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午後:債券サマリー 先物は下落、米利上げにらみ売り優勢
配信日時:2022/01/27 15:37
配信元:MINKABU
27日の債券市場で、先物中心限月3月限は下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、前日の米市場で債券が売られた流れが国内債に波及した。
米連邦準備理事会(FRB)はFOMC後の声明で、「政策金利をまもなく引き上げるのが適切だ」と表明し、3月会合での利上げを示唆。あわせて公表した「バランスシートの規模縮小に関する方針」で、利上げ開始後に資産圧縮を実施する方針を示した。パウエルFRB議長が会見で金融引き締めに前向きな姿勢をみせたこともあり、26日の米市場で長期金利が大きく上昇し、これが影響するかたちで国内債にも売りが及んだ。米金利の先高観が強いなか、日経平均株価の下落は債券の押し上げ材料には至らず、債券先物は軟調に推移。午後に入ると、この日に実施された2年債入札が弱めの結果となったことを嫌気した売りが出て、一時150円73銭まで軟化した。その後はやや下げ渋る動きとなったものの、時間外取引で米長期金利が1.8%台半ばで高止まりしているとあって戻りは鈍かった。なお、2年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が9厘と前回(21年12月27日)の6厘から拡大し、応札倍率は3.87倍と前回の4.25倍を下回った。
先物3月限の終値は前日比21銭安の150円75銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.020%上昇の0.155%だった。
出所:MINKABU PRESS
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