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アイリック Research Memo(9):2026年6月期も引き続き2ケタ増収増益で、過去最高業績の更新を見込む
配信日時:2025/09/08 13:09
配信元:FISCO
*13:09JST アイリック Research Memo(9):2026年6月期も引き続き2ケタ増収増益で、過去最高業績の更新を見込む
■今後の見通し
1. 2026年6月期の業績見通し
アイリックコーポレーション<7325>の2026年6月期の連結業績は、売上高が前期比19.8%増の11,288百万円、営業利益が同13.9%増の844百万円、経常利益が同12.7%増の848百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.4%増の507百万円と、2ケタ増収増益で連続過去最高業績を見込んでいる。売上面は各セグメントとも2ケタ増収を見込み、コスト面では人件費や開発投資などが増加するものの、増収効果やストック売上の積み上げなどにより吸収する見込みだ。
なお半期別に見ると、上期は売上高5,344百万円で営業利益170百万円、下期は売上高5,944百万円で営業利益674百万円と、特に利益面を下期偏重の計画としている。これは期末に向けてストック収益が積み上がることに加え、2025年7月にブロードマインドより譲り受けた来店型保険ショップ11店舗に関して、上期(特に第1四半期)に「保険クリニック」への切り替えに伴う改装関連費用や転籍従業員のリスキリング費用など一時的費用の発生を見込んでいるためである。
店舗数増加やWebプロモーション効果などにより「保険クリニック」の新規来店件数・再来店件数・成約件数が増加基調であること、ソリューション事業及びシステム事業では期末に向けてストック売上の積み上げが進展することなどを考慮すれば、2026年6月期も好業績が期待できると弊社では考えている。
2. セグメント別(新区分)の計画と重点施策
セグメント別(新区分)の計画は、保険クリニック事業の売上高が前期比18.5%増の5,675百万円で営業利益(全社費用等調整前)が同18.7%増の731百万円、FA事業の売上高が同21.0%増の2,170百万円で営業利益が同26.7%増の89百万円、ソリューション事業の売上高が同21.4%増の1,789百万円で営業利益が同12.2%増の644百万円、システム事業の売上高が同20.8%増の1,653百万円で営業利益が同38.1%減の92百万円としている。システム事業は開発投資の増加で減益だが、保険クリニック事業、FA事業、ソリューション事業はいずれも2ケタ増収増益を見込んでいる。
重点施策として、保険クリニック事業の直営事業ではWeb広告強化による効率的な集客施策、コンタクトセンターからの既存顧客に対するアフターフォローコールの強化、ブロードマインドより譲り受けた11店舗(対象事業の直近2025年3月期の売上高は335百万円、営業損失は116百万円)の早期の収益性改善、「保険IQシステム」などによる人材育成体制の強化、スクラップアンドビルド実施による収益性向上などである。また、保険クリニック事業のFC事業では効率的なプロモーション実施によるFC店への送客強化、FC加盟店・店舗数の継続的な拡大に向けた新規リクルート活動や店舗運営指導の強化などである。FA事業のうち同社の法人事業では法人向けコンサルティングサービスの積極展開、業務提携先の深耕による提案先の拡大など、LAの訪問販売事業では訪問販売チャネルの採用強化、教育体制強化による生産性の向上などを推進する。
ソリューション事業では、大手金融機関向け「AS」シリーズや「AI-OCR」等の大型案件の取り込み、保険代理店向け「AS」シリーズ・「AS FiNDER」・「職域ロボアド」等のソリューションの拡販など、保険募集人の効率的な業務を支える「AS Platform」導入社数の拡大を推進する。加えて、コンテンツ開発・拡充、新規ソリューションの開発(損保版AS-BOX、AIエージェント活用等)、CS(カスタマーサクセス)機能によるデータ利活用や顧客フォロー最適化などを推進する。システム事業では、AIプロダクト・クラウドサービスの継続的な成長に向けて、ダイレクトマーケティングの強化、アライアンスパートナーとの連携強化、AIを活用したプロダクトサービスの拡充、システム投資や組織体制強化の継続などを推進する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<HN>
