注目トピックス 市況・概況
24日の米国市場ダイジェスト:NYダウ9ドル安、早期利上げ観測が重し
配信日時:2021/11/25 07:29
配信元:FISCO
■NY株式:NYダウ9ドル安、早期利上げ観測が重し
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は9.42ドル安の35804 38ドル、ナスダックは70.09ポイント高の15845.23で取引を終了した。週次失業保険申請件数が52年ぶり低水準となったほか、10月PCEコアデフレーターが31年ぶりの大幅な伸びとなり早期の利上げ観測が強まったため、寄り付き後、下落。また、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した11月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でも数人の高官が量的緩和(QE)縮小ペースの加速を支持したことが明らかになり利上げ観測を後押しし、終日軟調に推移した。ただ、引けにかけては感謝祭の祭日を控えた買戻しなどにダウは下げ幅を縮小。金利上昇が一段落したためナスダック総合指数は上昇に転じ終了した。セクター別では半導体・同製造装置が上昇した一方、素材が下落した。
農機具メーカーのディア(DE)は決算で1株利益が予想を上回ったほか、強い需要が長期間続いた従業員のストライキによる損害を相殺したと言及し買われた。クラウドサービスを提供するヴィエムウェア(VMW)やコンビューターメーカーのHP(HPQ)は四半期決算内容が予想を上回ったほか、強い見通しが好感され、それぞれ上昇。一方で、衣料小売りのギャップ(GPS)やノードストローム(JWN)は昨日取引終了後に決算を発表、人件費などコストの上昇や在庫不足問題などが指摘され、大幅下落した。コーチなどのブランド運営するタぺストリー(TPR)、衣料ブランドのラルフローレンなども連れて売られた。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はマスク最高経営責任者(CEO)が10.5億ドル相当の自社株を追加で売却し、下落。
FRBはFOMC議事要旨の中で、インフレ見通しが不透明で政策に柔軟性が必要だと強調した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:量的緩和縮小ぺース加速の思惑でドル買い強まる
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、115円10銭から115円52銭まで上昇し、115円41銭で引けた。週次新規失業保険申請件数が1969年来の低水準に改善したほか、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視しているコアPCE価格指数の10月分が1990年11月来で最大の伸びを記録。FRBの利上げ観測が強まりドル買いに拍車がかかった。その後FRBが公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(11月2-3日会合分)でも、一部メンバーが資産購入縮小ペースの加速を支持したことが明らかになると、ドルは一段高となった。
ユーロ・ドルは1.1186ドルまで下落後、ショートカバーに1.1216ドルまで強含み、1.1205ドルで引けた。独11月IFO企業景況感指数が予想外に悪化したほか、欧州で新型コロナ再流行による規制強化などが回復を抑制するとの警戒感が引き続きユーロ売り圧力となった。ユーロ・円は128円97銭から129円32銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3360ドルから1.3316ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9374フランまで上昇後、0.9334フランまで反落した。
■NY原油:下げ渋り、戦略石油備蓄放出の効果は限定的との見方も
24日のNY原油先物1月限は、下げ渋り。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比-0.11ドルの78.39ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは77.98ドル-79.23ドル。アジア市場で79.23ドルまで買われた後、石油の主要消費国による戦略石油備蓄放出計画を意識して利食い売りが観測されたが、原油価格の大幅な低下につながる策ではないとの見方も多く、原油先物の下げ幅は小幅にとどまった。ニューヨーク市場の序盤で77.98ドルまで下げたが、まもなく反転し、一時78.95ドルまで戻した。通常取引終了後の時間外取引では78ドル台で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 47.63ドル +0.13ドル(+0.27%)
モルガン・スタンレー(MS) 101.12ドル -0.74ドル(-0.73%)
ゴールドマン・サックス(GS)399.19ドル -7.15ドル(-1.76%)
インテル(INTC) 49.76ドル +0.66ドル(+1.34%)
アップル(AAPL) 161.94ドル +0.53ドル(+0.33%)
アルファベット(GOOG) 2934.35ドル -0.79ドル(-0.03%)
フェイスブック(FB) 341.06ドル +3.81ドル(+1.13%)
キャタピラー(CAT) 207.07ドル +1.74ドル(+0.85%)
アルコア(AA) 50.46ドル +1.44ドル(+2.94%)
