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ジーデップアドバンス Research Memo(5):2025年5月期は、過去最高売上・利益を更新
配信日時:2025/09/01 11:05
配信元:FISCO
*11:05JST ジーデップアドバンス Research Memo(5):2025年5月期は、過去最高売上・利益を更新
■ジーデップ・アドバンス<5885>の業績動向
1. 2025年5月期の業績概要
2025年5月期の業績は、売上高が前期比50.0%増の6,630百万円、営業利益が同26.7%増の839百万円、経常利益が同22.0%増の796百万円、当期純利益が同24.2%増の536百万円となり、売上高・営業利益ともに過去最高額を更新した。
売上高は、生成AIに代表される大規模AI開発向けの設備投資需要がけん引し、大幅な伸びとなった。第2四半期中に完了した大規模案件は、国策であるクラウドプログラムに関連したクラウドベンダー向けの大規模なGPUクラウド案件であり、同社の上位レイヤーでの対応力を示す実績となった。第3・第4四半期も前年同期比で増収となっており、順調である。顧客業種別では、生成AI需要の増加を反映して、自動車産業をはじめとする民間企業からの売上構成が上昇した。案件規模の大型化に伴い、計上タイミングによって四半期の売上が大きく増減する状況に変化している点は留意したい。売上総利益は前期比29.8%増と大幅増であり、大型案件の影響で売上総利益率は同3.1ポイント低下の20.2%となったが、想定どおりである。販管費は、営業を中心にエンジニア、管理部門の人員を増強(前期末比10名増)したことよる人件費増や設備投資による減価償却費の増加、大型案件に伴う保険料の増加、IR活動強化による業務委託費の増加などにより金額ベースでは増加したものの、販管費率では増収効果により同0.8ポイント低下の7.5%となった。結果として、営業利益は大幅増益となった。
自己資本比率は61.8%、無借金経営により安全性の高い財務体質
2. 財務状況と経営指標
2025年5月期末の資産合計は4,608百万円(前期末比273百万円増)となった。流動資産は4,391百万円(同171百万円増)であり、これは現金及び預金の327百万円増や商品の116百万円増が主な要因である。固定資産は217百万円(同102百万円増)であり、検証用サーバー機導入による工具、器具及び備品の増加や基幹システム構築に伴うソフトウェア仮勘定の増加が主な要因である。
負債合計は1,756百万円(同187百万円減)となった。これは流動負債の前受金や支払手形及び買掛金の減少などが要因である。固定負債は729百万円(同56百万円増)となった。これは長期前受金の増加が要因である。純資産合計は、2,851百万円(同461百万円増)となった。剰余金の配当を行ったものの、当期純利益の計上による利益剰余金の増加が主な要因である。有利子負債はゼロである。
安全性に関する経営指標については、流動比率が427.5%、自己資本比率が61.8%となっており、財務の安全性は極めて高い。ROEは20.5%、ROAは17.8%、ROSは12.7%と収益性・効率性も高い。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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1. 2025年5月期の業績概要
2025年5月期の業績は、売上高が前期比50.0%増の6,630百万円、営業利益が同26.7%増の839百万円、経常利益が同22.0%増の796百万円、当期純利益が同24.2%増の536百万円となり、売上高・営業利益ともに過去最高額を更新した。
売上高は、生成AIに代表される大規模AI開発向けの設備投資需要がけん引し、大幅な伸びとなった。第2四半期中に完了した大規模案件は、国策であるクラウドプログラムに関連したクラウドベンダー向けの大規模なGPUクラウド案件であり、同社の上位レイヤーでの対応力を示す実績となった。第3・第4四半期も前年同期比で増収となっており、順調である。顧客業種別では、生成AI需要の増加を反映して、自動車産業をはじめとする民間企業からの売上構成が上昇した。案件規模の大型化に伴い、計上タイミングによって四半期の売上が大きく増減する状況に変化している点は留意したい。売上総利益は前期比29.8%増と大幅増であり、大型案件の影響で売上総利益率は同3.1ポイント低下の20.2%となったが、想定どおりである。販管費は、営業を中心にエンジニア、管理部門の人員を増強(前期末比10名増)したことよる人件費増や設備投資による減価償却費の増加、大型案件に伴う保険料の増加、IR活動強化による業務委託費の増加などにより金額ベースでは増加したものの、販管費率では増収効果により同0.8ポイント低下の7.5%となった。結果として、営業利益は大幅増益となった。
自己資本比率は61.8%、無借金経営により安全性の高い財務体質
2. 財務状況と経営指標
2025年5月期末の資産合計は4,608百万円(前期末比273百万円増)となった。流動資産は4,391百万円(同171百万円増)であり、これは現金及び預金の327百万円増や商品の116百万円増が主な要因である。固定資産は217百万円(同102百万円増)であり、検証用サーバー機導入による工具、器具及び備品の増加や基幹システム構築に伴うソフトウェア仮勘定の増加が主な要因である。
負債合計は1,756百万円(同187百万円減)となった。これは流動負債の前受金や支払手形及び買掛金の減少などが要因である。固定負債は729百万円(同56百万円増)となった。これは長期前受金の増加が要因である。純資産合計は、2,851百万円(同461百万円増)となった。剰余金の配当を行ったものの、当期純利益の計上による利益剰余金の増加が主な要因である。有利子負債はゼロである。
安全性に関する経営指標については、流動比率が427.5%、自己資本比率が61.8%となっており、財務の安全性は極めて高い。ROEは20.5%、ROAは17.8%、ROSは12.7%と収益性・効率性も高い。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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