後場の投資戦略ニュース一覧
後場の投資戦略
足元の調整に対する反動などが先行
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37691.56;+192.93TOPIX;2747.20;+8.81[後場の投資戦略] 後場の東京市場は、G7財務相会議のほか、3回目の日米通商交渉協議が週末に予定されていることなどから、様子見ムードが強まりそうだ。企業決算も一巡したことから、日経平均は前場終値水準でのもみ合いとなり静かな推移を想定する。一方、グロース市場250指数が8連騰で24年4月以来の水準まで上昇していることから、後場のグロース市場はバイオ関連銘柄などを中心に活発な商いが期待できよう。
<AK>
2025/05/20 12:14
後場の投資戦略
米国債格下げでも一定の底堅さ
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37617.63;-136.09TOPIX;2744.16;+3.71[後場の投資戦略] 後場の日経平均株価は、軟調な値動きが継続しそうだ。大手格付け会社による米国債の格下げというネガティブなイベントに対しても一定の底堅さを見せているが、買い進む動きは想定しにくいか。ただ、先週に38000円台を回復した後は、さすがに上値が重くなったが、決算発表に関連した証券会社等によるアナリストレポートを材料視した物色は活発だった。そのほか、週後半には、米国の関税措置を巡る3回目の閣僚交渉に向けて、赤澤経済再生担当大臣がワシントンを訪問する可能性が高まっている。今回の交渉で自動車への関税見直しに道筋をつけるとの見通しで、弱気な今期見通しを発表した自動車関連株は、今後の日米交渉の進展次第で見直し買いが入る余地はある。今週は、交渉内容の状況を横目に相場展開を見守っていきたい。
<AK>
2025/05/19 12:31
後場の投資戦略
円高推移が重しも下値は限定的
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37659.39;-96.12TOPIX;2733.80;-5.16[後場の投資戦略] 本日の決算発表銘柄は15時に東映アニメーション<4816>、アーレスティ<5852>、ヨシタケ<6488>、カナデン<8081>、引けでフジHD<4676>ぐらいとピークアウトしたが、証券会社によるレポートなどを材料視した個別物色は続くと考える。後場の日経平均は短期的な過熱感などが意識されて、引き続き軟調推移となりそうだが、為替は1ドル145円台前半と円高ドル安進行は一服。日経平均は37600円台水準でのもみ合いとなり、後場一段安は回避されよう。
<AK>
2025/05/16 12:22
後場の投資戦略
戻り待ちの売りや円高進行が重石に
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37705.74;-422.39TOPIX;2736.47;-26.82[後場の投資戦略] 後場の日経平均株価は、軟調な値動きが継続しそうだ。戻り待ちの売りに押されるなか、今週企業決算発表のピークを迎えており、引き続き様子見ムードが広がろう。また、円相場が1ドル=146円台前半に上昇しており、相場の重石となろう。高値警戒感が広がる中、好業績・好材料を発表した銘柄中心に選別を進めたい。
<AK>
2025/05/15 12:38
後場の投資戦略
短期的な過熱感などが意識されて38000円台割れ
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37874.59;-308.67TOPIX;2738.59;-33.55[後場の投資戦略] 後場の東京市場は決算発表銘柄に関心が集中し、日経平均は前場終値水準でのもみ合いとなりそうだ。本日は12時台にニッスイ<1332>、鹿島<1812>、東レ<3402>、アステリア<3853>、ADEKA<4401>、13時台に住友化学<4005>、SUBARU<7270>、ミツバ<7280>、萩原電気HD<7467>、14時台に安藤ハザマ<1719>、三住道路<1776>、SMC<6273>、酒井重<6358>、西武HD<9024>などが予定されている。
<AK>
2025/05/14 12:14
後場の投資戦略
米中通商交渉の進展を受けて38000円台を回復
