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ギグワークス Research Memo(7):5Gなど通信基地局に関する業務が増加予測
配信日時:2022/01/14 15:17
配信元:FISCO
■ギグワークス<2375>の成長戦略・トピック
1. 5Gなど通信基地局に関する業務が増加予測
5Gとは第5世代移動通信システムのことで、「超高速化」「超多数同時接続」「超低遅延」の3点が大きな特長であり、普及により自動運転や遠隔医療などが実現可能になると、社会の発展の基盤として期待されている。一方で、5G基地局の電波は数百メートルから1キロメートルほどしか飛ばず(現行の4Gと比べても短い)、基地局の設置が課題となる。現在、携帯大手4社は、5G基地局建設の大幅増加計画を打ち出し始めた。この計画を基にすると、2020年度の3万局が、2023年度には28万局(約9倍)になる。
この流れを受けて、同社では5G基地局工事及び関連工事、基地局保守業務の受注が順調に拡大している。これまで体制強化策として、第二種電気工事士免許、第1級陸上無線技術士免許の保持者の確保及び育成を実施してきた成果とも言える。また、5G以外にも基地局・通信関連の業務(無線機交換工事、3G無線機撤去工事、GNSSアンテナ工事、支持柱保修工事など)は増加が予想されている。今後は、自社社員採用、パートナー企業の拡大、外国人労働者の採用検討など人員確保などによる体制強化に努める計画である。いずれの業務もオンデマンド性が高い業務(単発短期業務)であり、同社の強みが生きる分野である。
2. 「スキルシェア×スペースシェア」による新たなビジネスモデル
同社は、「スキルシェア×スペースシェア」の分野で様々なビジネスモデルを開発し、実践してきた。現在も新しいビジネスモデルを生み出し続けており、注目事例が複数ある。いずれも、デジタルを活用しつつリアルの価値を最大限生かしたビジネスモデルである。
1) スマートオフィス
法人向け多拠点サテライト「スマートオフィス」は、直営で運営するシェアオフィス計84拠点(都内主要エリアが中心)に加え、全国のホテルやカラオケ店が利用でき(合計740拠点)、1人当たり月額19,800円(税込)で何回でも利用できる、価格競争力のあるプランである。提携拠点としては、藤田観光(株)のワシントンホテル及びホテルグレイスリー、大和ハウスリアルティマネジメント(株)のダイワロイネットホテル、(株)共立メンテナンスのDormy inn、(株)第一興商のビッグエコー、(株)スタンダードのJOYSOUND直営店などがある。
2) キュレーションサロン 「nex」 「nex ACADEMY」
子会社アセットデザインが、美容師の店舗開業リスクを低減させるシェア型のサロン「nex」を都内3ヶ所で運営する。「nex ACADEMY 」では美容専門家がオンラインセミナーを開き、受講生(スキルを高めたい美容学生や美容師)を集客することができ、講師役の専門家は収入源を多様化できる。将来的には、美容分野のみならず他の分野にも横展開し、専門スキルを磨き続ける働き手を支援する機能を充実させたい考えだ。
3) 体験型オンライン店舗販売
子会社ギグワークスアドバリュー(株)が、デジタル上の街の店舗を訪問してオンラインショッピングができるイベントを開催する。オンラインを通じて店員と対話できることが特長となっている。初回のイベントは2021年10月29日~31日に開催された。
4) AIアバター接客
サイネージに搭載したAIカメラを通してオペレーションセンターに待機するスタッフが消費者を確認し、遠隔から声をかけることができる。オフラインのメリットとデジタルを融合したアフターコロナ時代にも有効なソリューションとして注目される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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1. 5Gなど通信基地局に関する業務が増加予測
5Gとは第5世代移動通信システムのことで、「超高速化」「超多数同時接続」「超低遅延」の3点が大きな特長であり、普及により自動運転や遠隔医療などが実現可能になると、社会の発展の基盤として期待されている。一方で、5G基地局の電波は数百メートルから1キロメートルほどしか飛ばず(現行の4Gと比べても短い)、基地局の設置が課題となる。現在、携帯大手4社は、5G基地局建設の大幅増加計画を打ち出し始めた。この計画を基にすると、2020年度の3万局が、2023年度には28万局(約9倍)になる。
この流れを受けて、同社では5G基地局工事及び関連工事、基地局保守業務の受注が順調に拡大している。これまで体制強化策として、第二種電気工事士免許、第1級陸上無線技術士免許の保持者の確保及び育成を実施してきた成果とも言える。また、5G以外にも基地局・通信関連の業務(無線機交換工事、3G無線機撤去工事、GNSSアンテナ工事、支持柱保修工事など)は増加が予想されている。今後は、自社社員採用、パートナー企業の拡大、外国人労働者の採用検討など人員確保などによる体制強化に努める計画である。いずれの業務もオンデマンド性が高い業務(単発短期業務)であり、同社の強みが生きる分野である。
2. 「スキルシェア×スペースシェア」による新たなビジネスモデル
同社は、「スキルシェア×スペースシェア」の分野で様々なビジネスモデルを開発し、実践してきた。現在も新しいビジネスモデルを生み出し続けており、注目事例が複数ある。いずれも、デジタルを活用しつつリアルの価値を最大限生かしたビジネスモデルである。
1) スマートオフィス
法人向け多拠点サテライト「スマートオフィス」は、直営で運営するシェアオフィス計84拠点(都内主要エリアが中心)に加え、全国のホテルやカラオケ店が利用でき(合計740拠点)、1人当たり月額19,800円(税込)で何回でも利用できる、価格競争力のあるプランである。提携拠点としては、藤田観光(株)のワシントンホテル及びホテルグレイスリー、大和ハウスリアルティマネジメント(株)のダイワロイネットホテル、(株)共立メンテナンスのDormy inn、(株)第一興商のビッグエコー、(株)スタンダードのJOYSOUND直営店などがある。
2) キュレーションサロン 「nex」 「nex ACADEMY」
子会社アセットデザインが、美容師の店舗開業リスクを低減させるシェア型のサロン「nex」を都内3ヶ所で運営する。「nex ACADEMY 」では美容専門家がオンラインセミナーを開き、受講生(スキルを高めたい美容学生や美容師)を集客することができ、講師役の専門家は収入源を多様化できる。将来的には、美容分野のみならず他の分野にも横展開し、専門スキルを磨き続ける働き手を支援する機能を充実させたい考えだ。
3) 体験型オンライン店舗販売
子会社ギグワークスアドバリュー(株)が、デジタル上の街の店舗を訪問してオンラインショッピングができるイベントを開催する。オンラインを通じて店員と対話できることが特長となっている。初回のイベントは2021年10月29日~31日に開催された。
4) AIアバター接客
サイネージに搭載したAIカメラを通してオペレーションセンターに待機するスタッフが消費者を確認し、遠隔から声をかけることができる。オフラインのメリットとデジタルを融合したアフターコロナ時代にも有効なソリューションとして注目される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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