨーク市場では朝方に発表された1月の米生産者物価指数(PPI)が市場予想を上回り、前日高値を更新して115円87銭付近まで上昇した。しかし、バイデン米大統領が午後、ロシア軍の一部撤退は確認できず、軍事侵攻の可能性は残るとの見方を示したと伝えられると、ドル円は終盤にかけて伸び悩んだ。  東京市場のドル円は115円台後半で小幅な値動きにとどまっている。日経平均株価は大幅上昇となっているものの、これに伴うリスク選好の円安は限定的。また、米10年債利回りは時間外取引で2.04%台まで上昇しているが、これを受けたドル買いの動きも限られている。きょうは米国が、ウクライナへロシア軍が軍事侵攻するとの見通しを示した当日であり、これへの警戒感から、為替市場は全般的に売り買いともに手がけづらい状況となっているようだ。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1358ドル付近と前日の午後5時時点と比べて0.0045ドル前後のユーロ高・ドル安、対円では1ユーロ=131円40銭付近と同90銭前後のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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