注目トピックス 日本株
アイリック Research Memo(7):2025年6月期は2ケタ増収増益で、期初計画を上回る大幅増益で着地(2)
配信日時:2025/09/08 13:07
配信元:FISCO
*13:07JST アイリック Research Memo(7):2025年6月期は2ケタ増収増益で、期初計画を上回る大幅増益で着地(2)
■業績動向
2. セグメント別(旧区分)の動向
アイリックコーポレーション<7325>のセグメント別(旧区分)の売上高は、特に保険販売事業の直営店部門、LA(前期は9ヶ月分、当期は12ヶ月分)、ソリューション事業のFC部門、システム事業の「スマートOCR」を中心とするAIプロダクト・クラウドサービスが大幅に伸長した。セグメント別のストック売上比率は保険販売事業の直営店部門が16.1%、法人営業・RM部門が24.3%、LAが18.3%、ソリューション事業のAS部門が75.2%、FC部門が31.8%、システム事業が73.6%だった。
(1) 保険販売事業
保険販売事業は売上高が前期比21.2%増の5,490百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同16.6%減の501百万円と、増収減益だった。売上高は順調に増加したが、営業利益は業容拡大に伴う人件費や広告宣伝費の増加をカバーしきれなかった。売上高の内訳は直営店部門が同14.8%増の3,335百万円、法人営業・RM部門が同2.4%増の445百万円、LAが同43.7%増の1,709百万円だった。直営店部門が店舗数増加やWebプロモーション効果等による来店件数増加・契約件数増加で大幅増収となったほか、LAの通期連結も寄与した。主要KPIとして期末店舗数は同8店舗増の87店舗(直営が74店舗、LAが13店舗)、新規来店件数は同14.5%増の20,065人、再来店件数は同5.2%増の7,049人、成約件数は同14.0%増の16,270件、成約率は同1.7ポイント上昇して60.0%、成約単価は同3千円減少して187千円となった。
(2) ソリューション事業
ソリューション事業は売上高が同5.4%増の2,362百万円、営業利益が同32.8%増の743百万円と、増収・大幅増益だった。AS部門の売上高が前期の大型案件の反動で減少したが、FC部門が好調に推移したほか、AS部門のストック売上が順調に増加したことも寄与した。
AS部門の売上高は同1.9%減の1,272百万円で、内訳は初期登録料・月額利用料が同10.5%増の773百万円、OCR売上が同47.2%減の180百万円、保険コンサルティング(教育含む)売上が同27.4%増の308百万円、その他ソリューション売上が同31.2%減の9百万円だった。OCR売上における前期の大型案件の反動でフロー売上が減少したが、ストック売上は「AS」シリーズのサブスクリプション収益を中心に順調だった。主要KPIとして「AS」シリーズのID数は同4.5%減の11,615で、内訳は代理店・銀行が同2.6%増の6,784、保険会社が同13.1%減の4,831となった。保険会社向けが1社解約により減少したが、代理店・銀行向けは順調に増加した。また「AS」シリーズのサブスクリプション利用料売上は同2.1%増の679百万円と順調に増加した。
FC部門の売上高は同15.5%増の1,090百万円で、内訳は初期登録・基本料金・店舗利用料が同12.6%増の408百万円、事業部運営店舗における保険手数料が同17.6%増の233百万円、共同募集に伴う保険手数料が同18.7%増の285百万円、ロイヤリティ売上・その他サービスに伴う売上が同14.8%増の163百万円(ロイヤリティが同6.7%減、その他サービスが同40.3%増)だった。積極的なWebプロモーションによりFC店舗への送客数が増加した。期末店舗数は同3店舗増加(オープン20店舗、閉鎖17店舗)して196店舗となった。
(3) システム事業
システム事業は売上高が同36.5%増の1,571百万円、営業利益が166百万円(前期は13百万円の損失)と、大幅増収により営業利益が黒字転換した。売上高の内訳は「スマートOCR」を中心とするAIプロダクト・クラウドサービスが同48.5%増の1,535百万円、受託開発が同69.8%減の35百万円だった。受託開発は前期の大型案件の反動で減少したが、主力の「スマートOCR」が前期の営業人員増強効果などにより大幅伸長した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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2. セグメント別(旧区分)の動向
