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午後:債券サマリー 先物は小幅続伸、朝方の買い一巡後は伸び悩む

配信日時:2021/11/08 15:50 配信元:MINKABU
 8日の債券市場で、先物中心限月12月限は小幅続伸。前週末の米債券高を手掛かりとした買いは朝方で一巡し、その後は手掛かり材料難から上値が重くなった。  債券先物は寄り付き直後に151円97銭まで上昇した。米国の早期利上げ観測が後退するなか、5日の米長期金利が一時1.4%台前半と9月下旬以来の水準まで低下した流れが東京市場に波及。同日に発表された米10月雇用統計は、非農業部門雇用者数が市場予想を上回るなど良好な結果となったが、市場では米金融政策の方向性を変えるほどではないとの見方が多かった。ただ、この日の時間外取引で米長期金利の低下が一服したほか、きょうは日銀の国債買いオペや財務省による国債入札がなく、買い一巡後は材料難から小幅ながらマイナス圏に沈む場面があった。朝方の日経平均株価が軟化したことが債券の下支えとなったものの、債券先物は前週末まで4日続伸していたことから高値警戒感があり追随買いは広がらなかった。  先物12月限の終値は前週末比2銭高の151円85銭となった。現物債市場で10年債の利回りは一時0.050%に低下したが、午後3時過ぎ時点では前週末比0.005%低下の0.055%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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