注目トピックス 日本株
アルマード Research Memo(6):直販を成長の柱として、2024年3月期に売上高70億円以上を目指す
配信日時:2022/01/18 15:06
配信元:FISCO
■今後の見通し
1. 2022年3月期業績の見通し
アルマード<4932>の2022年3月期の業績見通しについては、売上高で4,883百万円(前期比7.4%増)、営業利益で820百万円(同55.7%増)、経常利益で819百万円(同52.5%増)、当期純利益で556百万円(同51.4%増)を見込んでいる。通期予想に対する進捗率についてはおおむね予想どおりに進捗していること、費用先行型のビジネスモデルで順調に会員数が増加していることから利益拡大が見込めること、TV通販で年末に大型の販売機会があることなどを考慮すると、達成可能性は高いと弊社では見ている。
2. 成長可能性と中期経営目標
同社は、成長に向けた基本スタンスを、「浸透力と成長スピードが高い直販を注力販路とすること」「売上50億円超の強い商品を複数育成すること」としている。この基本スタンスの下、直近の数倍以上の売上水準を視野に、(1) 直販(自社EC)の既存主力商品のさらなる浸透、(2) 直販(自社EC)の新たな主力商品の育成、(3) 卵殻膜の新用途・機能性開発による新たなニーズの開拓、の3点に取り組むことで成長を図る。
また、具体的な数値目標としては、2024年3月期に売上高70億円以上、営業利益12億円以上、1株当たり当期純利益80円以上を掲げている。なお、売上高目標の内訳は、直販3,849百万円(CAGR49%)、TV通販1,514百万円(同1%)、外販1,827百万円(同4%)としている。
(1) 直販(自社EC)の既存主力商品のさらなる浸透
同社が直販で展開している自社ブランド「チェルラー」の認知率がまだ2%と他社比で低い水準にあり、他社水準を基準とすると2.5倍~10倍の認知拡大余地(売上換算で25~100億円超)の大きな事業成長ポテンシャルがある。
同社商品には高い商品力と顧客基盤という強みがある。品質への強いこだわりを持って独自の原料開発と商品設計を行っており、リピート購買客が多く、強い顧客支持を得ているのが特徴で、この強い顧客支持により、安定して売上・利益を生み出せている。TV通販チャネルQVCでの販売実績を例に挙げると、「全身美容サプリメントTO-II」は連続ベストセラー受賞※1 30回、リピーター率※280%超、「ハリ・弾力を実感ケアOde」は連続ベストセラー受賞※3 13回、リピーター率80%超と驚異的な数字となっている。また、直販(自社EC)では、商品の魅力だけでなく仕組みとしても再購買が発生しやすい定期販売モデルを採用することで、より安定した売上・利益が見込めるストックビジネスの売上構成が拡大している。このため今後は、TVなどマス向け広告のほか、ドラッグストアなど店舗流通拡大等により認知拡大を図ることで、さらなる成長を目指す。
※1 2003年12月~2019年12月まで連続でQVCより選出・表彰。
※2 1回のオンエアにおける購入者のうち、過去に同商品の購買実績がある顧客の割合。
※3 2012年6月~2019年12月まで連続でQVCより選出・表彰。
(2) 直販(自社EC)の新たな主力商品の育成
主力商品のEC展開はまだ途上の段階で、フロント商品※化している商品は1品のみであるものの、自社運用により強化された獲得力を生かして、第2、第3商品の育成に注力していく計画である。同社の販売チャネル(直販、外販、TV通販)は顧客及び商流が全く異なることから、この計画を推進することによって、全体で損失を計上する可能性は極めて低いと弊社では見ている。
※ECで新規顧客を獲得するために広告宣伝を積極的に行う対象の商材。
(3) 卵殻膜の新用途・機能性開発による新たなニーズの開拓
さらなる卵殻膜の機能性に関するエビデンスの創造により、既存商品の魅力強化及び将来の新たなニーズの開拓、主力商品の開発を目指していく。卵殻膜の機能性に関するテーマの一例としては、シワ及び肌弾力性、III型コラーゲンの産生促進、細胞の若返り、発毛及び脱毛予防、肥満やコレステロール等の生活習慣病、腸内フローラ、潰瘍性大腸炎、肺及び運動機能の改善、人工皮膚など、美容・未病改善・健康維持における応用範囲の拡大を図る。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 石津大希)
