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【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、米株安を受けリスク回避の売り優勢 (8月26日)
配信日時:2025/08/26 18:39
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 42619.66
高値 42703.27
安値 42137.62
大引け 42394.40(前日比 -413.42 、 -0.97% )
売買高 24億8155万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆6237億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶり反落、一時600円超下落みせる場面も
2.米株市場でNYダウが安値引け、リスクオフムードに
3.トランプ大統領のFRBのクック理事解任発表も嫌気
4.為替のドル安・円高が輸出セクターを中心に逆風材料
5.売り一巡後は下げ渋るも、個別株では7割以上が下落
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比349ドル安と反落した。先週末に最高値を更新した後で、主力株を中心に利益確定の売りが優勢となった。
東京市場では、リスク回避目的の売りが広範囲に広がり、日経平均株価は大きく水準を切り下げた。ただ、売り一巡後は下げ渋る動きとなった。
26日の東京市場は、前日の米国株市場で景気敏感株や金融株などが売られNYダウが反落しほぼ安値引けとなったことを受け、朝方から利益確定売り圧力の強い地合いとなった。取引時間中にトランプ米大統領がFRBのクック理事を解任すると発表し、これを受けて、外国為替市場でドル安・円高方向に振れたことなどが輸出セクターなどに逆風となり、株価の下げを助長する場面があった。日経平均は一時600円以上下落し、4万2100円台まで水準を切り下げたが、その後は押し目買いや買い戻しが下値を支え下げ渋る展開をみせた。売買代金上位の主力株に値を下げるものが目立ち、値下がり銘柄数はプライム市場全体の73%を占めている。なお、売買代金は指数売買の影響もあって5兆6000億円台に膨らんだ。
個別では、売買代金首位となったソフトバンクグループ<9984>が軟調、サンリオ<8136>が売られ、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置関連が値を下げた。川崎重工業<7012>が安く、東京電力ホールディングス<9501>が大きく水準を切り下げた。リクルートホールディングス<6098>が下値を探り、ファーストリテイリング<9983>も下落した。電算システムホールディングス<4072>、第一工業製薬<4461>が急落。このほか、アステリア<3853>が終始荒い値動きで結局大幅安で引けている。
半面、売買代金2位となった良品計画<7453>が小幅ながらプラス圏で引けたほか、古河電気工業<5801>も買いが優勢だった。ソシオネクスト<6526>が買いを集め、楽天グループ<4755>も上値を追った。SBIホールディングス<8473>も上昇。ぴあ<4337>が大幅高、デジタルホールディングス<2389>、マーキュリアホールディングス<7347>も大きく水準を切り上げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はTDK <6762>、アドテスト <6857>、テルモ <4543>、メルカリ <4385>、東エレク <8035>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約24円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、リクルート <6098>、SBG <9984>、中外薬 <4519>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約157円。
東証33業種のうち上昇は倉庫・運輸のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)繊維製品、(2)パルプ・紙、(3)精密機器、(4)海運業、(5)ガラス・土石。一方、下落率の大きかった5業種は(1)医薬品、(2)電気・ガス、(3)サービス業、(4)陸運業、(5)その他製品。
■個別材料株
△情報戦略テク <155A> [東証G]
空売りも高水準で需給相場の素地を内包。
△エプコ <2311> [東証S]
7月連結経常利益が2.9倍を好感。
△アエリア <3758> [東証S]
データセンター関連が好調。
△児玉化 <4222> [東証S]
依然としてPBRは0.5倍台。
△ハイブリッド <4260> [東証G]
flextと新規事業開発やシステム開発で業務提携。
△楽天グループ <4755> [東証P]
野村證券では投資判断を格上げ。
△Defコン <4833> [東証G]
ビットコイン関連事業への参入発表で思惑買い誘導。
△インテグラル <5842> [東証G]
「出資企業が年内IPO目指し9月に有価証券届出書提出」との報道。
△ハピネット <7552> [東証P]
SBI証券が目標株価を9690円に増額修正。
△しまむら <8227> [東証P]
8月度既存店売上高が5ヵ月連続前年上回る。
▼一工薬 <4461> [東証P]
自己株処分と売り出しによる需給悪化を警戒。
▼日産自 <7201> [東証P]
「メルセデス・ベンツの年金基金が保有株売却」との報道。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ぴあ <4337>、(2)デジタルHD <2389>、(3)マーキュリア <7347>、(4)鶴見製 <6351>、(5)東邦鉛 <5707>、(6)ネットプロ <7383>、(7)シンクロ <3963>、(8)しまむら <8227>、(9)日鉄鉱 <1515>、(10)楽天グループ <4755>。
値下がり率上位10傑は(1)電算システム <4072>、(2)一工薬 <4461>、(3)アステリア <3853>、(4)東京計器 <7721>、(5)日産自 <7201>、(6)ユニチカ <3103>、(7)東電HD <9501>、(8)北海電 <9509>、(9)東洋エンジ <6330>、(10)GMO-GS <3788>。
【大引け】
日経平均は前日比413.42円(0.97%)安の4万2394.40円。TOPIXは前日比33.50(1.08%)安の3071.99。出来高は概算で24億8155万株。東証プライムの値上がり銘柄数は386、値下がり銘柄数は1180となった。東証グロース250指数は785.89ポイント(1.09ポイント安)。
[2025年8月26日]
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