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萩原電気HD Research Memo(7):2024年3月期に売上高1,700億円、営業利益50億円を目指す(1)

配信日時:2022/01/07 15:07 配信元:FISCO
■中長期の成長戦略

萩原電気ホールディングス<7467>は、2022年3月期から2024年3月期を対象とする中期経営計画「Make New Value 2023」を発表した。新たな価値を創造し提供できる企業グループへの変革を加速させ、顧客から選ばれる存在を目指すとともに、社員一人ひとりが自ら価値を高めることを目指す。

重点戦略としては「コア事業拡大」「新高付加価値事業創出」「事業基盤強化」「企業価値向上」を掲げ、イノベーションによる価値創造と経営基盤強化により、企業価値を最大化させる。加えて、SDGs/ESG経営の社内浸透を図り、中期経営計画に定める重点施策の推進を通じて持続可能な社会の実現に貢献する。なお、数値目標としては、2024年3月期に売上高1,700億円、営業利益50億円、ROE8.0%としている。

1. 経営ビジョンと経営方針
同社は、経営理念として「創造と挑戦」を掲げている。このうち、「創造」は全従業員が変化に適応し、新たな価値を創造し続けること、「挑戦」は全従業員が現状に満足することなく、さらなる成長に挑戦し続けることとしている。

また、中期経営計画では、「先進エレクトロニクスで未来を創造するソリューションデザインカンパニー」を目指すことを新しい経営ビジョンに掲げている。「モビリティ社会」の未来と「製造業のものづくり」の未来に対して、DXで新しい価値をデザインし、持続可能な社会に貢献する企業グループを目指す。

経営方針としては、「SDGs/ESG経営を推進、企業価値を向上させる」ことを掲げ、「コア事業の拡大により強固で持続的な成長を目指す」「新高付加価値事業の創出で収益性向上を目指す」「ヒトと組織とシステムの高度化によって事業基盤強化を目指す」「企業価値の向上によりステークホルダーから信頼され選ばれる企業グループを目指す」の4つを挙げている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)


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