ウォルマート(WMT) 146.54ドル +0.73ドル(+0.50%)
<NH>
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は9.42ドル安の35804 38ドル、ナスダックは70.09ポイント高の15845.23で取引を終了した。週次失業保険申請件数が52年ぶり低水準となったほか、10月PCEコアデフレーターが31年ぶりの大幅な伸びとなり早期の利上げ観測が強まったため、寄り付き後、下落。また、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した11月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でも数人の高官が量的緩和(QE)縮小ペースの加速を支持したことが明らかになり利上げ観測を後押しし、終日軟調に推移した。ただ、引けにかけては感謝祭の祭日を控えた買戻しなどにダウは下げ幅を縮小。金利上昇が一段落したためナスダック総合指数は上昇に転じ終了した。セクター別では半導体・同製造装置が上昇した一方、素材が下落した。
農機具メーカーのディア(DE)は決算で1株利益が予想を上回ったほか、強い需要が長期間続いた従業員のストライキによる損害を相殺したと言及し買われた。クラウドサービスを提供するヴィエムウェア(VMW)やコンビューターメーカーのHP(HPQ)は四半期決算内容が予想を上回ったほか、強い見通しが好感され、それぞれ上昇。一方で、衣料小売りのギャップ(GPS)やノードストローム(JWN)は昨日取引終了後に決算を発表、人件費などコストの上昇や在庫不足問題などが指摘され、大幅下落した。コーチなどのブランド運営するタぺストリー(TPR)、衣料ブランドのラルフローレンなども連れて売られた。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はマスク最高経営責任者(CEO)が10.5億ドル相当の自社株を追加で売却し、下落。
FRBはFOMC議事要旨の中で、インフレ見通しが不透明で政策に柔軟性が必要だと強調した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:量的緩和縮小ぺース加速の思惑でドル買い強まる
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、115円10銭から115円52銭まで上昇し、115円41銭で引けた。週次新規失業保険申請件数が1969年来の低水準に改善したほか、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視しているコアPCE価格指数の10月分が1990年11月来で最大の伸びを記録。FRBの利上げ観測が強まりドル買いに拍車がかかった。その後FRBが公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(11月2-3日会合分)でも、一部メンバーが資産購入縮小ペースの加速を支持したことが明らかになると、ドルは一段高となった。
ユーロ・ドルは1.1186ドルまで下落後、ショートカバーに1.1216ドルまで強含み、1.1205ドルで引けた。独11月IFO企業景況感指数が予想外に悪化したほか、欧州で新型コロナ再流行による規制強化などが回復を抑制するとの警戒感が引き続きユーロ売り圧力となった。ユーロ・円は128円97銭から129円32銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3360ドルから1.3316ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9374フランまで上昇後、0.9334フランまで反落した。
■NY原油:下げ渋り、戦略石油備蓄放出の効果は限定的との見方も
24日のNY原油先物1月限は、下げ渋り。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比-0.11ドルの78.39ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは77.98ドル-79.23ドル。アジア市場で79.23ドルまで買われた後、石油の主要消費国による戦略石油備蓄放出計画を意識して利食い売りが観測されたが、原油価格の大幅な低下につながる策ではないとの見方も多く、原油先物の下げ幅は小幅にとどまった。ニューヨーク市場の序盤で77.98ドルまで下げたが、まもなく反転し、一時78.95ドルまで戻した。通常取引終了後の時間外取引では78ドル台で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 47.63ドル +0.13ドル(+0.27%)
モルガン・スタンレー(MS) 101.12ドル -0.74ドル(-0.73%)
ゴールドマン・サックス(GS)399.19ドル -7.15ドル(-1.76%)
インテル(INTC) 49.76ドル +0.66ドル(+1.34%)
アップル(AAPL) 161.94ドル +0.53ドル(+0.33%)
アルファベット(GOOG) 2934.35ドル -0.79ドル(-0.03%)
フェイスブック(FB) 341.06ドル +3.81ドル(+1.13%)
キャタピラー(CAT) 207.07ドル +1.74ドル(+0.85%)
アルコア(AA) 50.46ドル +1.44ドル(+2.94%)
ウォルマート(WMT) 146.54ドル +0.73ドル(+0.50%)
<NH>
Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況