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38296.86;+652.60TOPIX;2776.02;+33.94[後場の投資戦略] 買い一巡後の日経平均はさすがに上げ一服となったこともあり、後場の日経平均は前場終値水準でのもみ合いとなりそうだ。物色の対象は取引時間中の決算発表銘柄に集中するだろう。12時台に大林組<1802>、高砂熱<1969>、IIJ<3774>、三井海洋<6269>、13時台に大成建設<1801>、王子HD<3861>、三井化学<4183>、住友ファーマ<4506>、出光興産<5019>、ツガミ<6101>、JUKI<6440>、ヤマハ発<7272>、高島<8007>、ミズノ<8022>、14時台に石油資源<1662>、鉄建建設<1815>、三機工<1961>、森永乳<2264>、ヤクルト<2267>、住阪セメ<5232>、古河電<5801>、KOKUSAI<6525>、古河電池<6937>、三井E&S<7003>、帝国ホテル<9708>などが予定されている。
<AK>
2025/05/13 12:16
後場の投資戦略
戻り待ちの売りに押され上値の重い展開
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37519.80;+16.47TOPIX;2731.29;-2.20[後場の投資戦略] 後場の日経平均株価は、上値の重い展開が継続するか。戻り待ちの売りに押されるなか、今週企業決算発表のピークを迎えるため、様子見ムードが広がろう。また、医薬品関連の軟調推移が本日は相場の重石となりそうだ。ただ、外部環境の改善によって国内の投資家心理も改善が進む状況下で、大型株物色が強まれば日経平均やTOPIXの一段高も期待できる。日経平均は上向きに転じた25日移動平均線との乖離率もいまだ小さく、好業績や株主還元策の拡大などを発表した銘柄を中心に動向を見守っておきたい。
<AK>
2025/05/12 12:23
後場の投資戦略
外部環境を材料に37000円台を回復後も上げ幅拡大
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37478.58;+549.95TOPIX;2738.00;+39.28[後場の投資戦略] 日経平均は37000円台の壁を上回り上げ幅をじりじりと広げる展開となったことで、投資家心理も良好と言えよう。SQ算出も影響し売買代金は増加しており、一日を通してのプライム市場の売買代金は5兆円台に乗せる公算。後場の日経平均は37000円台半ばでのしっかりと推移が期待できよう。 一方、物色の対象は取引時間中の決算発表銘柄に集中するだろう。12時台に旭化成<3407>、住友理工<5191>、アサンテ<6073>、13時台に住友電設<1949>、明星工業<1976>、ブレインP<3655>、レンゴー<3941>、板硝子<5202>、三菱重<7011>、第四北越FG<7327>、三井不<8801>、NTT<9432>、14時台に日油<4403>、ノリタケ<5331>、クボタ<6326>、月島HD<6332>、スターゼン<8043>、芙蓉リース<8424>、京阪HD<9045>などが予定されている。
<AK>
2025/05/09 12:25
後場の投資戦略
一時マイナス圏転落も持ち直す
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;36863.15;+83.49TOPIX;2691.36;-4.80[後場の投資戦略] 後場の日経平均株価は、上値の重い展開が継続するか。今日はトヨタ自動車<7203>が決算発表を予定しており、今期業績見通しなどを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもある。GW前は決算発表に対するポジティブな動きが散見されており、直近も投資家のリスク回避の姿勢は後退しつつある。 また、東証プライム上場銘柄のうち55%が相互関税発表前の日本時間4月2日の水準を回復した、と日本経済新聞が報じており、25年3月期企業決算が想定以上に堅調で景気に楽観的なムードが市場に漂っているようだ。ただ、二転三転するトランプ米大統領の言動に振らされる地合いは変わっていないか。FRBのパウエル議長は利下げに踏み切る判断には慎重で、FRBの金融政策の遅れに対する指摘の声も上がっており、過度に楽観することなく引き続き注意深く相場動向を見守りたい。
<AK>
2025/05/08 12:19
後場の投資戦略
関税政策が重しとなり37000円台直前で失速
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;36813.78;-16.91TOPIX;2698.19;+10.41[後場の投資戦略] 東京時間8日未明にFOMC発表を控えていることから、後場は様子見姿勢が強まり、日経平均は前場終値水準での小動きとなりそうだ。物色の対象は取引時間中の決算発表銘柄に集中するだろう。本日は時価総額の大きい銘柄の発表は予定されていないが、12時台にLITALICO<7366>、13時台に東京鉄<5445>、14時台にDMG森精機<6141>、万世電機<7565>などが予定されている。