1. 2026年6月期の業績見通し
アイリックコーポレーション<7325>の2026年6月期の連結業績は、売上高が前期比19.8%増の11,288百万円、営業利益が同13.9%増の844百万円、経常利益が同12.7%増の848百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.4%増の507百万円と、2ケタ増収増益で連続過去最高業績を見込んでいる。売上面は各セグメントとも2ケタ増収を見込み、コスト面では人件費や開発投資などが増加するものの、増収効果やストック売上の積み上げなどにより吸収する見込みだ。
なお半期別に見ると、上期は売上高5,344百万円で営業利益170百万円、下期は売上高5,944百万円で営業利益674百万円と、特に利益面を下期偏重の計画としている。これは期末に向けてストック収益が積み上がることに加え、2025年7月にブロードマインドより譲り受けた来店型保険ショップ11店舗に関して、上期(特に第1四半期)に「保険クリニック」への切り替えに伴う改装関連費用や転籍従業員のリスキリング費用など一時的費用の発生を見込んでいるためである。
店舗数増加やWebプロモーション効果などにより「保険クリニック」の新規来店件数・再来店件数・成約件数が増加基調であること、ソリューション事業及びシステム事業では期末に向けてストック売上の積み上げが進展することなどを考慮すれば、2026年6月期も好業績が期待できると弊社では考えている。
2. セグメント別(新区分)の計画と重点施策
セグメント別(新区分)の計画は、保険クリニック事業の売上高が前期比18.5%増の5,675百万円で営業利益(全社費用等調整前)が同18.7%増の731百万円、FA事業の売上高が同21.0%増の2,170百万円で営業利益が同26.7%増の89百万円、ソリューション事業の売上高が同21.4%増の1,789百万円で営業利益が同12.2%増の644百万円、システム事業の売上高が同20.8%増の1,653百万円で営業利益が同38.1%減の92百万円としている。システム事業は開発投資の増加で減益だが、保険クリニック事業、FA事業、ソリューション事業はいずれも2ケタ増収増益を見込んでいる。
重点施策として、保険クリニック事業の直営事業ではWeb広告強化による効率的な集客施策、コンタクトセンターからの既存顧客に対するアフターフォローコールの強化、ブロードマインドより譲り受けた11店舗(対象事業の直近2025年3月期の売上高は335百万円、営業損失は116百万円)の早期の収益性改善、「保険IQシステム」などによる人材育成体制の強化、スクラップアンドビルド実施による収益性向上などである。また、保険クリニック事業のFC事業では効率的なプロモーション実施によるFC店への送客強化、FC加盟店・店舗数の継続的な拡大に向けた新規リクルート活動や店舗運営指導の強化などである。FA事業のうち同社の法人事業では法人向けコンサルティングサービスの積極展開、業務提携先の深耕による提案先の拡大など、LAの訪問販売事業では訪問販売チャネルの採用強化、教育体制強化による生産性の向上などを推進する。
ソリューション事業では、大手金融機関向け「AS」シリーズや「AI-OCR」等の大型案件の取り込み、保険代理店向け「AS」シリーズ・「AS FiNDER」・「職域ロボアド」等のソリューションの拡販など、保険募集人の効率的な業務を支える「AS Platform」導入社数の拡大を推進する。加えて、コンテンツ開発・拡充、新規ソリューションの開発(損保版AS-BOX、AIエージェント活用等)、CS(カスタマーサクセス)機能によるデータ利活用や顧客フォロー最適化などを推進する。システム事業では、AIプロダクト・クラウドサービスの継続的な成長に向けて、ダイレクトマーケティングの強化、アライアンスパートナーとの連携強化、AIを活用したプロダクトサービスの拡充、システム投資や組織体制強化の継続などを推進する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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