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タメニー Research Memo(1):婚活・カジュアルウェディングを中心に高品質サービスを創出・展開
配信日時:2021/12/20 15:01
配信元:FISCO
■要約
タメニー<6181>(株式会社パートナーエージェントが2020年10月1日付けで商号変更)は、企業理念に「よりよい人生をつくる。」を掲げ、婚活・カジュアルウェディングを中心に、テック、ライフスタイル、法人・自治体など幅広い領域において顧客が求める高品質サービスを創出・提供している。
1. 高い信頼性・ブランド認知度が強み
報告セグメント区分は2022年3月期第1四半期から変更して、婚活事業(高付加価値型の結婚相談所運営、婚活パーティー企画・運営等)、カジュアルウェディング事業(カジュアル挙式披露宴・フォトウェディング・結婚式二次会のプロデュース等)、テック事業(婚活事業者間の相互会員紹介プラットフォーム運営、オンライン婚活サービス等)、ライフスタイル事業(保険販売等の保険・金融・不動産関連の生活品質向上に資するサービス提供)、法人・自治体向け事業(地方自治体向け婚活支援、企業向けイベントプロデュース等)としている。結婚相談所を起点として、婚活領域からカジュアルウェディング領域、新生活のサポートサービス領域まで、幅広く全方位的な一気通貫の高品質・高付加価値サービスを展開し、高い信頼性・ブランド認知度を確立していることが特徴・強みだ。
2. 2022年3月期第2四半期累計はコロナ禍だが前期比では大幅増収・赤字縮小
2022年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比64.6%増の2,801百万円、営業利益が215百万円の損失(前年同期は1,439百万円の損失)、経常利益が288百万円の損失(同1,376百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が416百万円の損失(同1,376百万円の損失)だった。新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)の影響でピーク時への回復には遠い水準だが、前年同期との比較ではコロナ禍の影響が徐々に和らいで大幅増収となり、拠点統廃合、人員配置最適化、広告販促費の戦略的抑制などの施策で販管費を削減し、各利益は赤字が大幅に縮小した。四半期別に見ると、2021年3月期第1四半期をボトムとして四半期ごとに営業赤字が縮小し、2022年3月期第2四半期には営業利益が黒字転換した。
3. 2022年3月期通期予想を下方修正したが前期比では赤字縮小(下期黒字転換)
2022年3月期通期の連結業績予想は下方修正して、売上高が5,730百万円(2021年3月期は4,429百万円)、営業利益が160百万円の損失(同2,176百万円の損失)、経常利益が230百万円の損失(同2,089百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益が250百万円の損失(同2,316百万円の損失)としている。第2四半期にコロナ禍の再拡大と断続的な緊急事態宣言の影響を受けたため、コロナ禍からの回復ペースが期初時点の想定を下回る。一方でコスト面は経営全般で合理化を推進し、通期ベースでも前期比では赤字が大幅に縮小する見込みとしている。営業利益は上期が215百万円の赤字だったが、下期は55百万円の黒字転換見込みとしている。
4. 積極的な事業展開で中長期的な成長を期待
3ヶ年中期経営計画では、2022年3月期~2024年3月期を短期業績回復の実現と中長期成長基盤構築の3ヶ年と位置付けている。コロナ禍からの回復ペースが想定より遅れているが、当面の業績回復に向けて売上拡大とともに、拠点統廃合、人員再配置、経費削減などの経営合理化によって利益率改善を図る。最終年度2024年3月期の目標値は売上高147億円、営業利益27億円、営業利益率18.6%以上としている。また2022年3月期末までに債務超過の解消を目指すとしている。そして借入金返済などで早期に財務基盤を安定化させることで、事業の持続的成長と株主還元の実現を目指すとしている。株主還元では3年以内の配当実施を目指す方針としている。当面はコロナ禍の影響で厳しい事業環境が想定されるが、中長期的な成長に向けた施策を着実に実施している。高い信頼性やブランド認知度を確立している同社の強み・優位性もあり、市場シェア拡大の余地は大きい。早期に財務基盤を安定させ、積極的な事業展開で中長期的な収益拡大を期待したい。
■Key Points
・結婚相談所を起点として、婚活からカジュアルウェディング、新生活のサポートサービス領域まで幅広く展開
・2022年3月期はコロナ禍が継続するが経営合理化も寄与して黒字転換・債務超過の解消を目指す
・当面はコロナ禍で厳しい状況だが、積極的な事業展開で中長期的な成長を期待