<YM>
1. 2022年3月期業績の見通し
アルマード<4932>の2022年3月期の業績見通しについては、売上高で4,883百万円(前期比7.4%増)、営業利益で820百万円(同55.7%増)、経常利益で819百万円(同52.5%増)、当期純利益で556百万円(同51.4%増)を見込んでいる。通期予想に対する進捗率についてはおおむね予想どおりに進捗していること、費用先行型のビジネスモデルで順調に会員数が増加していることから利益拡大が見込めること、TV通販で年末に大型の販売機会があることなどを考慮すると、達成可能性は高いと弊社では見ている。
2. 成長可能性と中期経営目標
同社は、成長に向けた基本スタンスを、「浸透力と成長スピードが高い直販を注力販路とすること」「売上50億円超の強い商品を複数育成すること」としている。この基本スタンスの下、直近の数倍以上の売上水準を視野に、(1) 直販(自社EC)の既存主力商品のさらなる浸透、(2) 直販(自社EC)の新たな主力商品の育成、(3) 卵殻膜の新用途・機能性開発による新たなニーズの開拓、の3点に取り組むことで成長を図る。
また、具体的な数値目標としては、2024年3月期に売上高70億円以上、営業利益12億円以上、1株当たり当期純利益80円以上を掲げている。なお、売上高目標の内訳は、直販3,849百万円(CAGR49%)、TV通販1,514百万円(同1%)、外販1,827百万円(同4%)としている。
(1) 直販(自社EC)の既存主力商品のさらなる浸透
同社が直販で展開している自社ブランド「チェルラー」の認知率がまだ2%と他社比で低い水準にあり、他社水準を基準とすると2.5倍~10倍の認知拡大余地(売上換算で25~100億円超)の大きな事業成長ポテンシャルがある。
同社商品には高い商品力と顧客基盤という強みがある。品質への強いこだわりを持って独自の原料開発と商品設計を行っており、リピート購買客が多く、強い顧客支持を得ているのが特徴で、この強い顧客支持により、安定して売上・利益を生み出せている。TV通販チャネルQVCでの販売実績を例に挙げると、「全身美容サプリメントTO-II」は連続ベストセラー受賞※1 30回、リピーター率※280%超、「ハリ・弾力を実感ケアOde」は連続ベストセラー受賞※3 13回、リピーター率80%超と驚異的な数字となっている。また、直販(自社EC)では、商品の魅力だけでなく仕組みとしても再購買が発生しやすい定期販売モデルを採用することで、より安定した売上・利益が見込めるストックビジネスの売上構成が拡大している。このため今後は、TVなどマス向け広告のほか、ドラッグストアなど店舗流通拡大等により認知拡大を図ることで、さらなる成長を目指す。
※1 2003年12月~2019年12月まで連続でQVCより選出・表彰。
※2 1回のオンエアにおける購入者のうち、過去に同商品の購買実績がある顧客の割合。
※3 2012年6月~2019年12月まで連続でQVCより選出・表彰。
(2) 直販(自社EC)の新たな主力商品の育成
主力商品のEC展開はまだ途上の段階で、フロント商品※化している商品は1品のみであるものの、自社運用により強化された獲得力を生かして、第2、第3商品の育成に注力していく計画である。同社の販売チャネル(直販、外販、TV通販)は顧客及び商流が全く異なることから、この計画を推進することによって、全体で損失を計上する可能性は極めて低いと弊社では見ている。
※ECで新規顧客を獲得するために広告宣伝を積極的に行う対象の商材。
(3) 卵殻膜の新用途・機能性開発による新たなニーズの開拓
さらなる卵殻膜の機能性に関するエビデンスの創造により、既存商品の魅力強化及び将来の新たなニーズの開拓、主力商品の開発を目指していく。卵殻膜の機能性に関するテーマの一例としては、シワ及び肌弾力性、III型コラーゲンの産生促進、細胞の若返り、発毛及び脱毛予防、肥満やコレステロール等の生活習慣病、腸内フローラ、潰瘍性大腸炎、肺及び運動機能の改善、人工皮膚など、美容・未病改善・健康維持における応用範囲の拡大を図る。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 石津大希)
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