アイリックコーポレーション<7325>のセグメント別(旧区分)の売上高は、特に保険販売事業の直営店部門、LA(前期は9ヶ月分、当期は12ヶ月分)、ソリューション事業のFC部門、システム事業の「スマートOCR」を中心とするAIプロダクト・クラウドサービスが大幅に伸長した。セグメント別のストック売上比率は保険販売事業の直営店部門が16.1%、法人営業・RM部門が24.3%、LAが18.3%、ソリューション事業のAS部門が75.2%、FC部門が31.8%、システム事業が73.6%だった。
(1) 保険販売事業
保険販売事業は売上高が前期比21.2%増の5,490百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同16.6%減の501百万円と、増収減益だった。売上高は順調に増加したが、営業利益は業容拡大に伴う人件費や広告宣伝費の増加をカバーしきれなかった。売上高の内訳は直営店部門が同14.8%増の3,335百万円、法人営業・RM部門が同2.4%増の445百万円、LAが同43.7%増の1,709百万円だった。直営店部門が店舗数増加やWebプロモーション効果等による来店件数増加・契約件数増加で大幅増収となったほか、LAの通期連結も寄与した。主要KPIとして期末店舗数は同8店舗増の87店舗(直営が74店舗、LAが13店舗)、新規来店件数は同14.5%増の20,065人、再来店件数は同5.2%増の7,049人、成約件数は同14.0%増の16,270件、成約率は同1.7ポイント上昇して60.0%、成約単価は同3千円減少して187千円となった。
(2) ソリューション事業
ソリューション事業は売上高が同5.4%増の2,362百万円、営業利益が同32.8%増の743百万円と、増収・大幅増益だった。AS部門の売上高が前期の大型案件の反動で減少したが、FC部門が好調に推移したほか、AS部門のストック売上が順調に増加したことも寄与した。
AS部門の売上高は同1.9%減の1,272百万円で、内訳は初期登録料・月額利用料が同10.5%増の773百万円、OCR売上が同47.2%減の180百万円、保険コンサルティング(教育含む)売上が同27.4%増の308百万円、その他ソリューション売上が同31.2%減の9百万円だった。OCR売上における前期の大型案件の反動でフロー売上が減少したが、ストック売上は「AS」シリーズのサブスクリプション収益を中心に順調だった。主要KPIとして「AS」シリーズのID数は同4.5%減の11,615で、内訳は代理店・銀行が同2.6%増の6,784、保険会社が同13.1%減の4,831となった。保険会社向けが1社解約により減少したが、代理店・銀行向けは順調に増加した。また「AS」シリーズのサブスクリプション利用料売上は同2.1%増の679百万円と順調に増加した。
FC部門の売上高は同15.5%増の1,090百万円で、内訳は初期登録・基本料金・店舗利用料が同12.6%増の408百万円、事業部運営店舗における保険手数料が同17.6%増の233百万円、共同募集に伴う保険手数料が同18.7%増の285百万円、ロイヤリティ売上・その他サービスに伴う売上が同14.8%増の163百万円(ロイヤリティが同6.7%減、その他サービスが同40.3%増)だった。積極的なWebプロモーションによりFC店舗への送客数が増加した。期末店舗数は同3店舗増加(オープン20店舗、閉鎖17店舗)して196店舗となった。
(3) システム事業
システム事業は売上高が同36.5%増の1,571百万円、営業利益が166百万円(前期は13百万円の損失)と、大幅増収により営業利益が黒字転換した。売上高の内訳は「スマートOCR」を中心とするAIプロダクト・クラウドサービスが同48.5%増の1,535百万円、受託開発が同69.8%減の35百万円だった。受託開発は前期の大型案件の反動で減少したが、主力の「スマートOCR」が前期の営業人員増強効果などにより大幅伸長した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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