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<SI>
タメニー<6181>(株式会社パートナーエージェントが2020年10月1日付けで商号変更)は、企業理念に「よりよい人生をつくる。」を掲げ、婚活・カジュアルウェディングを中心に、テック、ライフスタイル、法人・自治体など幅広い領域において顧客が求める高品質サービスを創出・提供している。
1. 高い信頼性・ブランド認知度が強み
報告セグメント区分は2022年3月期第1四半期から変更して、婚活事業(高付加価値型の結婚相談所運営、婚活パーティー企画・運営等)、カジュアルウェディング事業(カジュアル挙式披露宴・フォトウェディング・結婚式二次会のプロデュース等)、テック事業(婚活事業者間の相互会員紹介プラットフォーム運営、オンライン婚活サービス等)、ライフスタイル事業(保険販売等の保険・金融・不動産関連の生活品質向上に資するサービス提供)、法人・自治体向け事業(地方自治体向け婚活支援、企業向けイベントプロデュース等)としている。結婚相談所を起点として、婚活領域からカジュアルウェディング領域、新生活のサポートサービス領域まで、幅広く全方位的な一気通貫の高品質・高付加価値サービスを展開し、高い信頼性・ブランド認知度を確立していることが特徴・強みだ。
2. 2022年3月期第2四半期累計はコロナ禍だが前期比では大幅増収・赤字縮小
2022年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比64.6%増の2,801百万円、営業利益が215百万円の損失(前年同期は1,439百万円の損失)、経常利益が288百万円の損失(同1,376百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が416百万円の損失(同1,376百万円の損失)だった。新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)の影響でピーク時への回復には遠い水準だが、前年同期との比較ではコロナ禍の影響が徐々に和らいで大幅増収となり、拠点統廃合、人員配置最適化、広告販促費の戦略的抑制などの施策で販管費を削減し、各利益は赤字が大幅に縮小した。四半期別に見ると、2021年3月期第1四半期をボトムとして四半期ごとに営業赤字が縮小し、2022年3月期第2四半期には営業利益が黒字転換した。
3. 2022年3月期通期予想を下方修正したが前期比では赤字縮小(下期黒字転換)
2022年3月期通期の連結業績予想は下方修正して、売上高が5,730百万円(2021年3月期は4,429百万円)、営業利益が160百万円の損失(同2,176百万円の損失)、経常利益が230百万円の損失(同2,089百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益が250百万円の損失(同2,316百万円の損失)としている。第2四半期にコロナ禍の再拡大と断続的な緊急事態宣言の影響を受けたため、コロナ禍からの回復ペースが期初時点の想定を下回る。一方でコスト面は経営全般で合理化を推進し、通期ベースでも前期比では赤字が大幅に縮小する見込みとしている。営業利益は上期が215百万円の赤字だったが、下期は55百万円の黒字転換見込みとしている。
4. 積極的な事業展開で中長期的な成長を期待
3ヶ年中期経営計画では、2022年3月期~2024年3月期を短期業績回復の実現と中長期成長基盤構築の3ヶ年と位置付けている。コロナ禍からの回復ペースが想定より遅れているが、当面の業績回復に向けて売上拡大とともに、拠点統廃合、人員再配置、経費削減などの経営合理化によって利益率改善を図る。最終年度2024年3月期の目標値は売上高147億円、営業利益27億円、営業利益率18.6%以上としている。また2022年3月期末までに債務超過の解消を目指すとしている。そして借入金返済などで早期に財務基盤を安定化させることで、事業の持続的成長と株主還元の実現を目指すとしている。株主還元では3年以内の配当実施を目指す方針としている。当面はコロナ禍の影響で厳しい事業環境が想定されるが、中長期的な成長に向けた施策を着実に実施している。高い信頼性やブランド認知度を確立している同社の強み・優位性もあり、市場シェア拡大の余地は大きい。早期に財務基盤を安定させ、積極的な事業展開で中長期的な収益拡大を期待したい。
■Key Points
・結婚相談所を起点として、婚活からカジュアルウェディング、新生活のサポートサービス領域まで幅広く展開
・2022年3月期はコロナ禍が継続するが経営合理化も寄与して黒字転換・債務超過の解消を目指す
・当面はコロナ禍で厳しい状況だが、積極的な事業展開で中長期的な成長を期待
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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