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午後:債券サマリー 先物は小幅続落、米金利の先高観から上値重い
配信日時:2022/02/15 15:24
配信元:MINKABU
15日の債券市場で、先物中心限月3月限は小幅ながら3日続落。米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派発言を受け、前日の米長期債相場が反落(金利は上昇)したことが影響した。
米セントルイス連邦準備銀行のブラード総裁が14日、米CNBCのインタビューで「金融引き締めをより前倒しして実施する必要がある」などと述べたことで、FRBが金融引き締めを急ぐとの見方から米長期金利が上昇。この流れが東京市場に波及し、債券先物は売り優勢でスタートした。ただ、ロシアによるウクライナ侵攻が警戒されるなか日米の株式相場は下げが続いており、安全資産とされる債券には買いも入りやすいことから下値は限定的。また、日銀が前日に固定した利回りで無制限に買い入れる「指し値オペ」を実施するなど、国内の金利上昇を牽制する姿勢をみせていることも売り込みにくさにつながった。とはいえ、米金利の先高観から上値は重く、債券先物は小安い水準で推移した。なお、この日に実施された5年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が2銭と前回(1月12日)と同じで、応札倍率は3.39倍と前回の3.34倍をやや上回った。
先物3月限の終値は前日比1銭安の150円05銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.210%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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