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外為サマリー:1ドル115円台前半で上値重い、ウクライナ情勢悪化でリスク回避ムード

配信日時:2022/02/14 10:11 配信元:MINKABU
 14日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=115円40銭近辺で推移しており、10日の午後5時時点と比べて20銭前後のドル安・円高となっている。  10日のニューヨーク外国為替市場でドル円相場は1ドル=116円01銭近辺と、前日と比べて50銭前後のドル高・円安で取引を終えた。1月の米消費者物価指数(CPI)の結果を受けて米国債利回りが一時2.05%近辺まで上昇し、ドル買いが加速したことから、116円34銭付近まで強含む場面もみられた。日銀がこの日の夕方、10年債を対象に指し値オペを14日に実施すると発表し、円売りが強まったこともドル円の上昇を後押しした。11日のニューヨーク外国為替市場では1ドル=115円42銭近辺と、前日と比べて60銭前後のドル安・円高で取引を終えた。ウクライナ情勢の悪化を背景とした地政学リスクが意識されたことでリスク回避の円高が強まり、終盤は115円02銭付近まで下落する場面もみられた。  東京市場のドル円は115円台前半で上値の重さがみられている。週明けのマーケットもウクライナ情勢の緊迫化を背景にリスク回避ムードは強く、日経平均株価は一時700円超の下げ幅と軟調に推移。これを受け、円が全般的に選好されており、ドル円、クロス円ともに弱含みの展開となっている。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1362ドル付近と10日の午後5時時点と比べて0.0070ドル前後のユーロ安・ドル高、対円では1ユーロ=131円11銭付近と同1円00銭前後のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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