<AK>
2025/05/07 12:12
後場の投資戦略
円安推移などを材料に一時37000円台に迫る
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;36705.53;+253.23TOPIX;2683.61;+4.17[後場の投資戦略] 今晩の海外時間では4月の米雇用統計など重要な経済指標の発表を控えていることから、後場は様子見姿勢が強まり、日経平均は前場終値水準での小動きとなりそうだ。物色の対象は取引時間中の決算発表銘柄に集中するだろう。本日は12時台にJAL<9201>、13時台に伊藤忠<8001>、14時台に三菱商事<8058>、リコーリース<8566>などが予定されている。
<AK>
2025/05/02 12:08
後場の投資戦略
決算銘柄を中心とした売買が継続
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;36241.70;+196.32TOPIX;2673.46;+6.17[後場の投資戦略] ゴールデンウィークの谷間にしては商いが盛り上がっているが、本日、明日の決算発表予定銘柄が少ないことや、15時30分に植田和男日本銀行総裁の記者会見を控えていることなどから積極的な売買は、後場、手控えられそうだ。前場弱かった村田製作所<6981>や東京エレクトロン<8035>が下げ幅を縮小する展開となれば、日経平均も前場の高値を上回る可能性はあるが、足元の6日続伸を考慮すると上げ一服も仕方ない。後場の日経平均は36200円水準での小動きを想定する。
<AK>
2025/05/01 12:14
後場の投資戦略
日米協議前で上値重い
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;35902.51;+62.52TOPIX;2660.24;+9.63[後場の投資戦略] 企業の決算発表が徐々に増えており、個別対応の相場展開となりつつある。外部環境の改善を受けて、日経平均は後場もしっかりとした推移となりそうだ。本日の取引時間中に決算発表を予定している銘柄は、12時台にBBタワー<3776>、MDM<7600>、商船三井<9104>、内外トランス<9384>、13時台にハリマ化成G<4410>、大和工<5444>、14時台に南海電<9044>、ユナイテド海<9110>、中国電力<9504>、15時台に住友林業<1911>、日本M&A<2127>、大塚商会<4768>、東北電力<9506>となる。
<AK>
2025/04/30 12:21
後場の投資戦略
一時節目の36000円台回復
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;35887.89;+182.15TOPIX;2655.23;+27.20[後場の投資戦略] 後場の日経平均株価は、上値の重い展開が継続するか。トランプ米大統領の発言からはこれ以上の米国金融市場の混乱は望んでいないという姿勢がうかがえるほか、ベッセント米財務長官も市場を重視した発言を積極的に行うなど、「米国のトリプル安」を放置しない姿勢を見せていることは安心材料となる。一部では大底は過ぎたという安心感も出てきているが、明日の東京市場は祝日で来週にかけての祝日を前に積極的な売買は手控えられやすい面もある。GW明けから東京市場は3月期本決算企業の決算発表が本格化を迎えるため、様子見ムードが広がる可能性もあろう。
<AK>
2025/04/28 12:16
後場の投資戦略
米国株高などを材料視した展開に
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;35527.39;+488.24TOPIX;2620.32;+27.76[後場の投資戦略] 企業の決算発表が徐々に増えており、個別対応の相場展開となりつつある。外部環境の改善を受けて、日経平均は後場もしっかりとした推移となりそうだ。本日は、12時台にゼオン<4205>、13時台に第一三共<4568>、東京製鐵<5423>、ゼンリン<9474>、14時台にトヨタ紡織<3116>、豊田合成<7282>、スカパーJ<9412>、15時台にジェイテクト<6473>などが予定されている。
<AK>
2025/04/25 12:16
後場の投資戦略
