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午後:債券サマリー 先物は小幅続伸、30年債入札は無難に通過

配信日時:2021/11/09 15:49 配信元:MINKABU
 9日の債券市場で、先物中心限月12月限は小幅ながら6日続伸。全般的に模様眺めムードが強かったものの、30年債入札を無難にこなした安心感が相場を押し上げた。  債券先物は売り優勢でスタート。前日までの上昇で利益確定売りが出やすかったほか、8日の米長期債相場が3営業日ぶりに反落(金利は上昇)したことが影響した。ただ、この日の時間外取引で米金利の上昇が一服したことが支えとなり下値は限定的だった。午後に入ると、財務省が実施した30年債入札で一定の需要が確認できたとの見方から買いが流入。朝方に一時240円超上昇していた日経平均株価が下げに転じたことも買い手掛かりとなり、債券先物は151円91銭まで上伸する場面があった。とはいえ、今晩の米10月卸売物価指数(PPI)や10日の米10月消費者物価指数(CPI)の発表を控えて積極的には動きにくく、買い一巡後は上値が重くなった。なお、30年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が7銭と前回(10月12日)の9銭からやや縮小し、応札倍率は3.45倍と前回の2.90倍を上回った。  先物12月限の終値は前日比2銭高の151円87銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.060%だった。 出所:MINKABU PRESS

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