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米外為市場サマリー:ウクライナ情勢を巡る警戒感から一時115円00銭台に軟化
配信日時:2022/02/14 07:58
配信元:MINKABU
11日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=115円42銭前後と前日に比べて60銭弱のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=130円95銭前後と同1円70銭弱のユーロ安・円高だった。
10日には米1月消費者物価指数(CPI)が市場予想より強い内容だったことを受けて一時116円34銭までドル高・円安が進んだものの、この日は一部の米連邦準備理事会(FRB)高官が利上げ加速に慎重な姿勢を示していることなどからドルの上昇が一服。米ミシガン大学が発表した2月の消費者態度指数(速報値)が前月比5.5ポイント低下の61.7となり、市場予想(67.5程度)を下回ったこともあり、ドル売り・円買いが先行した。その後、米ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)が記者会見で「ロシアによるウクライナ侵攻はいつ始まってもおかしくない」などと述べると、米株式相場が下げ幅を広げるとともにリスク回避目的のドル売り・円買いが流入。朝方に一時2.06%まで上昇していた米長期金利が1.9%台前半に低下したことで日米金利差の縮小が意識されたこともあり、ドル円相場は115円02銭まで押される場面があった。一方、ユーロが対ドルや対円で大きく下落。ウクライナ情勢への警戒感に加え、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が独メディアのインタビューで「緩和縮小は段階的にしか進められない」と語ったことが影響したようだ。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1350ドル前後と前日に比べて0.0080ドル弱のユーロ安・ドル高だった。
出所:MINKABU PRESS
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