外部環境を材料に25日線水準を上回る展開に
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;35244.41;+375.78TOPIX;2610.44;+26.12[後場の投資戦略] 前場の日経平均は、25日移動平均線が位置する35017円を終始上回っている。日米財務相会合を前に積極的な買いは手控えられて上値の重さが感じられる状況ではあるが、25日線を上回ったまま取引を終えれば、約一カ月ぶりのこととなる。日経平均VIが29ポイント台と高い水準で推移していることで、リスク管理の観点から機関投資家はまだ買いに動けないと考えるが、25日線水準の回復などを考慮すると、徐々に投資環境は改善しつつあると言えよう。後場も引き続き様子見姿勢が強い地合いとなりそうだが、日経平均35000円台維持に期待したい。
<AK>
2025/04/24 12:12
後場の投資戦略
米中貿易摩擦の緩和などを材料視
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;34808.80;+588.20TOPIX;2576.20;+44.08[後場の投資戦略] プライム市場の売買代金は久しぶりに2兆円台に乗せているが、日経平均の上値は重く積極的な買いは引き続き手控えられている様子。日米財務相会合でのベッセント財務長官の姿勢を見極めたいとするムードは強い。朝方に1ドル143円台に乗せた為替は、既に141円台に入っており、為替市場は引き続き神経質な展開となっている。後場の日経平均は、為替を横目に上げ幅をじりじりと縮める可能性もあろう。
<AK>
2025/04/23 12:15
後場の投資戦略
米国株安も薄商いのなか底堅い動きに
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;34255.71;-24.21TOPIX;2530.26;+1.33[後場の投資戦略] 為替が1ドル140円60銭台とじりじりとした円高ドル安が進んでいることで、後場の東京市場は為替を横目に見た展開となりそうだ。日米財務相会合などの重要イベントを控えていることもあり、引き続き薄商いの地合いではあるが、円高加速で139円台突入となれば、日経平均の後場一段安の可能性はある。
<AK>
2025/04/22 12:16
後場の投資戦略
前週末の上昇に対する利食い売りと円高進行が重しに
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;34300.35;-429.93TOPIX;2529.01;-30.14[後場の投資戦略] 後場の日経平均株価は、軟調な展開が継続しそうだ。欧州は週明け21日についてもイースターマンデーの祝日で休場になるため、商いは膨らみづらい。また、為替市場では、リスク回避の円買いと米景気不安に伴うドル売りが入りやすい状況のため、一段のドル安円高進行への警戒は相場の重しとなりそうだ。そのほか、新興市場では値ごろ感からの買い戻しの動きが出ており、前週末のグロース250指数は3.7%高で3月の戻り高値水準を捉えてきたほか、売買代金は3月半ば以来の水準に膨れてきていた。個人投資家のセンチメントは改善傾向にあるとみられ、トランプ関税の影響が少ない内需系の銘柄中心に、大きく売り込まれていた銘柄へのリバウンドを狙った動きには引き続き注目しておきたい。
<AK>
2025/04/21 12:20
後場の投資戦略
売り先行もプラス圏に浮上
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;34583.29;+205.69TOPIX;2550.34;+20.11[後場の投資戦略] 後場の日経平均株価は、プラス圏での推移が継続しそうだ。米国と欧州連合(EU)の貿易交渉進展への期待や海外原油先物高が追い風となり、自動車関連・海運・鉱業など幅広い業種が上昇している。ただ、本日はグッドフライデー(聖金曜日)の祝日でアジア市場の一部や欧米の株式市場が休場となるため、後場は手掛かり材料に欠ける可能性もある。そのほか、石破首相は本日、米国との関税交渉に関して依然として隔たりがあるため最優先で取り組むと述べており、不透明感は拭えていない。米国でもトランプ米大統領が連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長への退任要求に踏み込んでおり、高関税政策によって景気悪化懸念が急速に高まるなかで今後の動向は注視しておきたいところだ。
<AK>
2025/04/18 12:23
後場の投資戦略
日米貿易交渉に絡んだ思惑買いが入るも上値重い
