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アイリック Research Memo(6):2025年6月期は2ケタ増収増益で、期初計画を上回る大幅増益で着地(1)
配信日時:2025/09/08 13:06
配信元:FISCO
*13:06JST アイリック Research Memo(6):2025年6月期は2ケタ増収増益で、期初計画を上回る大幅増益で着地(1)
■業績動向
1. 2025年6月期の業績概要
アイリックコーポレーション<7325>の2025年6月期の連結業績は、売上高が前期比19.0%増の9,424百万円、営業利益が同49.7%増の741百万円、経常利益が同39.7%増の752百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同23.8%増の435百万円と大幅増収増益で、過去最高業績となった。また、EBITDA(=営業利益+減価償却費)は同37.4%増の1,033百万円だった。「保険クリニック」直営及びFC事業における店舗数・来店件数・成約件数の増加、LAの通期寄与(前期中間期より連結)、システム事業の大幅増収効果による黒字転換などがけん引した。ストック・フロー別売上高はストック売上高が同26.1%増の3,416百万円、フロー売上高が同15.3%増の6,007百万円となり、ストック売上比率は同2.1ポイント上昇の36.3%となった。2024年8月26日公表の期初計画(売上高9,640百万円、営業利益700百万円、経常利益705百万円、親会社株主に帰属する当期純利益422百万円)に対しては、売上高が小幅に未達だったが、各利益は計画を上回った。また前3か年計画の最終年度(2025年6月期)の目標値に対しては、売上高はレンジ上限を超過達成、営業利益はレンジ内での着地となった。
全社ベースの売上総利益は同18.3%増加したが、売上総利益率は同0.4ポイント低下して78.2%となった。販管費は同15.6%増加したが、販管費率は同2.1ポイント低下して70.3%となった。この結果、営業利益率は同1.6ポイント上昇して7.9%となった。営業利益の前期比246百万円増益の増減分析は、売上総利益の段階では直営店純増(人生設計からの譲受6店舗を含む8店舗増加)で同221百万円増加、保険販売事業の成長(直営店舗純増を除く成約件数の増加等)で同226百万円増加、LAの通期寄与で同320百万円増加、FC部門で同145百万円増加、AS部門のフロー売上高減少で同86百万円減少、AS部門のストック売上高増加で同54百万円増加、システム事業の増収で同245百万円増加、連結調整等で同13百万円増加、次に販管費では人件費等の増加で同606百万円(うちLAで同299百万円)減少、家賃増加で同60百万円(うちLAで同36百万円)減少、広告宣伝費の増加で同86百万円減少、償却費負担増加で同35百万円減少、その他で同104百万円減少である。人件費や広告宣伝費等の増加を増収効果で吸収した形である。
なお会社別の業績は、同社(単体)の売上高が同9.8%増の6,362百万円で営業利益が同20.1%増の603百万円、インフォディオの売上高が同28.8%増の1,800百万円で営業利益が162百万円(前期は12百万円の損失)、LAの売上高が同43.7%増の1,709百万円で営業利益が同73.7%減の15百万円だった。同社(単体)は「保険クリニック」直営及びFC事業が順調に推移して増収・大幅営業増益、インフォディオはAIプロダクト・クラウドサービスが拡大して大幅増収・営業黒字転換、LAは販管費の増加で営業減益だが黒字を確保した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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1. 2025年6月期の業績概要
アイリックコーポレーション<7325>の2025年6月期の連結業績は、売上高が前期比19.0%増の9,424百万円、営業利益が同49.7%増の741百万円、経常利益が同39.7%増の752百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同23.8%増の435百万円と大幅増収増益で、過去最高業績となった。また、EBITDA(=営業利益+減価償却費)は同37.4%増の1,033百万円だった。「保険クリニック」直営及びFC事業における店舗数・来店件数・成約件数の増加、LAの通期寄与(前期中間期より連結)、システム事業の大幅増収効果による黒字転換などがけん引した。ストック・フロー別売上高はストック売上高が同26.1%増の3,416百万円、フロー売上高が同15.3%増の6,007百万円となり、ストック売上比率は同2.1ポイント上昇の36.3%となった。2024年8月26日公表の期初計画(売上高9,640百万円、営業利益700百万円、経常利益705百万円、親会社株主に帰属する当期純利益422百万円)に対しては、売上高が小幅に未達だったが、各利益は計画を上回った。また前3か年計画の最終年度(2025年6月期)の目標値に対しては、売上高はレンジ上限を超過達成、営業利益はレンジ内での着地となった。
全社ベースの売上総利益は同18.3%増加したが、売上総利益率は同0.4ポイント低下して78.2%となった。販管費は同15.6%増加したが、販管費率は同2.1ポイント低下して70.3%となった。この結果、営業利益率は同1.6ポイント上昇して7.9%となった。営業利益の前期比246百万円増益の増減分析は、売上総利益の段階では直営店純増(人生設計からの譲受6店舗を含む8店舗増加)で同221百万円増加、保険販売事業の成長(直営店舗純増を除く成約件数の増加等)で同226百万円増加、LAの通期寄与で同320百万円増加、FC部門で同145百万円増加、AS部門のフロー売上高減少で同86百万円減少、AS部門のストック売上高増加で同54百万円増加、システム事業の増収で同245百万円増加、連結調整等で同13百万円増加、次に販管費では人件費等の増加で同606百万円(うちLAで同299百万円)減少、家賃増加で同60百万円(うちLAで同36百万円)減少、広告宣伝費の増加で同86百万円減少、償却費負担増加で同35百万円減少、その他で同104百万円減少である。人件費や広告宣伝費等の増加を増収効果で吸収した形である。
なお会社別の業績は、同社(単体)の売上高が同9.8%増の6,362百万円で営業利益が同20.1%増の603百万円、インフォディオの売上高が同28.8%増の1,800百万円で営業利益が162百万円(前期は12百万円の損失)、LAの売上高が同43.7%増の1,709百万円で営業利益が同73.7%減の15百万円だった。同社(単体)は「保険クリニック」直営及びFC事業が順調に推移して増収・大幅営業増益、インフォディオはAIプロダクト・クラウドサービスが拡大して大幅増収・営業黒字転換、LAは販管費の増加で営業減益だが黒字を確保した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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