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システムズD Research Memo(4):システム開発事業とアウトソーシング事業を展開(2)
配信日時:2025/08/13 14:04
配信元:FISCO
*14:04JST システムズD Research Memo(4):システム開発事業とアウトソーシング事業を展開(2)
■システムズ・デザイン<3766>の事業概要
3. アウトソーシング事業
アウトソーシング事業では、情報システムの運営にかかるライフサイクルコストを軽減し、顧客の経営資源を最適化するための様々なアウトソーシングサービスを提供している。具体的には、コールセンターやITサポートを中軸として、業務のアウトソーシングを行うビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)サービスを提供している。
主な事例としては、コールセンターによる商品の問い合わせ対応や販促業務、商品の在庫・出荷管理業務、特定健診・保健指導の提出用データファイルの作成、紙書類やイメージ画像のデータエントリー、図書館の文書・データ管理業務、マイナンバー関連業務、PCのキッティングやヘルプデスク、情報資産管理業務などがある。特に、子会社のアイカムは、少額短期保険関連で自社にコールセンターを持つことから運営ノウハウを有しており、コールセンターの構築やコンサルティングサービスなどを手掛けている。
アウトソーシング事業では、IT活用サービス(キッティング作業代行、IT管理、ヘルプデスクなど)のファシリティ事業からオンサイト事業への移行を進めている。ファシリティ事業は、受託業務の“持ち帰り”であるため、業務運営のためのファシリティ(施設・設備・什器など)を整えなければならず、固定経費がかかる。一方、オンサイト事業は、顧客サイドのファシリティが活用できるため、オンサイト事業へ移行すれば、固定費圧縮のメリットがある。現時点では顧客企業からもオンサイトの要望が多いようである。本社移転を機にオンサイト事業への移行を進めたが、人員配置や業務管理の難しさで新規拡大については苦戦した。今後は、こうした課題の解消に取り組みつつ、さらなる移行を推進し、収益性改善を実現していく。
4. 優位性
顧客ニーズに合わせた最適なサービスの提供と、長年培ってきた業務ノウハウによる顧客との厚い信頼関係が同社の優位性である。独立系SIerならではの強みを生かし、特定のメーカーや製品の制約を受けることなく、常に顧客にとって最適なITソリューションの提供に努めてきた。その結果、製造、物流、通信サービス、医療、官公庁、文教など幅広い分野にわたって、顧客からの厚い信頼を獲得している。また、同社では、システム開発事業、アウトソーシング事業の2つの事業を持つ強みを生かし、コンサルティングからシステムの企画、設計、開発、システム基盤構築、システム維持運用、BPOまで、ワンストップでのサービス提供や、必要な領域に限定したサービス提供も可能となっている。さらに、顧客密着型サービスとして、多くの顧客企業でオンサイトサービスを提供している。「クライアント企業と密にコミュニケーションがとれる」「レスポンスが早い、迅速に対応できる」といったメリットがあり、さらなる拡大を目指している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本 章弘)
<HN>
3. アウトソーシング事業
アウトソーシング事業では、情報システムの運営にかかるライフサイクルコストを軽減し、顧客の経営資源を最適化するための様々なアウトソーシングサービスを提供している。具体的には、コールセンターやITサポートを中軸として、業務のアウトソーシングを行うビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)サービスを提供している。
主な事例としては、コールセンターによる商品の問い合わせ対応や販促業務、商品の在庫・出荷管理業務、特定健診・保健指導の提出用データファイルの作成、紙書類やイメージ画像のデータエントリー、図書館の文書・データ管理業務、マイナンバー関連業務、PCのキッティングやヘルプデスク、情報資産管理業務などがある。特に、子会社のアイカムは、少額短期保険関連で自社にコールセンターを持つことから運営ノウハウを有しており、コールセンターの構築やコンサルティングサービスなどを手掛けている。
アウトソーシング事業では、IT活用サービス(キッティング作業代行、IT管理、ヘルプデスクなど)のファシリティ事業からオンサイト事業への移行を進めている。ファシリティ事業は、受託業務の“持ち帰り”であるため、業務運営のためのファシリティ(施設・設備・什器など)を整えなければならず、固定経費がかかる。一方、オンサイト事業は、顧客サイドのファシリティが活用できるため、オンサイト事業へ移行すれば、固定費圧縮のメリットがある。現時点では顧客企業からもオンサイトの要望が多いようである。本社移転を機にオンサイト事業への移行を進めたが、人員配置や業務管理の難しさで新規拡大については苦戦した。今後は、こうした課題の解消に取り組みつつ、さらなる移行を推進し、収益性改善を実現していく。
4. 優位性
顧客ニーズに合わせた最適なサービスの提供と、長年培ってきた業務ノウハウによる顧客との厚い信頼関係が同社の優位性である。独立系SIerならではの強みを生かし、特定のメーカーや製品の制約を受けることなく、常に顧客にとって最適なITソリューションの提供に努めてきた。その結果、製造、物流、通信サービス、医療、官公庁、文教など幅広い分野にわたって、顧客からの厚い信頼を獲得している。また、同社では、システム開発事業、アウトソーシング事業の2つの事業を持つ強みを生かし、コンサルティングからシステムの企画、設計、開発、システム基盤構築、システム維持運用、BPOまで、ワンストップでのサービス提供や、必要な領域に限定したサービス提供も可能となっている。さらに、顧客密着型サービスとして、多くの顧客企業でオンサイトサービスを提供している。「クライアント企業と密にコミュニケーションがとれる」「レスポンスが早い、迅速に対応できる」といったメリットがあり、さらなる拡大を目指している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本 章弘)
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