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;34212.29;+291.89TOPIX;2517.00;+18.97[後場の投資戦略] 第1回目の日米関税交渉の協議後、赤沢亮正経済財政・再生相は「早期の合意を目指すことで両国が一致した」と述べたほか「為替は議題にならなかった」などと発言。この発言が材料視されて為替は1ドル142円台まで戻したが、ドル売りの圧力は強く、一時的な戻しと考える。ドル・インデックスは99.3水準と引き続き100を下回って推移しており、世界的なドル離れの地合いは変わらないと想定。後場の東京市場は、引き続き積極的な売買は手控えられよう。為替を横目に見た展開となり日経平均は34000円台を下回る場面もあると考える。
<AK>
2025/04/17 12:12
後場の投資戦略
薄商いのなか半導体株安が重しに
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;34016.31;-251.23TOPIX;2498.69;-14.66[後場の投資戦略] プライム市場の売買代金は、先週7日の急落時に記録した6.9兆円をピークに減少しており、今週は3兆円台に留まっている。日米貿易交渉がスタートすることから、ポジションをニュートラルにする動きが強まっている様子。後場の東京市場は薄商いのなか、弱いナスダック先物を横目に見た展開となりそうだ。日経平均は34000円水準でのもみ合いを想定するが、前場小幅安に留まった東京エレクトロン<8035>が下げ幅を広げる展開となれば、指数一段安の可能性もあろう。
<AK>
2025/04/16 12:14
後場の投資戦略
薄商いも自動車株が総じて買われる展開に
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;34285.02;+302.66TOPIX;2516.10;+27.59[後場の投資戦略] 前場のプライム市場の売買代金は1.6兆円に留まっており、先週の乱高下の余韻はほぼ無くなったと言えよう。一方、投資家心理を示唆する日経平均VIは低下傾向にあるが、まだ34ポイント台で推移している。米VIX指数も30ポイント台で推移していることから、日米のボラティリティが低下するにはもう少し時間はかかりそうだ。 市場は、朝令暮改の米国関税方針に慣れ始めているが、ボラティリティが高い状況下、腰の据わった長期資金の流入は期待しにくい。市場が落ち着きを取り戻したと言われる水準(米VIX指数が20ポイント台前後、日経平均VIが25ポイント前後)までそれぞれ低下しないことには、投資家は静観を選択するだろう。後場の東京市場も薄商いで、日経平均は34200円水準でのもみ合いとなろう。
<AK>
2025/04/15 12:09
後場の投資戦略
買い安心感台頭も上値重い
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;34115.52;+529.94TOPIX;2503.93;+37.02[後場の投資戦略] 後場の日経平均株価は、上値の重い展開が継続しそうだ。国内の話題では、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)が13日に開幕。政府は経済波及効果を2.9兆円と試算しており、訪日外国人(インバウンド)増加の恩恵を受けそうな万博関連銘柄には引き続き注目しておきたいところ。また、大阪・関西万博の開催期間は4月13日から10月13日までの半年間であるが、閉会後には夢洲において2030年秋頃にカジノを含む統合型リゾート(IR)の開業が予定されており、統合型リゾート関連もこの際に押さえておきたい。そのほか、全体相場が悪化する中で、継続的なM&Aをビジネスモデルに掲げる企業や親子上場解消もテーマとして投資家の数少ない寄りどころとなろう。
<AK>
2025/04/14 12:23
後場の投資戦略
米中貿易戦争の激化を嫌気した展開に
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;33148.45;-1460.55TOPIX;2431.51;-107.89[後場の投資戦略] 本日は4月限オプション特別清算指数(SQ値)算出に絡んだ売買が入ったものの、プライム市場の売買代金は2.5兆円に留まっており、売り疲れ、買い疲れの相場展開となっている。今週は変動幅が4ケタの鯨幕相場(高安を交互に繰り返す地合い)となっており、方向性は見えない。米国の関税政策が日によって変化することから、ニュートラルのポジションを選択する投資家が増えている様子。後場の東京市場は、週末要因も影響して積極的な売買は手控えられそうだ。日経平均は33000円水準でのもみ合いを想定する。
<AK>
2025/04/11 12:09
後場の投資戦略
買戻し優勢で34000円台を回復
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;34353.17;+2639.14TOPIX;2526.34;+177.01[後場の投資戦略] 米国関税政策に翻弄される地合いとなっていることで、前場のプライム市場の売買代金は2.8兆円とさほど伸びなかった。買戻しが一巡した後は、関税政策を見極めたいとするムードが強まっており積極的な買いは手控えられているようだ。後場の東京市場は、新規の売り材料が伝わらない限り、高値圏は維持されると見るが、貿易戦争の根本的な解決には至っていないことから、日経平均の後場一段高は期待できないだろう。
<AK>
2025/04/10 12:11
後場の投資戦略
一時1300円下落するなどボラタイルな相場継続
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;32147.04;-865.54TOPIX;2380.84;-51.18[後場の投資戦略] 東京時間13時01分に上乗せ関税が発動されることで、売り一巡後の日経平均は下げ幅をやや縮小した後は32000円前半での小動きが続いた。投資家心理が悪化していることから、関税発動に伴う悪材料出尽くしを期待するのは厳しい状況と言えよう。関税発動を見守った後は、15時15分から実施される植田和男日本銀行総裁の講演内容を見極めたいとするムードが強まりそうだ。後場の東京市場は積極的な売買は手控えられ、日経平均は32000円水準でのもみ合いとなりそうだ。
<AK>
2025/04/09 12:15
後場の投資戦略
買戻し先行し33000円台を回復
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;33030.66;+1894.08TOPIX;2438.30;+149.64[後場の投資戦略] 東京市場は買い戻し優勢の展開となり、日経平均は一時、昨日の高値を上回る場面も見られた。この水準を明確に上回ると先物買いなどが入り指数が一段高となる可能性もあろう。一方、前場のプライム市場の売買代金は2.5兆円に留まっており、前日比では売買代金は減少している。積極的に押し目を狙う投資家は少ないとの見方もあり、大引けにかけて、日経平均、TOPIXは上げ幅を縮小するかもしれない。ボラタイルな相場展開のため、乱高下には注意したい。
<AK>
2025/04/08 12:17
後場の投資戦略
一時2900円超安で3万1000円割れ
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;31591.84;-2188.74TOPIX;2319.64;-162.42[後場の投資戦略] 後場の日経平均株価は、軟調な展開が継続しそうだ。各国の報復関税が連鎖するとの懸念が強く、世界経済の急激な減速につながるとの警戒感が広がっており、積極的な買いは手掛けにくい。週末の「国内株式市場見通し」でも触れているが、3日のプライム市場の売買代金は5.9兆円、4日は6.8兆円と膨らんだが、セリングクライマックスと判断するには昨年8月5日のように東証の時価総額の1%ほどの売買代金が欲しいところとなる。3日連続でプライム市場の9割近い銘柄が下落する全面安の展開となっているが、引き続きプライム市場の売買代金には注目したい。
<AK>
2025/04/07 12:15
後場の投資戦略
外部環境への警戒感高まり昨年8月以来の34000円割れ
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;33818.18;-917.75TOPIX;2477.96;-90.65[後場の投資戦略] 投資家心理を示唆する日経平均VIは33ポイント台で推移しており、昨日の38ポイント台比では低いままだ。一般的には25ポイント台を超えると市場の不安感が増していると判断されることから、投資家心理が悪化していることは間違いないと言えよう。一方、昨年8月5日の「令和のブラックマンデー」時に85ポイントまで急騰していたことを考慮すると、投資家心理はまだまだ強いとの見方もできる。一段安の可能性も残っているが、昨日の6兆円近い売買代金に続き本日も大商いとなる公算が大きいことから、市場はセリングクライマックスを迎えつつあると考える。後場の東京市場は信用の投げ売りに警戒しつつ、日経平均が下げ幅をじりじりと縮める展開に期待したい。
<AK>
2025/04/04 12:10